アイザック・アシモフ(Isaac Asimov)とは、アメリカの作家・科学者・エッセイストである。
アーサー・C・クラーク、ロバート・ハインラインと並びSF界のビッグスリーと呼ばれている。
概要
ロシア生まれのユダヤ人で、幼少のころアメリカに移民した。1920年生、1992年没。
主にSF小説の書き手として有名。特にロボット工学三原則は日本のアトムなど後代に大きな影響を与えている。
他にも推理小説・科学エッセイ・歴史解説書など、多岐のジャンルにわたる著作物がある。
姓のカナ表記は「アシモフ」が一般的だが、元の発音に近い「アジモフ」とすることもある。
代表作は『ファウンデーション』シリーズ、『黒後家蜘蛛の会』シリーズ、ロボット工学三原則を軸にしたSFミステリーなど。
トリビア
- 子供のころから秀才で、15歳で大学に入学した。長じてはメンサ(知能指数が高い人だけが入会を許される団体)の副議長も務めた。ちなみに「IQテストで130以下になったことがない。もしなってしまった場合はやり直す」と発言している。インチキじゃないですか
- アシモフというアメリカ人に無い苗字のせいで子供のころはいじめられていたとか。
- 海軍の工場で働いていたとき、同僚にロバート・A・ハインラインがいた。
- 機械が苦手で簡単な修理もできなかった。
- 大の飛行機嫌いで、長距離移動でも陸路を使った。
- オカルトや疑似科学には批判的で、サイコップ(CSICOP:オカルト・疑似科学を科学的に調査・解明する団体)の設立メンバーである。
- シャーロキアン(シャーロック・ホームズを実在の名探偵と見なして研究ごっこをする人たち)の団体『ベイカー・ストリート・イレギュラーズ』のメンバーだった。
- 『指輪物語』が好きで、何度も読み直していた。
- かつてテレビ番組『トリビアの泉』で「人間は、無用な知識の数が増えることで快感を感じることのできる、唯一の動物である」という言葉がアシモフのものとして引用されていたが、実際にはアシモフはそんなことは言っていない。
主な作品
- われはロボット(1950年) - 短編集。
- 暗黒星雲のかなたに(1951年)
- 銀河帝国興亡史(ファウンデーションシリーズ)(1951年~1993年、全7巻)
- 鋼鉄都市(1954年)
- はだかの太陽(1957年)
- ロボットの時代(1964年) - 短編集。
- ミクロの決死圏(1966年) - 映画のノベライズ。映画の原作がアシモフというわけではない。
- 夜来たる(1969年) - 短編集。
- 黒後家蜘蛛の会(1974年~1990年、全5巻)
関連動画
関連項目
- 9
- 0pt