アクセス特急とは、成田スカイアクセス線を経由する一般列車の種別である。
概要
成田スカイアクセスの開業ともに設定された種別。成田空港へ同線を経由し、特別料金不要の直通・速達列車として設定された。ほぼ40分サイクルで運行されている。北総鉄道と千葉ニュータウン鉄道線内では京成電鉄との共用駅以外に停まらないため特急よりも停車駅が少なく、所要時間の面から見ても京成本線の「快速特急」と同等の位置づけの列車として運行されている。
スカイライナーには及ばないが、料金不要列車としては京成線内最速種別で、高砂~成田空港間は列車によるが快速特急より概ね10~20分程速い。ただし、運賃が京成本線ではなく成田スカイアクセス線になる為、特急料金は不要だが、200円程度(発駅により異なる)差額で高くなる。また、途中経路が異なる為、単純な快速特急の上位互換ではなく相互互換の関係にある。
スカイライナーが通過する東松戸での乗換、北総線内での快速的役割、京成本線と接続しつつ浅草線へ直通など、単に速さよりも、他列車がカバーできない部分の補完役も担っている。
また、北総線内では乗車列車の指定はされていない為、北総線内だけの利用も可能で、北総線内最上級種別(スカイライナーを除く)としても位置付けられている。
京成高砂駅以東で最高120km/hの高速運転を行っている。
しかしながら優等列車の合間を縫って設定されたため、開業当初は殆どの列車が成田湯川駅でスカイライナーを待避、さらに下り列車は新根古屋信号場(成田湯川~空港第2ビル)で対向列車2本の交換待ち合わせを行うなど、時間調整が多く、折角の速さの大部分を相殺してしまっていた。
2012年10月21日に実施された京急蒲田駅付近完全高架化に伴う5社局一斉ダイヤ改正の際、アクセス特急の運行体系の見直しも行われ、印旛日本医大駅以東でのスカイライナー待避をしなくなり、上下とも10分前後の時間短縮が図られている。(朝時間帯等は除く)
都営浅草線内は各駅に停車する。京急線に直通する場合は泉岳寺(または品川)で京急線の種別に変更される。
朝と日中は羽田空港(日中を中心に、その多くが京急・都営線内エアポート快特運転)・西馬込・三崎口(京急線内特急運転)を、夜間は京成上野を発着する。
朝の成田空港行に限り、神奈川新町と押上始発の列車も1本づつ存在する。日中の羽田空港発着は押上駅で京急本線・横浜駅方面から直通の快特(通称SH快特、京成押上線内普通)に接続する。
使用される車両は、京成保有の3100形が半数、残り半数は平日は都営5500形、休日は京急保有の600形と新1000形(10次車)が中心である。稀にピンチヒッターとして京成3000形や京成3700形、新1000形(10次車)以外の京急8両編成3ドア車が運用に就くこともある。120km/h運転に対応していない都営5300形や北総車は運用にはつかない。
停車駅
京 成 線 |
京成上野駅 | 浅草線・京急線から直通運転 | ||||||
日暮里駅 | 押上駅 | |||||||
青砥駅 | ||||||||
京成高砂駅 | ||||||||
北 総 鉄 道 |
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東松戸駅 | ||||||||
新鎌ヶ谷駅 | ||||||||
千 葉 N T 鉄 道 |
千葉ニュータウン中央駅 | |||||||
印旛日本医大駅 | ||||||||
成 田 高 速 鉄 道 A |
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成田湯川駅 | ||||||||
成 田 空 港 高 速 鉄 道 |
空港第2ビル駅 | |||||||
成田空港駅 |
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関連項目
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