アクシズとは、
- AXIS - 英語で「軸」という意味。
- アクシズ - アニメ『ガンダムシリーズ』に登場する小惑星、及びその小惑星基地を拠点とする組織の名称。本稿にて解説。
- アクシズ教 - ライトノベル『この素晴らしい世界に祝福を!』に登場するアクア様をご神体とする宗教団体。(当該記事を参照)
- AXIS - ゲーム『Tokyo 7th シスターズ』に登場するアイドルユニット。
アクシズとは、「機動戦士Zガンダム」、「機動戦士ガンダムZZ」、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」、その他ガンダムシリーズの派生作品に登場する小惑星基地、及びその小惑星基地を拠点とする組織(アクシズ軍)である。
概要
ジオン公国が火星と木星の間のアステロイドベルトにて開拓した小惑星であり、要塞である小惑星アクシズに、居住区画である小惑星モウサが接続されている。そのうちモウサは「アクシズ発祥の地」とも呼ばれており、アクシズ開拓の象徴として神聖視されている。
外観は扁平な中央部の上部に1つ、下部に2つの円錐を取り付けたような巨大な岩であり、中央部側面に設置された4基の巨大な核パルス・エンジンによって惑星自体が独自に移動ができる。高度な設備を備えている戦略拠点であるが、そのものが戦略兵器として使用されることもある。また、居住区画には商業施設もあり、生活空間としてもしっかり機能していた。
元々はジオン公国がアステロイドベルトにある小惑星を資源採掘用に巨大なプラントを建設したものであり、資源採掘や木星船団の中継拠点としての運用がメインだった。この施設を取り仕切っていたのがジオンの高官であるマハラジャ・カーンだった。
一年戦争終結間際のア・バオア・クーでの戦闘でジオン公国が敗北すると敗走したジオン兵及びその家族3万人がここに流入。その中にはドズル・ザビの息女であるミネバ・ラオ・ザビ、ジオン軍のエースパイロットだったシャア・アズナブルが含まれていた。その後、亡命者などの流入が続き、居住区の拡張が進むまで2年近くもの間、艦内で生活した者もいるという。
やがてジオン再興の機運が高まり、まだ幼いミネバを女王として擁立。マハラジャがその後見人(摂政)となり事実上の指導者として実権を握ることとなった。宇宙世紀0083年8月9日にマハラジャが死去すると、シャアの推薦もあってマハラジャの娘であるハマーン・カーンが摂政を引き継ぎ、ハマーンが実権を握ることとなる。一方、シャアは偵察任務を帯びて地球圏へと舞い戻り、その後エゥーゴへと身を寄せている。
アクシズに流入した残党勢力の中にはジオン公国の優秀な科学者や技術者が含まれており、ジオン系統のMSをベースとした独特なデザインの新兵器を数多く開発。ビットを発展させたファンネルやガンダリウムγといった後々の戦争に大きな影響を与えた兵器も開発している。こうしてジオン残党の最大勢力として力を蓄えていき、「アクシズ」という組織としての体裁を整えていく。テラーズ・フリートによる星の屑作戦にはノイエ・ジールの提供と敗残兵の救助に留まったが、ハマーンはミネバを擁してアクシズを地球圏に帰還する方針を固める。
宇宙世紀0086年2月6日、核パルスエンジンを用いて、小惑星アクシズ自体が地球圏に向けて発進。宇宙世紀0087年10月12日に地球圏に到着すると、アクシズと名乗りグリプス戦役に介入。エゥーゴ、ティターンズのどちらの勢力にも与しない第3勢力として戦局に大きな影響を与える。「アクシズ」をティターンズの拠点である宇宙要塞ゼダンの門にぶつけて破壊、その後はエゥーゴにも牙を剥き、グラナダへアクシズをぶつけようとするも、コロニーレーザーの攻撃により未遂に終わる。その後も三つ巴の戦いを続けるが、壊滅したティターンズ、疲弊しきったエゥーゴとは違い、戦力を温存したまま一時撤退。やがて組織名を「ネオ・ジオン」へと改名し、ハマーンは地球連邦政府へ宣戦布告するのだった。
第一次ネオ・ジオン抗争終盤には、ハマーンに対して反旗を翻したグレミー・トトが小惑星アクシズを占拠し、ハマーン側の拠点となったコア3にぶつけようとする。この時アクシズの直撃は避けられたが、モウサが衝突し失われる事となった。その後、グレミーとハマーンが戦死したことでネオ・ジオンは壊滅。戦後、小惑星アクシズは地球連邦政府の管理下に置かれることになる。
宇宙世紀0093年3月6日、第二次ネオ・ジオン抗争にかかる和平交渉の席で、金塊と引き換えに小惑星アクシズのシャア・アズナブル率いる新生ネオ・ジオンへの譲渡が決定する。だが、シャアは和平の条約を反故にし、アクシズ落下作戦を決行。ロンド・ベル隊の活躍によってアクシズは二つに大きく分断されるが、爆破の衝撃を受けたことで地球落下コースから逸れず、このままシャアの目論む地球寒冷化作戦は成功するかと思われた。しかし、νガンダムに搭載されたサイコフレームから放たれる光によって包まれ、アクシズは地球の落下コースを外れていく事となる。この時のサイコフレームが発した光は「アクシズ・ショック」と呼ばれるようになる。
分裂後の小惑星アクシズは2つとも地球圏からさらに離れる軌道に乗ったらしく、宇宙世紀0096年時点では連邦の監視下にあった。シャアの反乱、そしてラプラス事変を経た連邦軍はサイコフレームを改めて脅威と認識し、より詳細な調査をするべく廃墟となって宇宙を漂っていたアクシズに特殊部隊「マスティマ」を派遣する。だが、誰もいないはずのアクシズで部隊はブッホ・コンツェルンの私兵部隊「バーナムの森」の襲撃を受ける。
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