アイビス・ダグラスとは、「スーパーロボット大戦」シリーズに登場するパンプレストオリジナルキャラクターである。
声:渡辺明乃。
概要
第2次スーパーロボット大戦αで初登場した主人公の一人。
リアルユニット系女主人公。
厳しい訓練後に食べるスイーツが何よりの楽しみで、特にチーズケーキ(特にツグミの作ったもの)が大好き。
貧乳スレンダーな体型を度々ネタにされる。
専用BGMは「流星、夜を切り裂いて」及び「流星、夜を切り裂いて Ver.H」
第2次スーパーロボット大戦α
最初はツグミと2人で荷物の運搬や護衛任務など、何でも屋のような仕事をしていた。物語開始直後はツグミと住んでいた部屋の家賃を払えないほどに困窮しており、やむを得ず危険な荷の運搬という仕事を引き受けた。運搬中にクロスボーン・バンガードの襲撃に遭い、止む無く積荷の機体に乗って脱出する。この機体こそがアルテリオンであった。戦局を脱出した後、受取人である宇宙海賊にアルテリオンを届けたものの、この戦闘で仕事に使っていた運搬船を失い、帰っても次の仕事の宛てはなかった。パイロットに困窮する宇宙海賊はアイビスたちをアルテリオンのパイロットとして雇い、木星帝国との戦いに巻き込まれていく。
プロジェクトTDに所属していた頃、訓練中に起こした事故(後述のマニューバーGRaMXsに挑戦し失敗したことによる)が原因で重症を負い、怪我は完治したものの恐怖から自信を持てなくなってしまっていた。さらに他人に心を開かないばかりか、何かと後ろ向きな言動が見られたり周りに当り散らしたりなど、本来の真っ直ぐで芯のあるイメージからかけ離れた状態であった。この精神状態が戦場で隙を生むことにつながるため、アルテリオンを降ろされかけたこともある。また訓練生時代にライバルであり超えるべき存在であったスレイが敵にまわりアルテリオンの奪取を狙っていたことから、自分がアルテリオンに乗っている理由、叶えたい夢までも見失っていた。
彼女の心の支えであったフィリオが病でこの世を去ってしまったことも自信喪失に拍車をかけていた。
しかし必死に彼女を支えてくれるツグミや仲間たちの想いに触れたり、戦闘中に彼女が保護した少女イルイと触れ合い自分を見つめ直すことで恐怖を克服し、前人未到のマニューバーGRaMXsを成功させ見事スレイを超えることが出来た。この時にイルイからもらったペンダントが宝物である。このエピソードである31話はイルイだけでなくこの時点で揃っている各作品の主人公たち全員に応援されるという王道でありながら特に熱い展開で、シリーズ内でも名シーンとして知られている。同マップに出現するゾンダーが半ば空気扱いになるほどに。
後にスレイとも和解し、プロジェクトTDの最終系であるハイペリオンへの合体に成功する。
第3次スーパーロボット大戦α
ハイペリオンで外宇宙の探査に出かけていたが、地球の危機に再び戦闘に参加することになる。
イルイとの関係で会話にもよく加わり、主人公であるセレーナよりも目立つ場面が多い。
スーパーロボット大戦OG2/OG外伝
OG2で初登場。本作では第二次の性格となる前の訓練生時代、つまり事故を起こすの前の状態で登場となっている。そのためまだフィリオが生きていて彼女にアドバイスしていたり最初はスレイと訓練をしていることや、他キャラクターが本来の機体に乗っている中で唯一プロトタイプのカリオン・アステリオンに搭乗しているなどの違いがある。
ナンバー01のスレイに追いつけないナンバー04であったが、彼女の強さに気付いていたフィリオにアステリオンのパイロットになることを託された。それに納得できないスレイはプロジェクトを離反し、以後幾度となく対立することになる。
第2次スーパーロボット大戦OG
時代が第2次αの頃に追い付き、フィリオの死去とアルテリオンの搭乗などを経験する。しかし多くの仲間と共に数々の戦いを切り抜けてきた経験から第2次α時点の彼女よりも少し強い心を持つ設定である。
そのため、やさぐれているというよりはスランプに陥っている状態というのが近い。しかしイルイとの絡みなど当時の基本ストーリーはきちんと消化している。
また本来なら事故を起こしているはずであるがそのような描写は見られず、冒頭でツグミが「低速での訓練がままならない状態では高速の訓練は任せられない」とも発言していることから、危機は回避していると予想される。
ステータス
第2次αでは性格の問題だけでなく能力まで低い(あのカツよりも)と散々で、初期搭乗機がザクであるアラドと併せ、主人公とは思えないキャラクター性能の主人公として話題を呼んだ。 どんぐらい弱いかというと、上記にあるようにカツに劣るパイロット能力で、「スパロボ史上最弱の主人公(断言)」と電撃プレイステーションの記事で評されるほど。 とはいえ搭乗機自体の性能が優秀であり、なおかつリアル系としては二人乗りのユニットである為、誕生日による精神コマンドの揃い方にもよるが概ねそこそこ強い。難点としては命中率の低さくらい。ユニットの回避能力が高く、31話以前でも使おうと思えば使える。プレイヤーの中にはそんな弱いステータスの彼女を意地でもエースにし続けた猛者もいる。
31話以降で本来の強さを取り戻すと、顔グラフィックが変更され、NT真っ青のステータスに強化、小隊長能力も【移動力+1 回避率+10%】とかなり使い易い能力に変更されている。 また、38話以降はベガリオンと合体した「ハイペリオン」が彼女を更に大きく成長させる。 元々の性能がかなり高いため、機体をフル改造し上質なパーツを装備させれば、運動性200、移動力14になり、史上最強の家とタメを張れるバランスブレイカーになる。ほぼ全ての武器が弾数消費タイプのためエネルギー切れを起こしにくく、援護攻撃スキルと長射程も相まって固定砲台としての役割も果たせる。
第3次αでは「絆」を覚える。精神コマンドが比較的優秀なので、扱いやすい。小隊員で「努力」専用キャラと使ってもよし、隊長で突入してもよしなので、万能である。ただ、やはり「魂」がなく、アルテリオンをフルパワーで活用出来ないのがこのゲームでの唯一の難点。毒舌で有名なスパロボの攻略本も「最弱主人公といわれた彼女がここまで・・・と感動する強さ」とべた褒め(?)である。
小ネタ
第2次αの重要キャラであるイルイとの繋がりの関係で、百合カップルとしても有名である。サブキャラとなった第3次αでもそこは守られていた。寺田Pのインタビューで、「イルイの設定に一番絡ませやすいのはアイビス」と言っていた気がする。またストーリー中でスレイが「お前にそんな趣味があるとは知らなかった」「イルイのお前を見る目、普通ではなかったぞ」などの発言から、もはや自他ともに認めるカップルである。
またイルイからペンダントを貰ってからは会話やカットインのグラフィックにも変化がある。
スパロボのオリジナルキャラにしては珍しく幼女でもないのに貧乳。さらにカットインでは乳ではなくペンダントが揺れるためファンの間では度々ネタにされる。しかし、中の人は巨乳だから驚きである。 アニメなどではたまに胸があるようなカットがあるがそんなものは幻である。
クスハ・ミズハに続いて遂にフィギュア化されてしまった。バスタオルを巻いて岩に寄ってセクシーなポーズをとっている、というもの。やはり胸は無い。
スイーツ好きについては初登場である第二次α作中や攻略本でも言及されており、趣味はスイーツの食べ歩き。甘いものならいくらでも食べられる無尽の胃袋を持つ。具体的な例で言うと、α世界で最も食べにくいとされる巨大スイーツのラビアンローズ・パフェを1人で2杯あっさりと平らげるほど。これをツグミに暴露された際、その話を聞いた女性陣は驚愕の目をアイビスに向けていた。なおこれにはそれだけ食べても貧乳スレンダーな体型を維持できているという羨望の視線も含まれているのだが。「それだけ食べるのにちっとも太らないところが許せない」とツグミに言われると、「ツグミの場合食べたものは全部その大きな胸に行ってるんじゃないの?」と返した。このやり取りが行われるのはアイビスが本来の自分を取り戻した第2次α31話の直後であり、こういった他愛のない会話からアイビスの変化を感じることができる。また後の作品では「ケーキのためなら何でもやるよ」とまで発言している。
GRaMXsなど高ランクのマニューバーはパイロットに非常に強いGがかかるため、アイビスは必死に耐えながら攻撃を行っている。そのときの表情はツグミ曰く「殿方には見せられない顔」らしい。
「最弱」「負け犬」「貧乳」「鬱ビス」と、なかなかマイナスなイメージの言葉を投げかける人も多いが単なる愛情表現であるので気にしない。
・・・こらそこ!金魚鉢とか言うな!
死ぬ死ぬ詐欺のフィリオのため、早くOGシリーズでハイペリオンを使いたいというファンが 「フィリオ早く眼鏡割れろ」と一部 愚痴をこぼしていた。
第二次OGでは「流星、夜を切り裂いて」という彼女のテーマ曲と同名のトロフィーが存在する。
その条件は宇宙マップでアイビスが撃墜されるというもの。ヒデェ
テーマ曲(戦闘BGM)
初代(第2次α/第3次α)
リメイク(OGS/第2次OG)
ニコニコユーザーアレンジ
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関連項目
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