概要
むかわ町は、胆振振興局の中で最も東にある、2006年3月27日に鵡川町と穂別町が合併してできた町である。海側が旧鵡川町、山側が旧穂別町にあたる。町の中央を流れる鵡川が名前の由来。
人口は約8000人、海に面した町で、たんぽぽ・ししゃも・首長竜等が有名。さらに最近は恐竜で有名になった。北海道名物のカントリーサインには、山・川・海に加え、たんぽぽ・ししゃも・首長竜が描かれている。
たんぽぽは町のシンボルのような扱いになっており、春になると「たんぽぽ公園」にはたんぽぽが咲き乱れている。他にもたんぽぽのついた施設は多く、「お食事処 たんぽぽ」、「たんぽぽホール」「たんぽぽ保育所」がある。ちなみに特産物直売所はなぜか入れ替えられた「ぽぽんた市場」である。
近年になって有名になったものは恐竜で2013年に本格的な発掘調査が始まり、これにより全身の化石が発掘された恐竜に2016年に「むかわ竜」の通称が付けられ、2019年には新種と判明し、学名として「カムイサウルス」という名前がつけられた。これについては「カムイサウルス」の記事を参照。
なお恐竜のカムイサウルス(むかわ竜)で有名になったのは最近の事であり以前は首長竜(恐竜ではない)の「ホベツアラキリュウ(ホッピー)」が有名だった。このホベツアラキリュウは1975年に当時の穂別町で発見された、国内で福島県のフタバスズキリュウ(フタバサウルス)に次いで二番目となるまとまった首長竜化石である。旧穂別町のカントリーサインにも使われていた地域のシンボル的な存在でむかわ町のカントリーサインにも引き継がれている。
むかわ町公認キャラクターは「むかろん」。頭部が穂別メロンであり、クビナガリュウが噛みついている。痛くないのかな…。たんぽぽ柄の服を着て、レタスの肩掛けかばんにししゃもをしまっている。
「むかわ町シスト」という街歩き宝探しゲームが行われていたが、2018年9月6日に発生した北海道胆振東部地震の影響で多くの建物が半壊・全壊し、運営母体のあった穂別地球体験館が営業休止、翌年3月31日には閉鎖が決定されたため、ゲームも現在は行われていない。その代わり、ゲームのキャラクターであった「シスト男爵」が非公式ゆるキャラとして活動を続けている。アンモナイトをモチーフにした独特な外見であり、子供を泣かせることが特技。
交通
- JR北海道 日高本線 浜田浦駅・鵡川駅・汐見駅
- 日高自動車道【E63】 鵡川インターチェンジ
- 道東自動車道【E38】 むかわ穂別インターチェンジ
- 国道235号・国道276号
- 北海道道10号・59号・74号・131号・610号・983号・1046号
なお、JR石勝線が道東自動車道に沿って町の北端を通っているが、特急列車・貨物列車のみが走行する区間にあたり、オサワ信号場と東オサワ信号場のみがある(駅は無い)。
関連動画
関連リンク
関連項目
- 0
- 0pt
- ページ番号: 5555206
- リビジョン番号: 2728698
- 編集内容についての説明/コメント: