アウロラ・E・ユーティライネン単語

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アウロラユーティライネン

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アウロラ・E・ユーティライネン（Aurora E. Juutilainen）とは、「ワールドウィッチーズ」シリーズの登場人物である。

エイラ・イルマタル・ユーティライネンの実姉。

プロフィール

姓名：アウロラ・エディス・ユーティライネン
- 身長：172cm
- 年齢：18歳（1942年『オーロラの魔女』） / 21歳（1944年末）
- 生年月日：1923年10月18日
出身：スオムス
- 階級：中尉（1939年） / 大尉（1942年）
- 原隊：スオムス陸軍第12師団第34連隊第6中隊
- 所属：ベルツィレ基地（1942年『オーロラの魔女』） / 第502統合戦闘航空団・補助部隊（1945年）
使い魔：オオカミ
- 搭乗機：Ⅲ号突撃装甲脚G型
- 使用武器：集束手榴弾カサパノス、丸太、スコップ
- 固有魔法：不明

モデル

モデルはフィンランド陸軍軍人、アールネ・エドヴァルド・ユーティライネン。

シモ・ハユハの上司。フランス外人部隊時代の戦いぶりから「モロッコの恐怖」と綽名された猛者で、フィンランド冬戦争や継続戦争では前線の名指揮官としてソ連赤軍を苦しめた。エイノ・イルマリ・ユーティライネンは実弟。

容姿・人柄

肩までの灰色の髪と薄紫の瞳、それに172cmの長身を持ち、エイラのものとほぼ同デザインの軍服（エイラのものよりやや青が薄く灰青に近い）とポケット付きのベルトを着用している。

面倒見のいい、さばさばとした姉御肌の性格をしており、年長なのもあって戦場では頼りになるイケメンねーちゃん。ただし真っ昼間からでも平然とヴィーナ（本人が水と主張するところのアルコール濃度35％の飲料）で酔い潰れていたり、妹エイラにやたらと可愛い服を着せるのが趣味だったりする変人。

北欧最強クラスの陸戦ウィッチで、飛行24戦隊や第502統合戦闘航空団で不時着したストライカーユニットの回収部隊としても活躍。丸太とスコップと集束手榴弾カサパノスを両手に徒歩でネウロイを撃破して回ったり、カサパノスを三連結した特製対ネウロイ手榴弾をぶん回したり、凍りついた湖にネウロイごと落ちてずぶ濡れなのに徒歩で帰ってきた（本人曰く「風邪引くかと思った」）り、温泉で出会った熊と「お話」して仲良くなったりと無数の武勇伝を持つスオムス無双である。なんだこのねーちゃん。

戦歴

スオムス領のラドガ湖畔、ソルタバラ生まれ。もともと陸戦ウィッチとしてスオムスの陸軍士官学校に入学したが、中退してガリア外人部隊へ。折からのヒスパニア戦役ではモロッコから海向こうのヒスパニアに出撃して戦果を挙げ、「モロッコの恐怖」の異名を奉られた。

1939年末、スオムスへのネウロイ侵攻を受けて中尉として陸軍に復帰。第12師団第34連隊第6中隊長として僅かな部隊のみでコッラー川を護り抜く活躍を見せ、英雄視されるようになる。ちなみにスオムスはストライカーユニットが不足していたので、まさかの徒歩。その後は空軍飛行24戦隊の駐留するベルツィレ基地で陸戦要員として配置され、ヴィーナ飲みつついつもどおり落っこちたニッカ・エドワーディン・カタヤイネンを回収したり妹を恥ずかしい昔話でさんざ弄ったりしていた。

1943年末、第502統合戦闘航空団＜ブレイブウィッチーズ＞のストライカーユニット回収班として陸戦部隊を率い、オラーシャ・ペテルブルグへ。墜落したストライカーユニット（主にニパ）を回収しつつ、＜ブレイブウィッチーズ＞やオラーシャ陸軍とともにミロラドヴィチ作戦などの戦いに参加している。

1944年 6月、ネウロイの大攻勢によってスオムスが再び危険に晒されると、大尉としてスオムス陸軍唯一の機甲ウィッチ師団に復帰し、国境イハンタラへと派遣される。アウロラはカールスラント製Ⅲ号突撃装甲脚に搭乗し、戦線中央に仁王立ちして無数のネウロイを撃破するなど奮戦、故郷を護りきった。

交友関係

妹エイラには幼いころからとても懐かれており、「オーロラに触りたい」という夢を持っていた幼いエイラに伝説の魔女リヒトホーフェンの自伝を読み聞かせ、航空ウィッチの道を歩むきっかけを作った。エイラが可愛くてしかたがないらしく、謎の行動力で強引に可愛らしい衣装を着せる悪癖がある。

そのエイラの親友ニパのことも可愛がっており、不運続きのニパを笑ったウィッチに「今ニパのこと笑ったのはお前か？」と真っ黒な笑みを見せてエイラに制止されたり、ハンナ・ヘルッタ・ウィンドが負傷した際に落ち込むニパを奮起させたりしている。502JFWのアレクサンドラ・I・ポクルイーシキンに、「502でやっていけているか心配だったが馴染めているようでよかった」と内心を吐露している。

ただし、そのサーシャとのあいだには過去になにかあったらしく、なにかと辛辣な扱いを受けるなどいまいち仲が良くない模様。502で共闘した後にはアウロラからサーシャに話しかけても3～5回に一回くらいは返事が来るようになったので、「（仲は）そんなに悪くないよ」とはニパの評である。

その他、ベルツィレ基地の近場の温泉で出会った熊（メス）と拳で語り合い友人になったらしい。

登場

早いうちからエイラ関連の公式設定で「陸戦ウィッチの姉」の存在や名前が明かされていたが、ある時原作者・島田フミカネのTwitterで「今ニパ笑った奴表出ろ」の台詞とともに立ち絵が公開され、「ワールドウィッチーズ」の娘 TYPE・2014年 4月号掲載分でプロフィールが明らかになった。

一方、その活躍ぶりについてはラジオ「スターライトストリーム」ドラマパートや同「501st JFW.OA」ドラマパートでときおり噂に上っていたが、飛行24戦隊時代のエイラやニパを描いたコミック『オーロラの魔女』でついに登場。メインキャラクターの一人として活躍している。

アニメ『ブレイブウィッチーズ』では502JFWの補助部隊所属ということから登場が期待されたものの、ついに登場しなかった（作中時間軸のどの時点で加わったかは未発表）……と思いきや、最終話EDで一シーンのみ姿を見せ予想だにしなかった視聴者に衝撃を与えた。前日譚を描いた小説『ブレイブウィッチーズPreq uel』でも2巻より登場。ミドルネームの「E」が「エディス」とされたのは本作からである。

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