ワールドウィッチーズ
15周年みんデキ
2023年11月11日開催決定!
みんデキとは、メディアミックス作品「ワールドウィッチーズ」シリーズのイベントの名称である。
概要
「ストライクウィッチーズ」を始めとする「ワールドウィッチーズシリーズ」の大規模イベントの通称が「みんデキ」である。当記事では、「みんデキ」に加えて「ワールドウィッチーズ ミュージックフェスタ」(ミューフェス)を含む同シリーズの大規模イベントについて扱う。
メインキャラクターの各声優が出演するアニメ作品イベント。トーク、ライブ、バラエティ企画などが行われ、大型の新展開を告知する場にもなる。あわせてイベント関係の作品グッズなども展開される。
名称
「みんデキ」は略称であり、「みん」は「みんな」、「デキ」は「デキる」もしくは「デキた」から取られている。正式なイベント名は毎回異なるが、基本的にはアニメ『ストライクウィッチーズ』当時の名フレーズ「わたしにできること」をもじる形で、「みんデキ」(もしくは「みんでき」)と略すことができるような名称がつけられている。
「みんデキ」の略称は公式でもしばしば使用される公認のもので、近年では「みんデキ」がそのままイベント名に使用されることもある(2019年3月「みんデキ2019 Fly up to the Future!」などの例)。
みんデキ/ミューフェスの一覧
イベント名に冠される作品名は直近のアニメ作品のものがつけられることも多く、「ストライクウィッチーズ劇場版」や「ブレイブウィッチーズ」などの作品名がついていたが、シリーズ10周年となる2018年頃からはシリーズの総称である「ワールドウィッチーズ」が冠せられている。
同一のイベント名を連続使用した例が数回あるが、いずれも「2」などではなく「bis」をつけて区別する。「bis」は「二度」などを意味するラテン語で、ウィッチーズ関連ではペリーヌ・クロステルマンの『ストライクウィッチーズ2』以降の乗機「VG.39bis」でおなじみ。
みんデキの流れ
当然ながら最初の「みんでき」以降、常に同じ展開でみんデキが実施されているわけではないが、近年の内容・状況はおおむね以下のような流れになっている。
開演まで
開演前の会場内には秘め歌(キャラクターソング)や印象的な劇伴曲がメドレーで流され、開演時間が近づきフェードアウトすると前説となる。
前説(諸注意)は登場キャラクターが担当する。その時々のみんデキ出演声優がキャラクターによる掛け合いのかたちで諸注意を述べることが多いが、声優が欠席しているキャラクターが行うこともある(2018年7月「10周年みんデキ」昼公演でのミーナ/田中理恵の例。夜公演でのラル/佐藤利奈とあわせ隊長コンビとなった)。昼夜二回公演の際は別々のキャラクターが担当することもあり、当然掛け合いも異なるものとなる。
内容
基本的に石田燿子によるウィッチーズシリーズOP曲の歌唱と出演者全員の登壇による挨拶がオープニングパート。欠席したメインキャラクター担当声優からの伝言(後述)が流されるのも大体このパートである。
その後はメインパートだが、内容の方向性は回ごとに一定しておらず、バラエティ中心のこともあればライブ中心で行われることもある(2019年以降はミューフェスがライブ枠となっている)。昼夜二回公演の場合、こうした大枠は昼夜で同じだが、内容(企画や曲)は昼夜で異なることも多い。
バラエティ中心の場合では複数の企画が実施され、過去の例としては作品内容のクイズ、今日のエンジン音、Barかよ(お悩み相談)、ソフトグライダー投げなど。翼端灯(後述)を使用する観客参加型の企画や生ボイスドラマのこともあり、特に大型の告知はボイスドラマ連動のことが多い。ライブ中心/ミューフェスの場合は秘め歌(キャラクターソング)のライブで、みんデキではユニット曲が多かったが、ミューフェスではソロ曲も多く歌われるようになっている。欠席者のために本来の歌唱者が揃わない場合、石田燿子や他の声優がヘルプに入ることもあり、意外な組み合わせが見られることも。
イベント中に挟まる告知パートはイベントグッズ、ノベルやコミック新刊、秘め歌CDなどの新作情報といったものが中心で、GOBOSEI.Inc(後述)の宣伝映像などもここで流される。
エンディングはオープニングと同様で、石田燿子を含む出演者全員でのウィッチーズシリーズED曲の歌唱と各出演者の挨拶が基本。アンコールのようなかたちで複数のED曲が続けて歌われることも多い。
特徴・風物詩など
出演者と欠席者
『ストライクウィッチーズ』『ブレイブウィッチーズ』ともにメインキャラクターが多いことから、担当声優も人数が多い。同一のみんデキにおける出演者数最多は現時点では21名(同一公演)が3例。
一例目は2018年7月「10周年みんデキ」における、石田燿子に加えストライクから7名、ブレイブから10名全員、ルミナス(新発表のため中盤以降出演)から3名。二例目は2019年8月「WWMF」で、石田燿子、ストライク9名、ルミナス8名、内田彩(服部静夏役)に加えて昼の部にノーブルから2名、夜の部にブレイブから2名のゲストを迎えて同一公演での出演者21名、昼夜あわせた総数では圧巻の23名を数えた。三例目は2020年8月「ミューフェス2020」(オンラインライブ)で、石田燿子、ストライク9名(内田彩含む)、ブレイブ2名、ルミナス8名(出演発表後の体調不良による欠席者除く)、植田佳奈(ハイデマリー・W・シュナウファー役)。
石田燿子はストライク、ブレイブ通して皆勤を果たしているが、それぞれのメインキャラクター担当声優全員がみんデキに集合することは非常に珍しく、ストライクに至っては2020年時点でみんデキでは一度も全員揃ったことがない(ブレイブは「10周年みんデキ」で揃っている)。ただし、出演経験自体は全メインキャラクター分ある(2009年9月「みんデキbis」終盤のみ参加した沢城みゆき含む。初期に坂本美緒役を務めた千葉紗子は未出演だが、引き継いだ世戸さおりは出演している)。
ストライク、ブレイブ(末柄里恵含む)、ルミナス以外のメインキャラクター担当声優の出演では、花澤香菜(諏訪天姫役。2009年6月「みんでき」)、浅野真澄(竹井醇子役。2009年9月「みんできbis」)、内田彩(服部静夏役・『SW RtB』以前。2013年1月「みんデキ」、10月「みんデキbis」、2016年2月「みんなの想いでデキること!」、2019年8月「WWMF」)、佐藤有世(山川美千子役。2015年6月「大感謝祭みんデキ」、2016年2月「みんなの想いでデキること!」、2023年2月「ミューフェス2023」)、中村繪里子(黒田那佳役。2019年8月「WWMF」)、野水伊織(ロザリー・ド・エムリコート・ド・グリュンネ役。2019年8月「WWMF」)、植田佳奈(ハイデマリー・W・シュナウファー役、2020年11月「ミューフェス2020」)の例がある。
欠席者の欠席理由はミリタリーアニメらしくもっぱら「別任務のため」と称されており、イベント内で当人からの伝言や映像が流されることもある。その内容は割と真面目な挨拶からいつものりえしょんまで様々。ちなみにブレイブ勢はアイドル活動での欠席率が高い。
石田大尉
ウィッチーズシリーズを通して主題歌を歌唱する石田燿子のこと。
もとは2013年10月の「みんデキbis」にて、ライブパートがボイスドラマと連動する形だったことから、ドラマ中に石田燿子のライブパートを指して「石田隊」と呼んだもの。この時点でスタッフから「もうウィッチーズの一員」と言われていた。その後2015年3月の「みんなの笑顔があるからデキること!」ではボイスドラマに「扶桑皇国海軍軍楽隊の石田大尉」が登場し、石田燿子本人が声を当てた。
こうしたことからファン公式問わず石田燿子を指して「石田大尉」と呼ぶようになり、2018年にはデビュー25周年&ワールドウィッチーズ10周年アルバム『ソラノウタ』リリースにあたって原作・島田フミカネ描き下ろしの新ウィッチ「石田大尉」の立ち絵が裏表紙に使われるなど、「石田大尉」の存在は本当にワールドウィッチーズの一員となっていった。2022年のアニメ『ルミナスウィッチーズ』ではついに作中に石田大尉(CV.石田燿子)が登場している。
翼端灯
「誘導灯」とも。「みんデキ」におけるペンライト、サイリウム類の呼称。過去にはイベントグッズとして「翼端灯」を称するペンライトが販売されるなど、公式での使用に由来する呼び名である。「翼端灯」だけに、イベント中に振られるペンライトは赤と青の使用が基本となっている。
公式でもイベント前に「赤と青のペンライトの持ち込み」が推奨されることがあり、そうした場合には「翼端灯」を活用し、クイズやアンケートなどファン参加型の企画も行われる。もっとも特徴的なのは生ボイスドラマでの使用で、シナリオ内で「視界不良のため誘導が必要」といったような展開になり、観客が支援部隊としてウィッチの指示に応じ赤青のペンライトを用いてウィッチ(土方圭助兵曹の車だったこともあるが)を誘導する、という形になることが多い。
壇上から行われる指示は「会場の左半分が赤、右半分が青」「前が赤、後が青」「前後に振って」といったもので、参加する精鋭たちの指揮統制値団結力が試されることとなる。色の違う光は特殊部隊かネウロイ。誘導の結果、新作戦の情報がもたらされる(=新展開が告知される)こともあるので地味に気が抜けない。
GOBOSEI.INC(五芒星会社)
みんデキ名物となりつつある大橋歩夕プロデュースによるアパレル系グッズのブランド。大橋歩夕がラジオ「501st.JFW.OA.」内のあるコーナーで口から出まかせであることないこと述べ立てた結果生まれた「五芒星会社」なる謎の会社名が採用されてしまったもので、大橋歩夕CEOのほか「社員」として中村繪里子、高森奈津美、佐藤有世といったメンツを抱えている。社歌もある。
2016年2月の「みんなの想いでデキること!」以来、社章入りのアパレルグッズ(バンド、ショルダーバッグ、ペンライトケースなど)や社畜Tシャツをイベント物販として販売している。イベント内の告知パートでは大橋CEOらによる宣伝映像が流れることもあり、みんデキ随一のゆるいコーナー。ありせロボのふしぎなおどりでMPをすいとられたりいきなりいらん子中隊リブートが発表されたりもするけど
スタッフの人たち
みんデキにも当然裏方を担う作品スタッフがいるわけだが、なかでも一部の宣伝スタッフはイベント内で登壇して司会を務めたり「ワールドウィッチーズチャンネル」の生放送に出演するなど顔出しの機会も多く、ファンにもお馴染みの存在になっている。みんデキではイベントTシャツなどのアパレルグッズを着用して物販ブースまわりを視察していることも多い。
ミリタリーアニメらしく階級を付けて名乗っており、ゴツい中年おじさんが西山伍長、美人OLが兄部兵長。前者は作品初期から長く宣伝担当を務めた古参のスタッフで、記念すべき最初の「みんでき」で司会を務めたほか、GOBOSEI.Incの宣伝映像でグッズのPVに出たりしている。すでに担当を離れているが、その後もみんデキでは毎回のように会場外で顔を見かける。後者は『ブレイブウィッチーズ』でウィッチーズシリーズの宣伝を担当した、うっかり属性持ちのクルピンスキー好き。
タオル投げ
みんデキでは、しばしばグッズとしてキャラクターイラストなどを用いたタオルが販売される。イベントのエンディングに出演者がそれぞれ自身のサインを入れたタオルを持ち込み、ラスト曲を歌う際に客席に向けて投げこむことが多い。
幸運にもタオルを掴み取った観客が周囲に羨ましがられるのはもちろんのことだが、投げる出演者側も、うっかり舞台袖に引っ掛けたり明後日に投げてしまったりして客席を沸かせる。一方で高森奈津美はタオルを球状に固めて思いっきりぶん投げることに定評がある。タオルとは思えぬ飛び方をする。
イベント記念章
「みんデキ」への参加を記念するものとして販売されるグッズ。ぶっちゃけ見た目だけなら勲章の略綬(リボンのアレ)。というか防衛記念章。章そのものだけでなく章を取り付けるレールも発売されるガチなやつである。
2019年3月の「みんデキ2019」から販売され、以後もイベントごとに販売されている。
章 | 着用者 | 開催日 |
---|---|---|
青地に白い三つ星、縁は青と薄青の斜め縞 | 「みんデキ2019 Fly up to the Future」の参加者 | 2019年3月30日 |
青黒白赤の斜めストライプに金の一つ星 | 「WWミュージックフェスタ2019」の参加者 | 2019年8月4日 |
赤地に白い三つ星、縁は黒と黄色の重線 | 「みんデキ2020 ROAD to VICTORY SKY」の参加者 | 2020年3月28日(中止) |
白地に金色の星、水色の斜線と赤黒の縁 | 「WWミュージックフェスタ2020」の参加者 | 2020年11月28日 |
黒字に白星、菱形の黒赤線の縁 | 「WWミュージックフェスタ2021」の参加者 | 2021年10月10日 |
映像化
基本的に毎回機材席から録画は行われているようで、事前に「公演の収録が行われる可能性」が明示されていることも多い。しかし、みんデキの様子が実際にソフト化されているのは2009年9月の「みんながいるからできること!bis」のみで、他はソフト化されていない。
ニコニコチャンネル「扶桑皇国チャンネル(→ワールドウィッチーズチャンネル)」の開設後は、イベント直後の生放送において生コメンタリーのかたちで振り返りが行われるようになり、公演の抜粋や舞台裏の様子、出演者へのインタビューなどを見ることができるようになった。
2020年のCOVID-19流行開始以降は、ワールドウィッチーズチャンネルでの生放送(ニコ生)を通したオンライン配信も行われるようになっている。
関連商品
関連項目
脚注
- *出演予定はなかったが、イベント終盤に駆けつけ出演。
- *出演予定だったが体調不良のため欠席。
- *出演予定だったが体調不良のため欠席。
- *出演予定だったがインフルエンザのため欠席。
- *出演予定だったがインフルエンザのため欠席。
- *「音楽隊ウィッチーズ」発表に合わせたサプライズ登場。
- *「音楽隊ウィッチーズ」発表に合わせたサプライズ登場。
- *「音楽隊ウィッチーズ」発表に合わせたサプライズ登場。
- *昼の部ゲスト出演。
- *昼の部ゲスト出演。
- *夜の部ゲスト出演。
- *夜の部ゲスト出演。
- *出演予定だったが体調不良のため欠席。
- *出演予定だったが引退のため欠席。
- *出演予定だったが病気休業のため欠席。
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