曖昧さ回避
アカメとは、
概要
スズキ目・アカメ科の大型肉食魚であり、日本の固有種。
形態はアジア熱帯域に生息する同種のバラマンディに類似する。生息域は汽水域から沿岸部。
最大の特徴は名前が示すとおり、 暗闇で光を浴びせると眼球が赤く発光する点である。
生息地は宮崎県や、高知県の四万十川が有名。 詳しい生態、繁殖形態についてはよくわかっていない。北海道のイトウ、琵琶湖のビワコオオナマズと共に日本三大怪魚の1つとして数えられる。また、ゲーム『川のぬし釣り2』や『ぬし釣り64』では『川のぬし』(ラスボス)扱いされている。
大型故に釣りの対象魚として人気だが、護岸工事や生息域の減少で絶滅危惧種、それに準ずるものとして扱われており、宮崎県では捕獲が禁止されている。高知県でも一方的に捕獲禁止される流れだったが、反対する人達の団結と尽力でなんとか食い止めたとの事。
マグロ並のパワーがありながら、陸から狙えるということで昔から釣り人の憧れのゲームフィッシュである。ある程度以上の大きさのものは普通の釣り道具で釣り上げることは難しく、似た魚であるところのブラックバスやスズキ用のタックルで挑んでかかった場合、糸が切れる、フックが曲がる、ルアーが壊れる、竿が折れるなどして釣り上げられない場合も多い。当然、それらは貴重なアカメを死に至らしめる結果となる。アカメが釣れるとされる場所では釣り人が破棄していった破損した竿やゴミなどが散乱している。また基本的に夜釣りであることから、深夜に集団で釣りをして騒いだりした結果、釣り場の近隣住民とトラブルになる例も見られる。色々な意味で、アカメとそれを取り巻く環境の未来は、アカメに接する人間次第といえるだろう。
関連動画
関連項目
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