みかがみのたてとは、ドラゴンクエストシリーズに登場する道具の一つである。漢字表記は水鏡の盾。
概要
初代から登場しDQ2を除けばシリーズ皆勤の盾(リメイク版を含む)。作品ごとの性能差はあれど、終盤に登場する防御性能の高い盾であることは共通している。
鋼鉄より頑丈な特殊な金属でつくられた盾で、表面が鏡のように磨き上げられており、敵の攻撃を流水のごとく受け流すことができることから水鏡の盾と名付けられた。
初代、DQ3・DQ5・DQ6までは円形で円環状に書かれた文字の中心に女性の絵が描かれているデザインだったが、対応機器がプレイステーションに移行したⅦ以降は女性の絵はなくなりシンプルなデザインになった。(Ⅷでは聖女の盾と呼ばれる盾が登場したがⅥ以前のデザインにやや似ている。)
作品ごとの特徴
- 初代
終盤に訪れることになるメルキドで売っている。購入には鍵が必要であるが、14800Gと作中内で買えるアイテムの中でもべらぼうに高い。防御性能は数値上ではてつのたての二倍(+10→+20)で本作では最強の盾だが、実はそんなに差がない。
ただ本作ではHP管理がややシビアな為、買っておいて損はない。 - DQ3
ファミコン版ではサマンオサ城下町で購入できる。値段は8800Gと初代と比べ価格が安くなり、防御性能もてつのたての+12から2.5倍の+30になった。主人公(勇者)の他、戦士、賢者、僧侶のしょくぎょうについている者が装備できる。性能的には賢者や僧侶が装備できる物の中では最強の盾であるので買えたら買おう。
スーパーファミコン版以降のリメイク作品での性能はあまり良くない。オリジナル版の性能据え置きで耐性がないのに対し、より安価で守備力があまり変わらず耐性もあるドラゴンシールドや魔法の盾が早期に入手可能である上、さらに入手時期がラダトーム到達時とかなり遅くなった。 - DQ4
ファミコン版では登場しない。リメイク版のうち、スマートフォン版に登場。アリーナ以外装備可能である。
次作に当たるⅤ以降の高性能なものとなっておりメラ系・ギラ系・イオ系の炎系の呪文によるダメージを2/3にする。守備力は+35で売れない。期間限定の配信で手に入る。 - DQ5
この作品以降、炎系の呪文や特技に対する耐性が付くようになり高性能になった。
(メラ系ギラ系炎ブレスを15ポイントカットする。守備力+30.)
一部であるが女性も装備できるようになる。ただし値段も高騰し33000Gになった。
実質、主人公のラスボス用の最終装備である。 - DQ6
欲望の町で買える。値段と守備力は前作と同じだが耐性が10向上した。装備可能者が非常に多い終盤の鉄板装備。人間ではチャモロ以外全員装備できるので、できれば人数分入手したい。
リメイク版では一品だけ湖の穴にある宝箱から手に入る。 - DQ7
マール・デ・ドラゴーンの船内で購入可。相変わらず高性能。ガボ以外の者が装備できマリベルにとっては最強の盾。 - DQ8
非売品。錬金で入手可能(素材はアモールの水+魔法の聖水+ミラーシールド)な他、暗黒魔城都市でもひとつ拾える。守備力+48、耐性はメラ系・ギラ系・イオ系・炎のダメージを20ポイントカットできる。相変わらず終盤での有力装備の一つだが男性しか装備できなくなった。 - DQ9
クリア後の、セントシュタイン城にて30500Gで売られている。錬金釜を使用すれば早期に入手可能。
守備力は+38、炎属性の攻撃を10%、雷属性の攻撃を18%軽減できるほか、MP吸収に25%の耐性が付く。
一部の重要クエストではこれを装備する必要がある。 - DQ10
攻撃呪文のダメージを軽減し、MP吸収をある程度防げる。武闘家、バトルマスター、魔物使い以外が装備可能。
やはり高性能。 - DQ11
こちらではみかがみの盾と表記される。主人公、セーニャ、シルビア、グレイグが装備可能。
MPダメージ軽減の効果を持つ。 -
トルネコの大冒険(初代/2)
錆びによる防御力低下がない。がナンバリングタイトルの性能と違い今一つ。2に関してはかわのたての下位互換である。 - 少年ヤンガスと不思議のダンジョン
錆びないのは相変わらずだが、炎系のダメージを4分の1能力が付与され高性能になった。
本編クリア後のダンジョンで手に入る。不思議なダンジョンシリーズおなじみのダースドラゴンがいる階層では
これを装備しているか否かでダンジョン踏破率がかなり変わる。
関連商品
関連項目
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