もうじゅうつかいとは、
ここでは3について説明する。
概要
カントー地方をメインの舞台とした赤緑シリーズのみ登場する一般トレーナー。
片手に鞭を持ちもう片手に飴を持っている「飴と鞭」ということわざを体現した特徴を持つ、名前の通り凶暴そうなポケモンの使い手。初出以降から現在まで男性のみが登場している。
彼は登場する世代毎にビジュアルが異なっている。正直グラフィック面に関しては安定していない。
とはいえ、各世代のグラフィックはまさに動物が好きそうなデザインをしている。実際、サファリゾーンがあるセキクチシティのジムにも彼が1体配置されているのだが。
- 第一世代(赤緑青ピカ)…初出作品となる第一世代作品では、まるでジャングル探検を得意とする冒険家の様なジャケットを着た姿をしている。これにペロペロキャンディーが持ち物として加わった姿は実にシュール。
- 第三世代(FRLG)…赤緑の初リメイクとなるファイアレッド/リーフグリーンにも勿論登場。同作での彼は初代から一転しツナギ姿の男性に。そのビジュアルに加えて、手持ちポケモンのラインナップがラインナップという事から、まるで動物園の飼育員を思い出させる。
- 第七世代(ピカブイ)…赤緑の二度目のリメイクのLet's GO ピカチュウ/イーブイでは、再びグラフィックが変更され、サーカス団の団長の様な赤色の燕尾服姿の男性になっている。サーカスや曲芸系のトレーナーといったらピエロやジャグラー、ひふきやろうが既に存在しているのだが、ジャグラーを除いて残念ながら共演できず。勿論「サーカスブラザーズ」という様な名前のタッグチームも存在していない。
ゲーム内での実力
凶暴そうな見た目のポケモンの使い手らしく、主にアーボックやサンドパンを手持ちに入れている。
かいじゅうマニアよろしくサイホーンやベロリンガを手持ちに入れている者も存在。
平均すると最終進化ポケモンが手持ちに多い傾向にある。
手持ちポケモンの多くが最終進化で構成されている関係上、ゲーム内ではチャンピオンロードやトキワジムといった終盤に差し掛かった際に出会う事になる。
しかし、初代シリーズはフィールド上でなみのりが使える様になり終盤に移行すると、ストーリーの密度が急に薄くなってしまう事から、それに伴い登場ダンジョンの数も減少。加えて、ゲームボーイで発売された初代はクリア後のお楽しみ要素についても少なく、図鑑コンプリートや対戦以外は一般トレーナーが配置されていないハナダの洞窟の探索という事も相まって、結果的に彼自身は強敵トレーナーという割には数が非常に少なくなってしまった。
更に、その後の世代ではリストラされてしまい、ベテラントレーナーなどが彼に相当するポジションとして多く終盤エリアに配置される様になった。結果的に初代系列でしか登場しない一般トレーナーに位置付けられてしまったのは皮肉としか言いようがないだろう。
アニポケのもうじゅうつかい
アニメ「ポケットモンスター」では1997年6月に放送された無印カントー編第8話「ポケモンリーグへのみち」のゲストキャラ「アキラ」として登場した。
彼はハナダシティとクチバシティの間で、自身の名前を冠した「アキラジム」を経営している99連勝中のトレーナーという設定。ジム自体もサーカスのテントの様な見た目ではあるのだが、アキラジムは自営業のジムなのでジムバッジは無く非公認という事になっている。
ちなみに、アキラジムの位置は公式で公開されていた地図によると、原作ゲームでは育て屋があった場所なので、育て屋をアニメ流にアレンジしたエピソードに位置していると思われていた。しかし、後に翌1998年の8月6日に放送された無印カントー編第56話「そだてやのひみつ!」からは本物の育て屋もアニメに登場している。
余談だが、前述の通り、ゲーム作品では後にもうじゅうつかいのデザインがサーカス風に変更。これに対してアニポケのアキラジムはサーカステントの様な見た目になっている事から、後のもうじゅつかいのデザインはある意味ではアニメを彷彿とさせる物と言えなくもない。
関連動画
関連項目
- ポケットモンスターの登場人物一覧
- かいじゅうマニア
- ジプシージャグラー…同じく第1世代から登場している曲芸関連のトレーナー
- エリートトレーナー…同様に初代を初出とするトレーナーだが、こちらも鞭を持っていることからよく混同される。
- 不遇
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