アキ・カウリスマキ(Aki Kaurismäki)とは、フィンランド出身の映画監督である。
概要
社会的弱者を主人公に据えることが多く、その独特のユーモアのセンスも評価が高い。セリフの少ない静かな作風で知られるが、これは小津安次郎の影響を受けているためでもある。
ちなみに兄のミカ・カウリスマキも映画監督で、二人で映画館(シネマ・アンドラ)と映画配給会社(センソ・フィルムズ)を経営している。(アキとミカ、日本ではともに女性の名前であるが、2人ともおっさんなのでがっかりしないように)
代表作
- 「罪と罰」1983年・・・長編映画の初監督作品、ドフトエフスキーの同名小説を映画化
- 「真夜中の虹」1988年・・・モスクワ国際映画祭 国際批評家連盟賞受賞
- 「マッチ工場の少女」1990年・・・ベルリン国際映画祭、出品
- 「ラヴィ・ド・ボエーム」1992年・・・ベルリン国際映画祭、国際批評家連盟賞受賞
- 「浮き雲」1996年・・・カンヌ国際映画祭、特別賞受賞
- 「白い花びら」1998年・・・ベルリン国際映画祭、出品
- 「過去のない男」2002年・・・カンヌ国際映画祭グランプリ、主演女優賞受賞
- 「街のあかり」2006年・・・カンヌ国際映画祭、出品
関連項目・リンク
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