ゆうやけこやけ(TRPG) とはテーブルトークロールプレイングゲームの一つ。
同名の童謡に「夕焼小焼」があるが、そちらは見てのとおり漢字表記。
→ゆうやけこやけ ※曖昧さ回避
現在、復刊され
『ふしぎもののけRPG ゆうやけこやけ』として販売されている。
2019年10月5日には さぷりめんと が販売されている。
概要
ゆうやけこやけ(TRPG)は、以下のような作品である。
サンセットゲームズが2006年に発売したテーブルトークRPG(TRPG)。ゲームデザインは神谷涼。「ほのぼのあったかろーるぷれいんぐげーむ」というジャンルを名乗っており、戦闘などの殺伐としたシーンが一切発生しない、絵本のようなやさしい世界観をテーマにしたゲームとなっている。略称は「ゆうこや」。
(Wikipediaより引用)
表紙や基本ルールブックのイラストレーターは いけ。
本作の設定と通じる作風の『ねこむすめ道草日記』を月刊COMICリュウにて連載。
電子書籍としてニコニコ静画でも有料配信されている。
2015年3月で販売元のサンセットゲームズの出版権がなくなるために販売停止に。
これに伴い、ルールブックとサプリメントは増冊されないことが
サンセットゲームズのサイト上で示されている。
なお、『東方ゆうやけこやけ』などの同人サプリメントを製作した
つぎはぎ本舗は既に解散。パッチワークスも廃業に。
現在、Incoglab(インコグ・ラボ)が版権を引き継いでいる。
2015年9月7日に、Incoglab より
『JGCの新作発表会において「ゆうやけこやけ リファイン(仮題)」の告知を行った』
というツイートが流れた。
2016年12月16日に続報が呟かれ
2018年9月7日から販売開始。
2019年10月5日 ゆうやけこやけ さぷりめんと そのいち よいやみこみち
販売開始(2019年10月8日と明記されてるサイトもあり)
2021年12月27日 ゆうやけこやけ さぷりめんと そのに ふるさとこみち 販売開始
ゲームシステム概要
ゲームの舞台は、本作のジャンルに沿って「ほのぼの」したストーリーであれば国や時代は問われない(ルールブックにはサンプル設定として『一名町』という川沿いの田舎町が紹介されている)。
このゲームでは一般的なTRPGにおける
ゲームマスター(GM)と呼ばず【語り手(かたりて)】と呼ばれる。
・プレイヤーが創るキャラクター(PC)を”変化(へんげ)”と呼ばれる。
・語り手側が登場させるキャラクター(NPC)で”土地神様”、それ以外の不思議な存在たち
そして、”変化”、”土地神様”、それ以外の不思議な存在たち、をまとめて”もののけ”と呼ぶ。
ゲームは全てロールプレイングによって進行する。
(基本、行動判定などはサイコロ等を使わずに語り手とのやり取りで行われる。)
基本「みんなで『物語』を紡いでいこう」 というコンセプトである。
(語り手もPCもこの『物語』を見てる側も、癒される。)
追加ルールブック(サプリメント)により、正体や”もののけ”などを追加できる。
『よいやみこみち』・・・13 種類(付喪神、道怪、河童、幽霊、古い変化、など)
『ふるさとこみち』・・・オリジナル”もののけ”の作成が可能となる
また、二次創作で東方projectのキャラクターを使用可能な
『東方ゆうやけこやけ』というサプリメントも存在している。
ゲームとしての特徴
- プレイヤーキャラクター(PC) は、基本的に”へんげ”と呼ばれる不思議な能力を持った”動物”である。
(PCたちは、人に変身して、困っている人たちや”動物”たちを助けることになる。)
|
※ここで言われる”動物”は、必ずしも
【私たちが普段見かけている”現実世界の動物たち”と同じとは限らないので注意】 - プレイヤーは、狐や狸など七種の正体から一つを選んでキャラクターを作成する。
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※初めて”ゆうこや”で遊ぶプレイヤーは
ネコ、イヌ、ウサギ、タヌキ、キツネ、トリ、ネズミ の7種がお勧めされている。
※サプリメントには経験者向けのへんげとして”古いへんげ”が追加されている。
※”土地神様”は【語り手】のみが物語で登場させられる”もののけ”となっている。 - 選んだ正体には基本的な弱点がある。そして、それぞれの弱点に応じた特技が使える。
しかし、プレイヤーが任意で記載されている弱点を追加する事で、更に特技を追加する事が可能。
なお、選んだ正体が持っている一般的な動物の印象とは違った弱点を選択してもいい。
❘
例: 正体が【狐】だけど【油揚げが嫌い】
正体が【猫】だけど【水浴びが好き】、等々
❘ - 変化の能力値は「へんげ」「けもの」「おとな」「こども」の4つ。
- 4つの能力値に対して、合計で8点になる様に割り振ます。
割り振れる値の最低は1、最大は4。目安として、能力値が2で一人前
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◇能力値の内容
へんげ:不思議な力の強さ、町に住んでいる他の変化や神様についての知識、
仲間同士の格の高さ
けもの:体の強さ全般、動物としての強さ全般(筋力、体力、運動、五感などなど)
おとな:感情を隠したり、相手に気配りが出来たり、機械を扱ったりする巧みさ
(例外的におとなの能力値だけは0に出来ますが、物語の中で出来る事が減ってしまうので
語り手さんと相談して決めましょう)
こども:感情を表に出したり、甘えたり、守ってもらったり、楽しく遊んだりする子供らしさ
| - 基本、戦闘が発生しない。あと、ダイスを使った判定を採用していない。
厳密に言うと、【問題の解決手段として暴力的な行為は推奨されていない】。
但し、競い合う事自体は否定されていない。
(場合によっては、サイコロやトランプを使ったりするケースもあるが、
そこは、語り手さんの卓での方針による所が大きい。) - 物語での”へんげ”同士の【つながり】は
(【(舞台になる)街】を除いて)
基本、出会った”へんげ”と初対面となる場面直後の幕間で
キャラシートに書き込む事が多い。 - つながり表にない ”へんげ”同士での【つながり】を プレイヤーが名付ける場合、
ポジティブな【つながり】の名称を推奨している。
(ゆうこやの世界観を崩しかねないケースが多い為と考えられている) - ルールブック内で、”へんげ(キャラクター)"との会話のやりとりと言う形で
どんな”へんげ(キャラクター)”なのか、を紹介している。 - 物語の流れとしては
【初めの場面】→※1 幕間→※2 次の【場面】→(※1と※2の繰り返し)→幕間→【最後の場面】
という物語の構成形式。
(『起』『承』『転』『結』の4つの場面で構成すると
物語が創り易くなるというコンセプト)
- 『ふしぎもののけRPG ゆうやけこやけ』というルールブック名から、察しの通り
物語内の時間が夕焼け時なら変化コストが”0”で、人の姿に”へんげ”が可能になる。 - 物語を語られている場面であれば、その場で場面を見ている見学者や観客たちから
語り手に対してでも、へんげ(プレイヤーでもNPCでも関係なく)に対してでも、
【”夢”を投げ渡す】事が可能。 - へんげの正体が人にバレた場合、相手の人がびっくりして最悪、気絶する事になる。
※人の目の前で”動物”状態のまま、喋り出したりした場合、等々 - 『ふしぎもののけRPG ゆうやけこやけ』で追加されているルール(一部)
・新たな”へんげ”「鼠」
・「ゆうこや占い」
・みんなの想い等をあわせて行う「すごいふしぎ」(【最後の場面】で使う事が可能。)
etc... - 『ゆうやけこやけ さぷりめんと そのいち よいやみこみち』で追加されたもの
・付喪神、道怪、河童、幽霊、古い変化、などの13種類の”へんげ”の情報
・新しい”へんげ”を創る時の手引き
・(語り手向け)遊ぶ時の手助けになる読み物
・(語り手向け)物語(シナリオ)情報の追加 - 『ゆうやけこやけ さぷりめんと そのに ふるさとこみち』で追加されたもの
・新たなステージ【ゆうこや昔話】
・もののけ創作用【汎用弱点】【汎用特技】
・昔話指南(シナリオ創作の補助)
関連動画
関連ニコニコ生配信
※有料配信放送(チャンネル)
関連商品
いけ(イラストレーター)
関連チャンネル・コミュニティ
関連項目
- テーブルトークロールプレイングゲーム(TRPG)
- ゆうやけこやけ
- ウィッチクエストRPG(外部サイト)
- サンセットゲームズ(外部サイト)
- こかげ書店(外部サイト)
- まいな書店(外部サイト)
- つぎはぎ本舗 - 団体は解散済み
- Incoglab(インコグ・ラボ)
- いけ(マンガ) - ねこむすめ道草日記 の著作者
- ねこむすめ道草日記(BOOK☆WALKER)
- 佐々木亮(イラストレーター、外部サイト)
- 清水三毛
- ケモノ系
- プレイヤーキャラクター
- つ夢 - 夢を投げるコメント
- 東方Project
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