「まだあわてるような時間じゃない」とは、漫画『SLAM DUNK』の仙道彰のセリフである。
概要
コミックス第19巻156ページ、アニメ第76話「勝利の予感」Bパートでの一言。
インターハイ予選、陵南高校と湘北高校の試合。陵南のセンター魚住がファウル4つでベンチに下げられると、すぐさま三井の3ポイントで湘北に逆転される。宮城と赤木が速攻からのアリウープを決めるなど湘北ペースの展開となり残り時間も少ない。焦る陵南の選手に対し、エース仙道彰がプレイに集中させるために発したセリフ。
チームの要とも言える彼の一言で、陵南の選手はみな落ち着きを取り戻した。また、追い詰められても冷静な判断力を失わないプレイヤーであることを読者に強く印象付けた。
インターネット上では、この名場面を元に多くのコラージュ画像・パロディイラストが制作されている。セリフそのものも『SLAM DUNK』屈指の名言として人気がある。時間的な余裕があることを伝え、周囲を落ち着かせるために使われるが、手遅れな状況下で現実から目を背けるために使われることもある。(例:白紙のままの夏休みの宿題を前にして)
なお、セリフの全文は「1本だ、落ち着いて1本いこう。まだあわてるような時間じゃない」。また、インターネット上では「まだ慌てるような時間じゃない」という表記ゆれも見られる。
この陵南-湘北戦は、「でかいだけ? 結構じゃないか。体力や技術は身につけさすことはできる…だが…お前をでかくすることはできない。たとえオレがどんな名コーチでもな」(田岡)や「なぜオレはあんなムダな時間を……」(三井)など、数々の名ゼリフが登場した試合でもあった。
アスキーアート
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