ぼうそうぞくとは、ポケットモンスターシリーズに登場するトレーナーである。
概要
第一世代から第五世代まで登場したトレーナー。カントー地方とイッシュ地方で登場する。サイクリングロード付近に出没し、バイクに乗った北斗の拳のザコキャラみたいな見た目をしている。やたら数が多く、16ばんどうろからサイクリングロードに入ったら、いきなり大量にぼうそうぞくがいて驚いた人もいるかもしれない。
使用ポケモンは排気ガス的な意味なのかドガースやベトベターなどどくタイプをよく見かける。第二世代からはイメージ通りのあくタイプ、スモッグを放てるためかほのおタイプも使っている。ただし、なぜかそれらに当てはまらないかわいらしいポケモンを使う者も。ポケモンスタジアムシリーズではどくどくを使った戦いをするのが恒例となっている。
ファイアレッド・リーフグリーンでは追加されたナナシマのイベントとして、ぼうそうぞく達が3のしまを占拠してたむろしていたり、「短い人生どうせ生きるならロケット団みたいな悪の方がいい」などと言う者がいるように実際にワルであるような者も多いが、ハートゴールド・ソウルシルバーのカントー地方のぼうそうぞくは普通に電話登録できたり、ゴミはちゃんと片付けて帰っていたり、一般人にはつっかからず強そうなトレーナーと勝負してるだけだったり、(なかなか信じがたいが)そこまでワルでもない者もいる。
第五世代まで出ていたが、現実でのバイクや暴走行為の人気の低下か第六世代以降は出ていない。ピカブイではぼうそうぞくはバッドガイに入れ替えられた。
なお、バグ技の多い第1世代のゲームボーイ版だと、トレーナーがバグった場合に、このぼうそうぞくが何故かポケモンセンターの受付嬢になってしまう事があり、ぼうそうぞくに回復してもらうというみかじめ料でも取られそうな少々怖い思いをしたトレーナーも……少数いるかもしれない。
アニメのぼうそうぞく
アニメ「ポケットモンスター」では1997年12月2日に放送された無印カントー編第36話「あらしのサイクリングロード」に登場するゲストキャラとして登場。
同話で登場したぼうそうぞくは主にマサとミサの2名で、サイクリングロードが自転車専用の道路の設定に伴いバイクの代わりに自転車に乗り換えた「チャリンコ暴走族」と名乗って登場していた。
ちなみにマサとミサの手持ちポケモンはゲームでのイメージとは異なるゴローニャとパルシェンなのだが、これは原作のドガースorマタドガスだとコジロウと被ってしまう事や、ベトベターorベトベトンは30話「コイルはでんきネズミのゆめをみるか!?」で既にピックアップされていた事から、同じく「見た目が悪そうなポケモン」として選出されたと思われる。というか、マサは手持ちから「元々やまおとこだったんなね?」と突っ込んではいけない。あと、本エピソードにおけるゴローニャの活躍はというと…ゴローニャ(´;ω;`)カワイソス
なお、本エピソードで主要ゲストとして登場したチャリンコ暴走族のミサの性別は女性。とどのつまり彼女は赤緑時代にしては珍しかった悪属性の女性一般トレーナーに相当する。現在のゲーム本編シリーズではバッドガールやこわいおねえさんといった「悪い女性一般トレーナー」も登場しているのだが、彼女らの登場より10年以上前にアニポケで登場していたミサは、ある意味時代を先取った存在と言えるのかも知れない……。
余談だが、同回はロケット団のムサシとコジロウの出会いも語られている所謂「過去回」にも相当する。このため、ロケット団ファンは必見とも言うべきエピソードと言えよう。
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関連項目
- 暴走族
- ポケットモンスターの登場人物一覧
- ムサシ
- コジロウ
- スキンヘッズ
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