らしんばん座 |
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略符 | Pyx |
象徴 | the Compass Box |
起源 | 古代 プトレマイオス ニコラ・ルイ・ド・ラカーユ |
概略位置 | 赤経:9 赤緯:-30 |
正中日時 | 3月16日21時 |
広さ | 221平方度(65位) |
3.0等以上の恒星数 | 0 |
最輝星 | アル・スムト(3.68等) |
メシエ天体数 | 0 |
隣接する星座 |
うみへび座 とも座 ほ座 ポンプ座 |
概要
1756年にラカーユによって作られた、比較的新しい星座。羅針盤をモチーフとしている。
なぜかアルゴ座の帆柱の部分から作られた星座である。
よって古代船アルゴー号に羅針盤があるわけないだろとか、なんで羅針盤が帆の上にあるのか、とかたまにつっこまれている。
矛盾を解消するため、「帆柱座」や「測定索座」と改名しようとする学者も過去にいたが、定着はしなかった。
主な天体
恒星
データ
名称 | 視等級 | 絶対等級 | 距離(光年) | スペクトル型 | 変光星型 | 変光幅 | 備考 | |
α | アル・スムト | 3.68 | -3.39 | 845 | B1.5III | 脈動変光星 ケフェウス座β型 |
青色巨星 | |
β | らしんばん座β星 | 3.97 | -1.41 | 388 | G5II/III | |||
γ | らしんばん座γ星 | 4.02 | -0.01 | 209 | K3III |
由来と歴史
元アルゴ座ということでほ座・とも座・りゅうこつ座とセット扱いされる事も多いが、制定者・時期・理由などはだいぶ異なる。
なぜここに羅針盤を置いたのかは謎だが、一説によると、当時はこの部分の星にはバイエル符号が設定されていなかったようである。
そのため「どの星座にも属していない星」とラカーユは解釈して新しい星座を置いたのかもしれない。
場所的にはアルゴ座の一部ではあったが、モチーフ的にはアルゴ船とは関係ないのかも。
関連静画
関連コミュニティ
関連項目
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