めざせ!戦球王とは、セイブ開発が開発、販売した落ち物パズルである。前身は1996年、アーケードでリリースされた「戦球」であり、コンシューマー用としてこのタイトルとなった。
プレイステーションで販売され、後に廉価版も登場している。
概要
簡単に言えば、ヘクシオンとぷよぷよと対戦!ぱずるだまを足して3で割ったようなゲームである。ルールは戦球と呼ばれる5色の色球を操り、連鎖を組んで相手にお邪魔球を送り、勝ち進んでいくゲーム。
ストーリーモードの戦球大会モードとエンドレスモードの腕前判定モード、対戦モードがある。ストーリーモードは順番に相手キャラを破り、ラスボスの「武蔵」と隠しボスの宇宙人キャラ3人を倒していくモードである。
色球は3つずつトライアングル状になって落ちていき、ヘクサ状に重なっていく。よって、下の支えがない場合は下に転がっていく。色球は4個で消えていき、それに従い球が重なると連鎖が起きる。消した球や連鎖で、相手にお邪魔のカプセル球を送ることができるが、既に色球が入ったものと何も入っていない空球がある。空球が降ってきた場合は、真下にある球に触れるとその色球を包み込んでしまうが、空球同士は重ならない。また、色球を空球に落とした場合は空球に包み込まれてしまう。色球を消した場合は接したカプセル球が割れ、色球となり、それによって4色以上となると連鎖が起こる。この空球をうまく使うことで大連鎖やリカバリーが可能になる。色球は赤、黄、青、緑、ピンクとボス戦から水色が追加される。
また、ゲーム上連鎖が起こりやすいため、相殺がシステム上組まれており、お邪魔球の量も画面の枠にゲージが表示されるので、わかりやすくなっている。また、リカバリーも起こしやすい。一方で連鎖の快感を簡単に実感できる反面、ぷよぷよのように狙って大連鎖を作るのが難しいゲームでもあり、若干の運要素がある。また、キャラの性能差が顕著であるため、ボスの隠しキャラ4人は、アーケード版では対戦で選ぶことができない(コンシューマ版は一定条件を満たすことで解禁される)。また、CPUのアルゴリズムがかなり凶悪であり、ボスの強さが異常。「むずかしすぎ」だと初戦から苦戦することも普通に起こりうる。
登場キャラクター
デフォルトで選択可能な人間キャラは3人、動物キャラは5人、またボスキャラは4人いる。また、気のせいか、麻雀に因んだ言葉が多い(ドラ、チー、カン、中、一発、咲など)。
対戦!ぱずるだまのように連鎖によってキャラが喋り、また連鎖アニメーションもある。また、戦況によって苦戦、ピンチ、打撃アニメーション、またボイスもダメ押し、リカバリーが用意されている。また、2Pによって色違いキャラが登場する(咲の場合、髪が緑色)。
- 花菱一発…主人公の少年で花火師。いちおう作品の主役。色球はブルー。
- 花宮咲 …花屋の娘で、作品のヒロイン。声やアニメーションがかわいい。色球はピンク。
- 御手洗香(かおる) …厚底眼鏡のお坊ちゃん。もっとも空気なキャラ。色球は黄色。
- どんべえ …酒好きの狸。色球は緑。実は42歳のおっさん。緑のたぬき。
- いえちー …作品のアイドルの雪の精。謎の生物イエティに因んだ名前。
- 中 …名前はちゅう。頭のいいタコの番長。嫌いなものはせんべいというのが生々しい。
- カンクロウ …烏天狗。28歳の若者で歌舞伎好き(カンクロウだけに)。
- ドラポン …うつろ顔のドラゴン。嫌いなものは勇者。
- 武蔵 …表向きの大会ボスキャラ。浪人風のおっさん。
- 鉄人Z …鉄人28号+マジンガーZ。防衛戦の先鋒。なお、この3人からBGMが変わり、レベル「かんたん」では登場しない。粘り強い。
- メタル姫 …顔がパプワくんみたいなヘビメタ狂のお姫様。格好はうる星やつらのラム。防衛戦の中ボスで、連鎖組みと攻撃がめちゃくちゃ速い。
- ブラック大魔王 …ダースベーダー風の宇宙人。ラスボス。えげつない連鎖を組んでくる上に、空球ばっかり送ってくる。
関連動画
関連項目
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