やらせとは、事実関係に反しておきながらそれを隠蔽し、作り込み等を行っていない事実そのままであると見せたり称することを言う。
概要
元々テレビ業界で使われていた用語だったが、1985年に起きたテレビ朝日「アフタヌーンショー」リンチ事件において、テレビ番組の制作において「やらせ」があることが広く知られることになった。
報道番組・ドキュメンタリー番組など、取材対象が事実である事が前提となっている分野でもBGMやテロップの挿入などの演出が行われるのが通常である。しかし、このジャンルにおける事実を歪曲するほどの過剰な演出、つまりやらせは、報道の対象が存在しないにもかかわらずこれを作り出す「捏造」とも本質において変わりがなく、倫理的に非常に大きな問題となる。
また捏造でなくても、報道番組・ドキュメンタリー番組で同じ場面を使い回したり、有識者のコメントを制作意図に合致した部分のみ切り取り合致しない部分はカットして放送する、実態にそぐわないがイメージ的には欲しいシーンを出演者に要請する、内容に対して明らかに誇大なタイトルをつける――などの作為的な歪曲も多々行われているが、こちらは問題として取り上げられることは余程大きくない限り無い。
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- 6
- 0pt