ゆっくりアティとは、kappa氏(旧theta、iota氏)が投稿したサモンナイトシリーズのゆっくり実況プレイ動画に付けられているタグ。かつては別のサモンナイト3ゆっくり実況にも付けられていたが、削除等の影響により今現在はkappa氏の投稿するシリーズにのみ使われている。
概要
サモンナイト3を女性キャラのみでブレイブクリアする【おにゃのこ縛り】動画。
厳しい戦いの様子もさることながら、世界観をまるで無視した吹き替えの内容も注目される。
濃いキャラ付けが皆に行われたが、その中でも飛びぬけて強烈な性格・設定となっていた人物がいた。
それが饅頭フェイスの主人公「ゆっくりアティ」先生である。
おにゃのこ縛り後のシリーズはこのゆっくりアティが解説役となり、質問役兼ツッコミ担当のソノラと共に動画を進行していくというスタイルを取る。キャラクター名がタグとして機能しているのは恐らくこの為。
投稿シリーズ
サモンナイト3 おにゃのこ縛り
これは男尊女卑の風潮を覆し、おにゃのこのみががんばるジェンダーフリーな動画です。
――【ゆっくり実況】 サモンナイト3 【おにゃのこ縛り】 part1より
女性キャラクターのみを操作して全戦闘をブレイブクリア(*1)する事が目標。
強制出撃の男性キャラは(一部例外を除き)レベル・装備・待機型等を一切いじらず放置する事になる。時にはブレイブ達成の為に彼らを守る必要性もあり、完全に邪魔な存在となっている。
更にアイテム・ユニット召喚・無限界廊・抜剣は初期状態でない限り利用しないようにしている。
会話パートはボイス設定がオフにされており、使用する女性キャラのみゆっくりボイスで吹き替えている。本来の内容そっちのけで行われるカオスなやり取りが特徴。
原作の世界観が好きな人にはオススメしにくいものの、そのとんでもなさ具合は一見の価値ありである。
大体先生に酷い目に遭わされて終わるので女の子だらけとはいえ百合百合な展開を期待してはいけない。
サモンナイト4 あまのじゃくプレイ
「知力」と「体力」、その両方を兼ね備えた人材が目ぼしくなってしまった事を政府は危惧しだした。
――【ゆっくり実況】サモンナイト4【あまのじゃくプレイ】 part1より
戦士タイプはAT依存攻撃不可、召喚師タイプはMAT依存攻撃不可でブレイブクリアが目標。
尚、ユニット召喚とスポット参戦者にはこの縛りを用いていない。
会話パートはやはりボイスオフ。話の内容にアティが大体あっていない説明を入れ、ソノラとアリーゼが二人掛かりで正していくという方法を取っていた。
しかし一戦30分以上掛かる中盤以降は動画時間の折り合いで会話パートはカットされる事が多くなった。
また、ブレイブの発生しない最終話戦は投稿者がうっかりセーブを上書きしてしまい動画化されていない。
最終回は無限界廊最奥のボス達との戦いで締めくくられている。
戦闘中は解説こそあるものの長丁場の都合で全く関係の無い話をする事が多い。時々おにゃのこ縛りで活躍したキャラがゲスト出演した。
サモンナイト3 急いでノーダメブレイブ
――【ゆっくり実況】サモンナイト3【急いでノーダメブレイブ】 part1より
9ターン(敵ターン含む(*2))以内にノーダメージでブレイブクリアを目標とした動画。
ちなみにデータは2周目であり、全召喚石・パーティ能力・ユニット召喚獣の技とレベル・手紙を引き継いだ状態でスタートしている。同条件であれば誰でも再現出来るようクリティカル等の運に頼り切らない戦術を取る。
大体でんちマンで麻痺らせてヴァルハラを当てればいい。
会話シーン全カット、戦闘のみの収録で上記2作品と比べネタの量は控えめ。 しかし真面目な解説に所々ネタを仕込んだ会話はテンポが良く、サクサクプレイなのも相まって繰り返し見やすい動画となっている。
PSPサモンナイト3 急いでノーダメブレイブ
――【ゆっくり実況】PSPサモンナイト3【急いでノーダメブレイブ】 part1より
リメイク版を7ターン(敵ターン含む)以内でノーダメージ全ブレイブ条件取得(*3)クリアを目指す。
細かいルールは上記のPS2版と同じ。 こちらで使用されたデータも周回済みで、アイテムや能力に加え追加要素のスキルを多数引き継いだ状態でスタートしている。全員行動力+1にダッシュやチャージ完備で突き進んでいく様は壮観。 PS2版の戦闘とは最早別ゲーなので、違いを見比べつつ楽しむ事をお勧めする。
戦闘シーンのみ+7ターンで終わる都合上たいへん忙しない動画となっている。具体的に言うとアティ先生とソノラがいつもより1.2倍早口。しかしそんな中でも解説にしっかりネタを混ぜ込む姿勢は流石である。
サモンナイト3 RTA調査
PS2版のサモンナイト3を初回プレイでいかに早く攻略できるのか調査する動画。しかし中の人がメッセージスキップの存在を知らなかった為再検証する事になった。
登場人物
主に活躍が多く、話題に上ったキャラクターをまとめる。【】内はアティが付けたあだ名。
メインキャラクター
- アティ
- 機属性の召喚が得意な20代の美少女(自称)。相手をあだ名で呼ぶ癖がある。
かつては軍人だったが上司のセクハラというより娘の自慢話にキレてプロレス技をかけたら懲戒解雇されてしまい、気ままなニート生活を送っていた所なんやかんやあって家庭教師になった。
怠け者で謙虚さに欠け自分勝手かつ何事も暴力で解決しようとする反面教師として素晴らしい人物。
原作アティの御人好しで優等生な面影は微塵も無いのが特徴。
そんな彼女の唯一といえる美点は戦術を練るのが上手い事。その実力を買われておにゃのこ縛り以降は動画の解説役を務めている。 - ソノラ【ボクっ娘】
- 海賊カイル一家の砲撃手で銃使い。一人称はアタシだが先生から見た目であだ名を付けられた。
貴重なツッコミ要員であり、おにゃのこ縛り以降も先生に振り回されつつ相手役をこなしている。
4のあまのじゃくプレイではアリーゼと共にミニゲームの景品集めを無理矢理やらされていたらしい。
味方ユニットで唯一の遠距離小範囲の必殺技持ちだったが、PSP版では・・・ - アリーゼ【小娘】
- アティが担当する生徒で霊属性使いの召喚師。先生がまともに授業をしない為悩んでいる。
ソノラと同じくツッコミ役だが、アティのフリーダムっぷりにどこか慣れてしまっている節がある。
はぐれロリコン召喚獣だったキユピー(マヨネーズではない)と契約し、護衛獣として連れている。
尚ノーダメブレイブ以降の動画ではベルフラウが採用されたため存在を抹消された。良い奴だったよ。
おにゃのこ縛り
- アルディラ【メガネ】
- 機界集落の護人。アティと同じ機属性召喚師で、どこか気が合うらしい。美少年が好き。
クールな常識人と思いきやダメなOLっぽい性格。アティに次いで改変の激しいキャラかもしれない。 - クノン【看護婦】
- アルディラの手伝いをする槍使いの看護人形。ご主人の性格上なにかと苦労している。
リメイク版ではサモンアシスト要員。彼女を仲間にする戦闘は基本1ターンキルのネタバトルである。 - ファルゼン(ファリエル)【鎧】
- 霊界集落の護人で前衛戦士タイプ。鎧の中身は実は・・・というイベントは尺の都合でカットされた。
ムードメーカーと見せかけ中身は残念キャラ。ノーダメ縛りでは自慢の防御性能も活かせず。無念。 - ミスミ【オニ姫】
- 鬼妖界集落に住む鬼人族の姫で、物理も召喚もこなせる槍使い。念願の常識人だが加入が遅い。
息子のスバルがアティに師事する事になり心配されるもアリーゼの尽力でまともに育ったらしい。 - マルルゥ【妖精】
- 獣界集落に住む花の妖精。獣属性の召喚師で原作同様の明るい性格。弓も使える。
ノーダメブレイブで要となるクロックラビィを召喚できるが、加入が遅いのがネック。 - アズリア【我が友】
- アティと同期の帝国軍人で前衛戦士。基本的に話を聞いて貰えない弄られキャラ。
軍学校時代はアティに数々の酷い目に遭わされたらしい。そして本編の帝国軍戦でも・・・
先制の待機型+仮面の石像による戦術『アズポンブレイク』を生み出し自殺の名所と化した。
あまのじゃくプレイ
- タマヒポ・インジェクス
- タマヒポは獣属性、インジェクスは機属性の召喚獣。
毒を付与する技を持つ全国毒殺マニア期待の星であり序盤の戦術の要。 - フェア【若女将】
- サモンナイト4の女主人公。召喚師タイプだが物理メインの戦士として戦う破目に。
竜の子との必殺技が強力な他、クラスチェンジ後は銃使いとして活躍する。 - ミルリーフ【トカゲ】
- 竜の子供で召喚師タイプ(戦士運用)。竜形態の防御・移動性能や人形態での攻撃力は中々の物。
- セイロン 【鹿さん】
- 竜の子を守る使命を持つ御使いの龍人。今回は鬼属性召喚師として運用された。
中途半端な性能になりやすい本縛りにおいて、どのクラスでもエキスパートになれる最強キャラ。
彼が呼んだ隠密持ちのユニット召喚:イヌマルも最後まで活躍し続けた。犬でも忍者は強い。 - リシェル【お譲ちゃん】
- 主人公の幼馴染で、クラスチェンジ後は同じく銃使いになった。麻酔銃で異常撒きをする事も。
- ルシアン【ヘタレくん】
- リシェルの弟。召喚の才能が無い設定なのに霊属性の召喚師を担当することになった。
- アロエリ【ドンタコス】
- セイロンと同じく御使いの鳥人。弓使いだが今回は獣召喚師に。
(ちなみに彼女の召喚クラスは風刃ボイス無し・短剣攻撃でフリーズと突貫工事疑惑がある。)
急いでノーダメージブレイブ(PSP版も併記)
- でんちマン
- 機界召喚獣。威力こそ低いものの射程7/↑9/↓9に麻痺付与という壊れ技を持つ。
ノーダメージ攻略では欠かせない存在であり敬意を込めて「でんちマン先生」と呼ばれている。
リメイクでは召喚範囲減少の下方修正を食らい、麻痺の仕様も変わって出番が減ってしまったが・・・ - ヴァルハラ
- 最強威力の技を持つ機界召喚獣。終盤は何度も暴走召喚で石を砕かれる散々な目に遭った。
リメイクの召喚仕様変更にはほっと胸を撫で下ろしているかもしれない。 - ベルフラウ【ツンデレ小娘】
- ノーダメブレイブでのアティの生徒。弓の攻撃性能とオニビの強さから採用された新参ホイホイ。
PSPで弓の射程範囲を貫通攻撃する技を取得。アティと並ぶ姿は『死を招く紅白饅頭』と恐れられた。 - カイル 【船長】
- 海賊カイル一家の頭領。典型的な戦士タイプで必殺の一撃が強力。
PSP版では先制を会得。アズポンブレイクを「待ちカイル戦法」に改名する事態となった。 - ヤード【地味な人】
- カイル一家の客分で霊属性の召喚師。本編では霊召喚がなにかと不遇な為、いかんせん地味。
しかし本縛りで重要なペコが呼べるのは強み。序盤の火力強化に遠距離への攻撃と重宝された。 - スカーレル【オカマ】
- カイル一家のご意見番。広い移動範囲から繰り出されるバックアタック(意味深)が強力。
PSPではスキルで最高移動範囲+必殺技を得た化物キャラに。だが、忍者は更に壊れていた・・・ - キュウマ【忍者】
- 鬼妖界集落二代目護人でシリーズ恒例忍者枠。PS2から小範囲必殺技を使える強キャラだった。
PSPで何故か更に超強化、サルトビ・隠密+必殺技で別次元の活躍をする。さすが忍者きたない。 - ヴァルゼルド【機械兵士】
- その昔アティが作った無差別殺人兵器、という設定を付けられた銃使いの機兵。
PSPではTEC不足改善に遠距離小範囲必殺技も所持。サモンアシストでヴァルハラを手助けした。 - ギャレオ【マッチョ】
- アズリアの副官。PS2ではカイルの劣化版な能力と攻略本の煽り文句から
「お香ランプ引換券」「おちょス(*4)」とネタ扱いを受ける。しかしPSP版で強化され、最終回では・・・
その他
- ジャキーニ【ヒゲ】、オウキーニ【シャクレ】
カイル一家をライバル視する海賊団「ジャキーニ一家」を率いる兄弟。
特徴的な戦闘BGMと共にアティ達へ戦いを挑むが瞬殺されるのが常。一種の清涼剤。 - ビジュ【イレズミ】
執念深い帝国軍人で6回も戦う破目に。ノーダメ縛りでは難敵な投具持ち。勝利の鍵は状態異常。 - イスラ【弟君】
島に流れ着いた青年で実はアズリアの弟。HP吸収憑依持ちで、立ち回りを考えるのが中々に面倒。 - フレイズ【(アホ)天使】
カバディ仲間。PSPではアシスト能力が強力だが日の目を見ず。クソブレイブオブザイヤー保持者。 - ヤッファ【シマシマさん】、メイメイ【アル中チャイナ】
ヤッファは使い勝手の悪さから即決で、メイメイは最終話手前で離脱する都合から泣く泣くメイン除外。
二人とも早々にレベルカンストし、本編メンバーの為に無限界廊で装備品を集め続けた。
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関連項目
*注釈
(*1) 味方を戦闘不能にしない、参戦ユニットのレベルが一定以下、回復道具使用2回までで勝利。
(*2) 味方全体を動かせるのは実質5回まで。PSPの方は4回まで。
(*3) PSP版はブレイブ条件が細分化。提示された条件を全てクリアするのがこの動画での目標。
(*4) 攻略本にあったギャレオの紹介文「遅れて来た直接攻撃のエース」を縮めた物。
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