アグニを使うとアグニのあまりの雄雄しさにテンションが上昇
火属性の爆発音も相まって大胆に攻めることができる
そしてアグニの納刀音は冷却音
これはアグニを使ってると冷静さも得られるということだ
それゆえ他武器よりも敵の動きを見切って回避できるようになる
そして敬遠されがちなマイナス会心が出たときでさえ普段と違うエフェクトに注目し画面に集中できる
集中することにより片手剣士の挙動は1,125倍鋭くなるとも言われている
それゆえ瞬発力も上がる
長期戦での回避と手数のバランスを保つには集中力が不可欠
いわば集中力は持久力ともいえるな
熱く攻め、冷静に回避、土壇場の瞬発力、長丁場での持久力
アグニを使うとプレイヤースキルが自然とあがるのだ
概要
モンスターハンターシリーズに登場する片手剣「豪剣アグニ」を愛するが故に生まれた名言である。
アグニシリーズはグラビモス亜種を素材として作られる火属性片手剣である。初登場したMH2当時、火属性ではリオレイア希少種のゴールドマロウが圧倒しており、アグニは新しく追加されたにも関わらず属性値と会心の関係上殆どの状況で負けてしまうという微妙な性能(一応デフォルトでの青ゲージの量はアグニの方が優れているが、斬れ味レベル+1を付けた時の白ゲージ量はほぼ同じ)。非常に狩りにくいと言われるグラビモス亜種のレア素材を使うのに、である。
そして特に酷いのが一段階前のフレイムサイフォス。こちらも上位レア素材を使うのに、何故か下位で製作出来るレウス武器にボロ負けするというドM仕様であった。
しかし、それらすべてを補って余りあるのが「見た目・効果音のかっこよさ」である。スマートな刀身・溶岩を思わせる赤と黒の色合い・ワンポイントで盾に施された心憎いチェーン・爆発と会心(マイナス)の派手なエフェクト・そしてテンプレにも書かれた、狩りを演出する効果音・・・・・もはや性能など飾りにも等しいと言える程魅力に溢れた武器なのである。
この微妙性能と凄まじいまでの魅力によりプレイヤースキルは強化され、その愛は掲示板にまで漏れ出すのである。
- 豪剣アグニ:攻撃力280、火属性280、会心率-40%
- フレイムサイフォス:攻撃力224、火属性240、会心率-40%
- ゴールドマロウ:攻撃力238、火属性480、会心率0%、防御力+10
- コロナ:攻撃力196、火属性440、会心率0%
- バーンエッジ改:攻撃力210、火属性310、会心率0%
- イフリートマロウ:攻撃力252、火属性380、会心率0%
アグニシリーズの遍歴
誕生と2系シリーズでの活躍
アグニシリーズの初出はMH2(上記のデータもMH2のもの)。下位レウス素材のレッドサーベルから派生し、上位グラビモス亜種素材の「フレイムサイフォス」を経て「豪剣アグニ」が作成出来る。
MH2をベースにしているMHFやMHP2Gではアグニの更なる派生先などが追加されているが、どれも見た目や音に変更はないので、これらすべてに上記テンプレは適用される。さすが神武器。
MHP2Gではアグニの性能も攻撃力が上がったりマイナス会心が軽減されたりしており、G級派生として「炎神剣アグニ」が登場している。
MHFではアグニなどMH2からある武器は性能もMH2当時のままである。更に凄腕[1]派生として「爆剣アグニ」、「狂神剣アグニ」が追加されこちらも攻撃力、火属性、会心率が向上している。ちなみに、ゴールドマロウにも攻撃力や属性値が強化された「ゴールドスラッシュ」があり、属性値が高い分火属性片手としてはやはりゴールドスラッシュが有利。
また、G級武器として同デザイン(効果音も同じ)の「フランシアール」が登場しており、Lv50時の性能は攻撃力632、ついにマイナス会心なし、火属性800、毒属性480、長い白ゲージ(デフォルトでもゲージ全体の1/4弱、斬れ味レベル+1があれば1/3以上が白)とかなりの進化を遂げている。これでも攻撃力、火属性値共に低い方だが初期のG級火属性片手は大体が白ゲージ止まりなので似たようなもので、後発の属性値が2000前後あったり攻撃力が700を超えていたり白どころか紫の上の空ゲージを持っていたりする武器らと比べても毒属性という個性がある。ちなみに、元々の競合相手であったバーンエッジやゴールドマロウと同デザインのG級武器もあるが、前者はそもそも龍属性になっており後者は少しフランシアールより攻撃力が高く紫ゲージもあるもののLv50でも火属性値が下位武器以下の300しかないのでフランシアールに軍配が上がる。なお現在ではG級武器自体が主流でないが、フランシアールは火と毒という個性のためパートナーに持たせるぐらいの用途が残っている。
この他、SP武器(凄腕ランクの武器カテゴリの一つで、既存の武器の色と属性違い)にも「アクアサイフォスSP」というアグニ(というか名前的にフレイムサイフォスか)の青&水属性バージョンがあるが、こちらの納刀音は水滴が落ちるような音。
その後
なお、最近はグラビモス自体がリストラされた関係で、MH3・MHP3rd・MH3Gと3作品連続で登場していない。もはやアグニの復活はないものと思われた…が…?
ついにMH4で、グラビモスとともにアグニも華々しく復活を飾る。その見た目のかっこよさは相変わらず…いや、MH4の仕様により日の光を受けてキラリと輝くなど、ますます魅力的になって帰ってきたのだった。だが、その一方で性能はやはり会心率は-25%やら、斬れ味がデフォルトで緑など残念な状態である。属性値こそ300と実用的だが、いくらなんでもこの性能では厳しい。一応斬れ味レベル+1があればMH2同様に白ゲージが出現する。
だが、忘れてはならないのは初登場のMH2の頃から目の上のたんこぶだったリオレイア希少種の片手剣、「ゴールドマロウ」である。斬れ味、属性値、会心率、どれをとっても決して勝てなかった因縁の相手だ。MH4でもあちらはアグニが匠を付けてようやく少しだけ出てきた白ゲージを、あちらは無条件で保持しているという点も痛かった。さらに物理攻撃面でもゴルマロには負けている。だが、そんなゴルマロに唯一にして最大の一点において勝っているものがあった。
アグニの属性値は300、それに対しゴルマロはたったの200。手数重視型の片手剣にとっては物理攻撃より属性の方が重要なことは、モンハン経験者ならよく分かっていることだろう。確かに物理では負けている。だが、片手剣に重要な要素である属性値でゴルマロを超えているというのは、何事にも代えがたい利点である。基本的には白ゲージが長いゴルマロの方が使いやすいが、匠(または刀匠)と業物を同時発動させて肉質硬めの相手と戦うなどの工夫をすれば、アグニに軍配が上がるという事実なのである。
だが、そんな属性重視でゴルマロに勝って有頂天気分のアグニに新たな刺客が現れた。ゼルダの伝説のイベントクエストで作れるコラボ武器、マスターソードである。こちらは覚醒必須とはいえ火属性値がアグニをも超える怒涛の400! 攻撃力こそアグニやゴルマロよりかなり低めなものの、地味ながら会心10%で威力の低さをカバーし、防御面においても防御力ボーナスが付く。
そう、確かに覚醒がなければマスターソードは大して強くはない。だが、こちらにはもう一つ大きな武器があった。それはデフォルトで持ち合わせている非常に長い青ゲージである。一応匠を付けることで白ゲージも少しだけ姿を出すが、青ゲージがここまで長ければもはや余裕で匠を切る選択肢も取れるのだ(ちなみにこれはゴルマロでもできないことはない)。一方のアグニは匠を付けなければ緑ゲージしかないため、ろくに使えない。アグニには覚醒は必要ないが、匠は必須なのだ。だから、「覚醒しないといけないからマスターソードはアグニに比べて使いにくい」という言い訳はできない。
よって、MH4では火属性を重視するならマスターソード、汎用性や使いやすさを活かすならゴールドマロウと言う考え方が主流となっており、残念ながらアグニを使用するハンターはあまりいない。さらに言うと発掘装備の登場もあってか、アグニの立場はかなり危ういものとなってしまっている。
しかし、アグニにとって悪くない条件も出てきたのだ。MH4では刀匠と業物の同時発動が比較的やりやすいため、高めの攻撃力と白ゲージを活かしやすくなっている。スキルをがんばって練り上げれば、マスターソードやゴールドマロウを超える活躍もできる…かもしれない。
そして2014年に発売されたMH4G。満を持して「炎神剣アグニ」……だけではない。更なる強化先として「炎魔剣イフリート」「炎魔神剣イフリート」なる武器が登場したのだ。あの怨敵イフリートマロウから武器銘を引き継いだのである。
会心率こそ-20%だが、攻撃力420、火属性400という凄まじいスペックを誇る。斬れ味は匠でも白ゲージ止まりだが、数値スペックの高さもあって強力な武器に仕上がっている。
さらに武器デザインが更新され、武器だけでなく盾までもまばゆく明滅するように。ロマンと実用性を両立した非常に嬉しい武器になった。
そして、本作の発売時点ではG級の金銀希少種夫婦が不在でゴールドマロウが強化不可能だった。そのため本当に火属性最強の片手剣であり、ラスボスであるゴグマジオスが火属性弱点なこともあり大いに注目された。
発売後しばらくして配信クエにてようやくG級金銀夫婦が解禁され、ゴールドマロウが強化可能になりしっかり紫ゲージ持ちになったため総合力でこそ火属性最強の座を譲ることにはなったが、元の数値スペックの高さもありそこまで絶望的な差はつけられていない。またクリア前に完成するという大きな強みは健在であり、引き続き高い実用性は備えている。
その後、MHXではグラビモスの欠席に伴い再び削除されたが、MHXXでの復活に伴いアグニも再登場。最終強化はやはり「炎神剣アグニ」。
数値スペックは攻撃力330、火属性30、匠で紫ゲージと全体的に優秀で、会心率も-15%まで改善。本作の片手剣は自前で会心率を大幅に上げられるのでこの程度では全く足枷になっておらず、普通に運用できる。
代わりにMH4G時代のような尖った数値スペックは持たず、真っ当に使いやすい優等生型に落ち着いたためややロマン性は失ってしまった。とはいえ、黒炎王リオレウスのシンヴァルツマロウにこそやや分が悪いが、総合的には実用性は十分となっている。
MHWorld以降の作品ではグラビモスは欠席が続いており、アグニも姿をくらましている。片手剣使いは新世代モンハンの舞台にアグニが舞い戻る日を待ち望んでいるだろう……。
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関連項目
脚注
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