やっぱりなとは、美学である。
概要
ビリー・ヘリントンと木吉カズヤ。彼らは新日暮里を代表するパンツレスラーである。
第31回オビ-1グランプリから数年経ったある日、ビリーはGAY♂BAR「オナハウス」にいた。
店長は語りかける。「醤油どう?」
ビリーは答える。「見本は?」
このやり取りはもはや定番となっている。ほかの客の目線をはばからず、このやり取りを今日も続けていた。
いつものようにグラスを口に運び、醤油を飲む。その時ビリーはある男のことを思い出していた。
ビ「木吉カズヤ、か・・・」
オビ-1グランプリの後、いきなり姿を消したカズヤ。
その時に言い残したことは一言だけであった。
カ「もっと強くなりたい・・・!」
それ以降姿を消し、消息を絶った。数年経った今では生きているかどうかもわからない。カズヤは今頃どこで何をしているのだろうか。そう考えていたのである。
また、オナハウスの店長もカズヤと面識があった。ビリーは店長に聞いた。
ビ「最近(カズヤ)どうなん?」
だが店長は沈黙する。なぜなら、店長もまたカズヤのことを考えていたからである。
ビ「どういうことなの・・・」
店長に無視されたと思ったビリーは動揺してしまう。百戦錬磨のビリーでさえ悩ませてしまう美男子カズヤの魅力、恐ろしいぞ。
わずかなビールと醤油を飲み干したビリーは店長に別れを告げ、バイクでゲイパレスを目指す。
ゲイパレス・・・、そこは性戦が行われた地。伝説では神々の争いである「痔ハード」が行われたとの伝説もある。
それと同時に第31回オビ-1グランプリが行われた土地。すなわち、ビリーの思い出の土地でもある。
懐かしさを抱き、扉を開く。
ゲイパレスの中には一人の男が立っていた。柄パンツ1枚で。はい、オムツですね。
ビリーはマジビビるわぁ!
ビ「カズヤ君柄パン?!」
カ「世界に救いはなかった。だが俺は考えたんだ。世界に救いがないのなら、俺が救いになればいい」
ビ「やっぱりな・・・」
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