アイスソードとは、
- ice sword。直訳で氷の剣。
- ゲーム『ロマンシング サ・ガ』及び『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』、『サガ スカーレット グレイス』に登場する両手剣。
- ゲーム『星のカービィ 参上!ドロッチェ団』にて登場した、コピー能力「ソード」の派生。
- ゲーム『ドラゴンクエスト・キャラクターズ トルネコの大冒険2 不思議のダンジョン』に登場する武器。
本家ドラクエシリーズには登場しないが、「こおりのやいば」と見た目が似ている。合成して泣きを見た人も多い。 - ゲーム『ラスト レムナント』に登場する両手剣型レムナント。360版では日本語訳の『氷の剣』だが間違ってはいない。アイスソードとしての入手はPC版で七人衆の一人「乱」のヤングを加入する必要がある。
- ゲーム『円卓の生徒』に登場する武器。水属性のランクB片手剣であり、ゲームシステム的に火属性に特効。麻痺のバッドステータスを与える効果がある。作中の説明曰く「思わず奪いたくなる程の魔剣」。
- アニメ『スマイルプリキュア!』のOP及び第23話・第43話でキュアビューティが使った氷の剣もアイスソードと呼ばれることがある。
この記事では2について解説する。
ロマンシング サ・ガのアイスソード
ストレートなネーミングから、RPGによくある初~中級武器であるかのようなイメージを持たれる事が多いが、「炎の帝王」の異名を持つ四天王の一人・フレイムタイラントでさえその力を恐れる程の魔力を秘めた、強力な氷の魔剣である。
強力な魔剣なのだが、ゲーム内ではある程度ストーリーを進めるとアルツールの武器屋で普通に売りに出される。
他の武器に比べるとべらぼうに高いので簡単には買えず、大抵は他の人に先を越されてしまう。
フレイムタイラントとの交渉のためにどうしてもアイスソードが欲しい主人公たちは、店の近くでアイスソードを見せびらかしている聖戦士に交渉を持ちかけるのであった。
ここで「殺してでも うばいとる」を選択すると、主人公たちはその場でアイスソードの持ち主を本当に殺害、奪い取ってしまう。ちなみにこれでアイスソードを奪ったら問答無用に冥府行きとなるので注意。
大金をはたいて買ったアイスソードを抵抗すら出来ずに殺されて奪われるのはきっと魔剣の呪いであろう。
この聖戦士が主人公に見せびらかした時に言ったセリフは死亡フラグのひとつとして定着している。
なお、べらぼうに高いアイスソードではあるが、がんばって資金を稼ぐことにより、聖戦士より先に購入することも可能である。
主人公たちが購入してもアイスソードは売り切れないので、うまく資金稼ぎをすれば2本以上購入することもできる。
その場合でも、最終的には聖戦士がアイスソードを購入することになり、それと同時にアイスソードは売り切れてしまう。
「ロマンシング サガ -ミンストレルソング-」では「ガラハドに事情を説明する」「手っ取り早く奪い取る」の2つの選択肢になっており、このうちの「奪い取る」を選択すると実際に戦闘に突入するようになっている。
1ターン目にアイスソードの強力な能力「吹雪」をぶっ放してくるため、生半可な強さでは一撃で全滅して返り討ちにあってしまうため、奪い取る事は容易ではなくなった。風術を無効化するトパーズや電光石火などの先制攻撃技で対策しよう。
また、売り切れる条件として「必要資金を持って店に入る」が追加されており、先回りして購入するには資金が足りない状態で店に入り、手持ちアイテムを必要資金に到達するまで売却するという裏技じみた方法が必要となる。
…ガラハドを事前にパーティに入れておけば普通に買えるのと終盤で行ける巨人の里で普通に売られているは内緒だ。
このようにして抵抗の手段を手に入れた聖戦士であったが、代価とも言うように頭髪の大部分が失われていることが確認されており、やはり呪われた剣であることに変わりはないようだ。
聖戦士が残したセリフ
- ねんがんの アイスソードをてにいれたぞ!
- な なにをする きさまらー!
性能(ロマサガ1)
アイスソードの通常攻撃力は16
これは地上最強と名高いレフトハンドソード(左手装備)や神が作ったオブシダンソードの15を超え
ウコムの鉾、ジルコンの斧と並んで最強である。
攻撃力24の全体攻撃”冬の嵐”を持っている
攻撃力20を超える全体攻撃を持つ武器は、他にアンバーの槌(21)とウコムの鉾の雷撃衝(24)しかない。
また、雷撃衝は消費10だが、冬の嵐は消費7で放てる。
最強技”冷凍剣”の攻撃力は48
これはメイジスタッフのファイナルストライク(50)、レフトハンドソードの不動剣(49)に次ぐものであり
ジルコンの斧の飛翔脳天撃と並ぶ攻撃力である。
ただ、武器破壊こそないものの消費50(ロマサガ1における最大技Pは99)で対象を選べないファイナルストライクや、右利きだと攻撃力が40まで落ちる不動剣、命中率に難のある飛翔脳天撃に比べると
即死属性しか持っておらず(冷気属性は持っていない)、命中率も問題なく、利き腕を問わない消費12の冷凍剣は
目立った弱点のない優秀な必殺技である。
以上のことから、アイスソードはマルディアスの戦士たちにとってまさに
価値のある剣である。
もしあなたがまたマルディアスを旅する中でアイスソードを携えた聖戦士に話しかけたときは
以上の事を頭に入れた上で選択肢を眺めて欲しい。
きっと、あの文字列が、また別の意味を持って見えてくるはずである。
性能(ミンサガ)
攻撃性能値は35と両手大剣の中ではクロスクレイモアと死の剣に次ぐ数値。セルフバーニングを貫通して攻撃することができるほか、熱属性に強くなり吹雪が使用可能になる(ただし知力が20も低下する)。
出自
アイスソードはサルーインより古い古代の神々が鋳造した武器である。そういった意味で確かに伝説の武器と呼ぶにふさわしい剣ではあるのだが、実のところ古代人類の生き残りである巨人族の里では普通の店売り武器として扱われており、シナリオ本編の時代でも相当数が現存しているものと思われる。恐らく神々の戦いではアイスソードのような凶悪な武器が当たり前のように使われていたのだろう。なにそれ怖い。
巨人の里の商人はいきなり訪ねても人間に商品を売ってくれないので、アルツールに流通していたアイスソードの出所ではなさそうである。ガラハドが「ねんがん」といっているように冒険者の間でそれなりに知られた武器であると思われるので、人間界にも何本か伝わっていると考えるのが自然だろうか。
いずれにしても早々出回るものではないようだし、売っているところを目にしたら是非にでも手に入れたい逸品であろう。
ちなみに、アイスソードといっても実際に氷でできているわけではなく、正確には氷っぽい何かである。また剣ということになってはいるが、その形状は一般的な剣のそれとかけ離れており、人間が勝手に剣として使っている可能性も高い。要するになんか原理はよく分からないけど剣として使える凄い武器というのが正確なところだろう。アイスソードやばい。
サガ スカーレット グレイスのアイスソード
上記の2つのゲームと違い、このゲームでは特にアイスソードの出自や背景は語られないが、今作も大剣の中では最強クラスの武器に成長する。
手に入れるには幾つか方法があり、
の3つがある。1の方法は物理的に入手が難しくなってくる。2の方法もドロップ率は高くなく、敵も硬いので、なおかつ1と2の方法は3で手に入る物より1ランク劣る物になるので、正攻法で確実に取れる3の方法が一番手っ取り早い。だが最上位近くの剣になるので、とても高い鍛冶ランクと素材が大量に必要になる点に注意が必要である。
ちなみに、CG化された今作のアイスソードの外見は、まるでガ○ガ○君のようなアイスバーに似た外見となっている。
性能(サガスカ)
武器名(下に行くほどランクが高い) | 威力 | ガード率 | 鍛冶ランク |
アイスソード | 24 | 19 | 1 |
霧氷剣・アイスソード | 46 | 38 | 12 |
冷凍剣・アイスソード | 59 | 46 | 14 |
威力が高いほどダメージは伸びていく、ガード率は文字通り敵からの攻撃を防御もしくは軽減の確率。
そしてこの3つの剣に共通するのが、武器固有技として冷属性の全体攻撃として「吹雪」がある。
この技のおかげで、敵が使用するインタラプト技、カウンター技を使用させずに攻撃出来る。
他の大剣も、敵のインタラプト技、カウンター技を解くために間接攻撃すればいいのだが、インタラプト技は突・斬・打の3つの属性のどれかに反応するために見極めと回避に気を付けなければならないが、アイスソード系はそれを気にせずに出来る技「吹雪」があり、かつ全体攻撃できるので、大きな利点となっている。通常使用のBPは8もあるが、技のランクはすぐに上がるので連撃も活用していけば低いBPで使用できる。
関連項目
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