みやこステークスとは、JRA(日本中央競馬会)が開催する、11月上旬ごろに行われる京都競馬場のダート1800mの重賞競走である。格付けはGⅢ。
前身であるオープン特別「トパーズステークス」についても記述する。
概要
2010年に重賞として創設。前年まで行われていたオープン特別のトパーズステークスを格上げし、名称変更して第1回が行われた。オープン特別の時にすでにレーティングがGⅢの基準を満たしていたため第1回からGⅢ格付されている。
関東地区の武蔵野ステークスに対して、関西地区におけるチャンピオンズカップ(GⅠ)に向けてのステップレースとなっている。
同時期にJBCクラシックが開催されるが、第2回の勝ち馬エスポワールシチーや、第12回で3着のオメガパフュームのように、そちらを回避したトップクラスの実績馬・有力馬が出走してくることもたまにある。
「みやこステークス」となってからの歴代の勝ち馬では、トランセンド、ローマンレジェンド、アポロケンタッキー、メイショウハリオが後にGⅠ(GⅠ級)を勝利しており、エスポワールシチーは前身のトパーズステークス時代に勝利してからGⅠを勝ち、その後にみやこステークスを勝った後にもGⅠ級を勝っている。
また複勝圏内にはニホンピロアワーズ、ホッコータルマエ、カゼノコ、オメガパフュームがいる。
2018年は京都競馬場でJBC競走が行わたことにより、時期が重なるため休止となった。
2020-22年は京都競馬場の改修工事に伴い、阪神競馬場で開催される。
歴代優勝馬
回数 | 開催日 | 優勝馬 | 性齢 | 勝利騎手 | 勝ち時計 | 動画 |
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第14回 | 2024年11月3日 | サンライズジパング | 牡3 | 鮫島克駿 | 1:49.7 | sm44284205 |
第13回 | 2023年11月5日 | セラフィックコール | 牡3 | M.デムーロ | 1:50.9 | sm42987560 |
第12回 | 2022年11月6日 | サンライズホープ | 牡5 | 幸英明 | 1:51.6 | |
第11回 | 2021年11月7日 | メイショウハリオ | 牡4 | 浜中俊 | 1:50.8 | |
第10回 | 2020年11月8日 | クリンチャー | 牡6 | 川田将雅 | 1:49.9 | |
第9回 | 2019年11月3日 | ヴェンジェンス | 牡6 | 幸英明 | 1:49.1 | |
第8回 | 2017年11月5日 | テイエムジンソク | 牡5 | 古川吉洋 | 1:50.1 | sm32220667 |
第7回 | 2016年11月6日 | アポロケンタッキー | 牡4 | 松若風馬 | 1:50.1 | |
第6回 | 2015年3月8日 | ロワジャルダン | 牡4 | 浜中俊 | 1:47.8 | |
第5回 | 2014年11月9日 | インカンテーション | 牡4 | 大野拓弥 | 1:50.2 | |
第4回 | 2013年11月3日 | ブライトライン | 牡4 | 福永祐一 | 1:49.2 | sm22199503 |
第3回 | 2012年11月4日 | ローマンレジェンド | 牡4 | 岩田康誠 | 1:49.6 | sm19278281 |
第2回 | 2011年11月6日 | エスポワールシチー | 牡6 | 佐藤哲三 | 1:48.4 | sm16103277 |
第1回 | 2010年11月7日 | トランセンド | 牡4 | 藤田伸二 | 1:49.8 | sm12679583 |
トパーズステークス
「トパーズステークス」というレースは2種類あり、ひとつは1965年に開始し、1968年から1985年まで東京競馬場の芝の条件戦として開催されていたもの。もうひとつは1983年から京都競馬場のオープン特別として開催されたものである。
みやこステークスの前身となったのは後者なので、ここでは後者について記述する。
1983年に京都競馬場・芝1400mのオープン特別として創設。翌年から芝2000m戦となり、1997年からダート路線整備のためにダート1800m戦となって2009年まで開催された。
芝時代の勝ち馬ではニホンピロウイナー、ダイユウサク、ラッキーゲランがGⅠ級を勝利しており、ダート戦となってからの勝ち馬ではワールドクリーク、タイムパラドックス、カフェオリンポス、エスポワールシチーがGⅠ級を勝利している。
複勝圏内ではパッシングショット、エルウェーウィン、ウイングアローがいる。
関連項目
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