ぼくらのよあけ単語

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ぼくらのよあけとは、今井哲也による漫画およびそれを原作とするアニメ映画である。

概要

2011年に『月刊アフタヌーン』上で連載されたSF ジュブナイル。

全10話からなり、単行本は全2巻。

評価は高く、2012年には日本で最も歴史と権威のあるSF賞「星雲賞」の候補にもノミネートされた。

東京都杉並区をロケ地ににしており、キャッチコピーの「”なみ"じゃない冒険(ミッション)が今、始まる」も、杉並区のキャッチコピー「なみじゃない杉並」からもじっている。

2022年 10月21日には本作を原作とした長編アニメーションが全国公開された。なお、原作の年代設定が2038年だったのに対し、劇場版は2049年に変更されている。

あらすじ

2038年夏――

小学4年生の沢渡悠真は、口うるさいオートボットのナナコにうんざりしながら、地球に接近しているSHⅢ・アールヴィル彗星に心をときめかせていた。

そんなある日、何かが乗り移ったかのようなナナコに導かれるまま団地の屋上へと向かった悠真は、そこで28年間休眠状態にあったという、地球外から来た無人探査機と出会う。

彼の「私が宇宙に帰るのを手伝ってもらえないだろうか?」というお願いと、今いる団地が実は宇宙船だという事実を聞いた悠真は、同じ団地に住む仲間とともに前代未聞の極秘ミッションに挑む。

しかし、その時の悠真はまだ気づいていないが、それは友達とのお別れでもあった。

登場キャラクター

沢渡悠真 CV：杉咲花
 主人公。ロボット好きの小学4年生の男子。普段は馬鹿だが、宇宙の話になると頭が良くなる。

ナナコ CV：悠木碧
沢渡家の女性型の家庭用オートボット。健気だが悠真からは毛嫌いされている。

田所銀之助 CV：岡本信彦
 悠真と同じ団地に住む、小学6年生の男子。頭が良く思慮深い。

岸真悟 CV：藤原夏海
 悠真と同じ団地に住む、小学4年生の男子。眼鏡をかけている。いつも邪魔してくる姉のことをうっとおしく思っているが……

岸わこ CV：戸松遥
 悠真と同じ団地に住む、小学6年生の女子。真悟の姉で、よく彼とつるむ悠真らにちょっかいをだしている。いじめっ子気質で、同じクラスの河合花香を友人たちと共にイジメていたが、ある日、ちょっとしたミスにより、今度は自分がイジメられるようになってしまう。

河合花香 CV：水瀬いのり
 小学6年生の女子。少し前に悠真らが通う小学校に転校してきた。些細なことからクラスの「敵」に認定されており、陰湿なイジメに遭っている。

沢渡はるか CV：花澤香菜
 悠真の母。

沢渡遼 CV：細谷佳正
 悠真の父。

河合義達 CV：津田健次郎
 花香の父。

SHIII
2009年に打ち上げられた、宇宙観測のための人工衛星。今現在流通している全てのロボットの元となった人工知能を搭載している。

2月の黎明号 CV：朴璐美
偶然悠真が目覚めさせた、ナナコの体を使って悠真たちに語りかけくる、虹の根という地球から遠く離れた惑星からやって来た無人惑星探査機およびその人工知能。

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