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まだ産めるとは、作品が生み出す虚構と現実との乖離により生まれたスラングである。
概要
ニコニコの視聴時に、母親役、もしくは中年女性のキャラクターが登場するシーンになると
まだ産める
のコメントが多数書き込まれる現象が多発している。
この現象は、主に2つの理由によって発生している。
理由を紹介する前に、予備知識として日本における出産適齢期と高齢出産について記す。
日本産婦人科医会の指針では、20代から30代前半が出産適齢期に当たり、35歳以上の初産を高齢出産と定義している。2000年以降、女性の社会進出や晩婚化を背景に、初産の年齢は年々上昇傾向にあり、40歳を過ぎて初産を迎えるケースも増えている。
この指針を参考にした場合、まだ産めるに該当する年齢は30代後半から40代前半と推測されるが、実際の認識としては現実的な妊娠の可能性ではなく性的魅力にウェイトを置いていると考えられる。
なお、世界最高齢の出産例として、インドの74歳女性が双子を出産した例がある。
母体・子供共に身体的リスクが極めて高いのは言うまでもない。
出産適齢期であるかのように若々しく描かれるケース
近年のアニメ作品で描かれる母親の傾向として、母親役にしては大きく離れた若々しい容姿に見えたり、趣味やファッション、言動が異様に若々しかったりする。
特に「まんがタイムきらら」系列作品でその傾向が強く、娘役のキャラクターの姉、もしくは妹のようにすら見える母親も登場する。
注意しなければならないのは、このケースではあくまで見えるであり、作品上では母親役に適切な年齢に設定されているキャラクターが大半である。ゆえに、多くのキャラクターでは高齢出産期に当たり、本当に産めるかどうかは母子共に身体的・遺伝的リスクを伴うので厳しい。
よってというか年齢に関わらず、極めて失礼である。
作品の設定上により出産適齢期であるかのように感じるケース
主にファンタジーや異世界を扱う作品で散見されるケースである。現実を超えたご都合主義設定が出来るため、キャラクターが若々しく描かれる。
- 異種族
代表的なのはエルフ族である。エルフ族は長命種で身体的成長が極めて遅く、実年齢が100歳や200歳を超えていても人族には出産適齢期のように若々しく魅力的に感じる、という設定が多用されている。ホビット(ドワーフ)も身体が人間より小さいという設定を活かし、ロリ幼女的に扱われる事が多い。魔族も何故かJCJKドストライクなルックスで止まったり、変身して出産適齢期の人族のように振舞う事もある
呪縛や魔法によって身体の成長を止められた、逆に幼女にされた、という設定も多く使われている。当然その姿は適齢期より若い段階で止められている。
注意しなければならないのは、このケースではその種族にとっては出産適齢期に当たる可能性があり、まだ産めると呼ぶのは逆の意味で失礼に当たる可能性がある。
関連項目
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