やねうら王(やねうらおう)とは、BM98の作者としても知られる磯崎元洋(やねうらお)が開発したコンピュータ将棋プログラムである。2018年現在、オープンソース化されている。
軽さ・速さを重視し、世界最速の指し手生成ルーチンを搭載、超軽量の評価関数を使用している。他にも、やね裏定跡(対コンピュータ将棋用の嵌め定跡)、やね裏学習メソッド(1局指すごとに定跡を自動学習する機能)、「Deep Learning」から意味のあるところを抽出した「Cheap Learning」など様々なアイデアが盛り込まれている。
概要
初めは第20回世界コンピュータ将棋選手権への参加目的で開発されていたが、中断。将棋電王トーナメントの開催決定を受けて開発が再開された。
第1回将棋電王トーナメントに出場する以前は一部でのみ知られる存在だったが、今大会の開発者インタビューで披露されたユーモア溢れる語り口や、「3倍がんばるファーファ戦法」(動画参照)などで一躍有名になった。4位に入賞し、第3回電王戦に出場。第2局で佐藤紳哉六段と対局して、勝利。
第2回将棋電王トーナメントでは3位に入賞し、電王戦FINALの参戦が決定。第3局で函館・五稜郭にて稲葉陽七段と対局。中盤から優勢に立ち、終盤まで圧倒的優勢を維持し、勝利した。
第3回将棋電王トーナメントには超やねうら王として出場。予選では11位と振るわなかったが、決勝トーナメントは順調に勝ち上がり、4位入賞。
関連動画
関連生放送
関連項目
関連リンク
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