ふゆのひまわりとは、村上(東方手書き作者)による東方手書き劇場である。
概要
「博麗霊夢は金が欲しいシリーズ」に続く、村上による2作目の手書き劇場。
2009年9月26日~12月8日まで投稿され、全7話で完結した。
親友・レティの秘密を知ってしまったチルノとそれに巻き込まれた魔理沙の、葛藤と奮闘を描く。
またそれに並行して、何を間違ったか筋トレに目覚めた霊夢と、それに巻き込まれる面々の顛末も描かれる。
さらに各回の冒頭には、サディスティックな早苗とそれに怯える諏訪子が繰り広げる「大好き!守矢神社」なるミニコーナーもある。
定評のある画力と演出力はもちろん、ギャグをふんだんに取り入れつつも絶妙なバランスで作品の雰囲気を整え、シリアスで重厚な物語を完成させる作風は健在。
BGMの選び方もセンスが感じられるものとなっており、完成度は高い。
なお、前作最後で博麗神社の焼け跡の水溜りから復活したガチムチルノは登場していない。
代わりにあるキャラクターがガチムチにされてしまった。
あらすじ
晩冬。
何故かせっせと筋トレに励む霊夢に引きつつも、いつも通り博麗神社でくつろいでいた魔理沙は、会話の中でふと、冬の妖怪=レティ・ホワイトロックは春~秋の間にはどう過ごしているのかという疑問を持ち、調べることを思い立つ。
早速魔理沙は神社を発ち、レティと仲のよいチルノを訪ねた。
チルノはいつも通り残雪で遊んでいたが、レティについて聞いたところ、彼女は冬が過ぎると毎年どこかへ必ず姿を消しており、さらにその行方は友達である自分すらも知らないと答える。
しかし今年は、たった今自分に別れを告げて森へ消えていったばかりであるという。
手がかりを掴んだ魔理沙は早速言われたとおりの方向へ飛んで行くが、チルノもレティの行方と、毎年の別れ際の彼女の様子が気にかかっていたため、魔理沙へついていくことにした。
2人がレティを見つけたとき、彼女は森の中の小さな家へ入っていくところだった。
窓からこっそり覗いてみれば、そこにはベッドがあり、レティは寝巻きに着替えてまさに寝ようとしていた。
やはり冗談で話していた通りの"春夏秋眠"だったのだ。
あっけない答えにがっかりする魔理沙だったが、ふと、彼女が着ている寝巻きに思い当たる所があることに気づく。
そして、チルノがレティの異変に気づいたとき、2人は彼女の重大な秘密を目撃してしまう……。
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関連項目
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