やけたとうとは、ゲーム『ポケットモンスター』シリーズに登場するダンジョンである。
概要
『金・銀・クリスタル』『ハートゴールド・ソウルシルバー』に登場する塔。エンジュシティの北西に建っている。
その名の通り「謎の大火事」により全焼し、現在は崩れかかった一階部分だけしか残っていない。
本来の名称は「カネのとう」で、かつては「スズのとう」と対を成す塔であったらしい。
百年以上前の落雷によって火災が発生し塔が焼失、3匹の名もないポケモンが絶命するが、火災後ホウオウの手により蘇り、後にそれぞれ「ライコウ」「エンテイ」「スイクン」になったという伝承が残っている。
元ネタは京都の観光名所であり足利義満の創建した名刹・金閣寺(鹿苑寺舎利殿)もしくはかつて存在した西寺(西本願寺とは別)と言われている。金閣寺は1950年に放火で全焼しており(西寺も13世紀に全焼している)、その事件は三島由紀夫はじめその経緯をめぐってさまざまな文学作品のネタになった。『金・銀』において本来のカネのとうが焼け落ちた「やけたとう」として登場しているのもそこからとられているものと思われる。
ダンジョンとしての「やけたとう」
やけたとうの看板によると「危険なので近寄るな」とのことだが、主人公はそんなものには目もくれず中に入っていく。
『クリスタル』『HGSS』では、ミナキとマツバが伝説のポケモンの調査のために訪れている。また全作品共通でライバルのシルバーもおり、彼とはバトルになる。
ダンジョンとしては一階と地下一階のみ。『金・銀』ではそこらへんの床に空いている穴から落ちることで、『クリスタル』ではイベント中突然足下に空いた穴に落ちることで、『HGSS』ではハシゴで下りることで地下に行くことができる。
地下には前述したライコウ、エンテイ、スイクンがおり、主人公が近付くと猛スピードで塔の外へ走り去る。
ダンジョン内にはブーバーやドガースなどの野生ポケモンが出現し、また、トレーナーの「ひふきやろう」が勝負をしかけてくる。おまわりさんこいつがほうかはんです。
ちなみに、『金・銀』では「ひふきやろうのマサノリ」に勝つと「もえつきた…… まっしろに なっちまったよ……」という台詞を発してグラフィックがモノクロになる特殊な演出付きであったりする。(マイナーチェンジ版の『クリスタル』には登場しない。リメイクのHGSSには登場したが、台詞も変わり、この演出はなくなってしまった)
関連動画
関連項目
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