アサシン クリード シャドウズとは、2025年2月14日発売予定のゲームである。
概要
ゲーム情報 | |
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ジャンル | オープンワールド アクションRPG |
開発元 | Ubisoft |
販売元 | Ubisoft |
機種 | PC PS5 Xbox Series X/S |
発売日 | 2025年2月14日 |
対象年齢 | -- |
その他 | -- |
フランスのゲームメーカー、Ubisoftの人気シリーズ「アサシンクリード」の最新作。
安土桃山時代を舞台に、忍と侍、信長を恨む者と信長に仕えた者、全く相容れない対照的な立場の二人を主人公に、それぞれの物語が描かれる。
開発は『アサシン クリード オデッセイ』を手掛けたUbisoft Québecが主導。当初は『Codename RED』というタイトルで発表されていた。
奈緒江と弥助にはそれぞれ固有のクエストやスキル、武器、ステータスが用意されており、異なるプレイスタイルが楽しめる。奈緒江は光や影、音、環境の変化を利用して素早く戦い、弥助は強力な戦闘能力を駆使して敵に囲まれても立ち向かう。
光と影、鉤縄や腹這い行動、環境にある物を利用した、これまで以上のステルスプレイが楽しめる。
オープンワールドであり、天候や四季の移り変わりを含む、当時の関西地方を中心とした風土や景色が最新機のグラフィックで再現される。マップの規模は2017年に発売された『アサシン クリード オリジンズ』と同じくらい。
なお、過去作同様「現代編」が存在するが、今作ではプレイアブルではなくムービーのみ。
炎上騒動
アサシンを主役としてきた「アサシンクリード」シリーズはそのゲーム性から日本を舞台とする作品が待ち望まれていた。そして2022年9月の新作発表イベントで「Assassin's Creed Codename RED(のちのシャドウズ)」で日本が舞台であることが判明し、世界中のユーザーから大いに期待されたが……。
2024年5月16日のトレーラー公開時
事の発端は2024年5月16日に公開されたシネマティックワールドプレミアトレーラーから。初めは本作の主人公に現地育ち且つ架空人物の「奈緒江」とは別に、実在人物の「弥助」を起用したことにより、海外からポリコレ介入を非難される。日本でも期待外れ等の声は多少あるが、正直これはきっかけに過ぎない。本題はここからで、
- 「畳が正方形」「街中で甲冑フル装備で歩く」「神社で線香を焚く」など、あまりにもツッコミどころが多すぎる日本の描写。
- ファミ通のインタビュー記事にて、弥助を採用した理由として「“私たちの侍”、つまり日本人ではない私たちの目になれる人物を探していました」と、日本人に対する差別とも解釈できる発言をする。(のちにその記述を削除。当時のアーカイブ)
- Xboxのインタビューにて本作のゲームディレクターが「織田信長のような実在した歴史上の人物や当時の出来事を忠実に描いているので、封建時代の日本を舞台にゲームを楽しみながら、この素晴らしい時代について学ぶことができます。」と発言。
これらにより、「(差別発言や歴史考証の不十分さから)日本へのリスペクトが感じられない」「日本史を都合の良いように改竄しようとしている」として大炎上した。
海外ではトーマス・ロックリーの著書を始め「弥助は侍」という認識が広まっており、更にアサシンクリードシリーズ自体歴史考証の高さを売りにしていることもあり、余計にこれが事実であると勘違いする者が増えてしまった。実際Wikipediaの「弥助」記事で編集合戦が発生してしまい英語版・日本語版共に編集がロックされるという事態が起きている。尚、実際の彼は残された史料から「苗字がない」などの理由で、侍である可能性は低いとされている。
その後の炎上
その後も情報が解禁される度に賛否両論を巻き起こした。流石に多すぎるので、Ubisoft起因に絞り一部を紹介する。
- ゲームプレイウォークスルーにて相変わらず歴史考証のボロが見つかる他、弥助が金砕棒を振り回し日本人を斬首するという残酷な描写を見せられる。
- IGNのインタビュー動画にてナラティブディレクターが「歴史の空白を私たちの歴史で埋めた」「日本史に詳しい方にぜひ楽しみにしていただきたいです」と発言。
- スポーツ・イラストレイテッドのインタビューにて斬首に関して問われた際、「死は身近な物事であり、日本では斬首は珍しい光景ではなかった」と間違った歴史を断言してしまう。
- 今作のコレクターズエディションに同梱されるコンセプトアートに関ケ原古戦場おもてなし連合「関ケ原鉄砲隊」の旗が無断使用されていた。当該団体は抗議をしたが「印刷をしたので今から削除することは出来ません」「画像から文字お判別することが困難」などの返信により削除しない意向をUbisoftは示している。再度アートブックに当該箇所にシールを貼るよう請求したが、これにUbisoftは「アジア圏のアートブックはデザインの変更をされた」「他の地域の製品は回収ができなかった」と答えてアジア圏以外ではコンセプトアート、その当該箇所の削除ないし変更はないようだ。この他にもオナガザルらしき猿、軽トラック、中国の仏像らしき立像、トラロープ等、挙句は文化財の写真や相馬野馬追の参加者を写真から流用している疑惑も浮上している。
- 日本向けPVの字幕を誤って中国語にしてしまう(現在は非公開)。
- 2024年7月12日、パリで開催されたJAPAN EXPOに「ワンピース」の登場人物であるゾロが用いた「三代鬼徹」のレプリカを展示してしまう。(当時の宣伝ポスト)
公式での謝罪投稿
度重なるUbisoftの失態により、有志により署名活動を行われるなどユーザーの反発は日に日に強くなっていった。また7月後半にはUbisoftの株価が暴落した。
これを受けてなのか、2024年7月23日に「『アサシン クリード シャドウズ』開発チームより、日本コミュニティの皆様へ」と、X(Twitter)で謝罪コメントを投稿した。このコメントは日本語版と英語版が用意された。
しかし弥助を侍と描写している件を全く説明せず途中で無関係の奈緒江に論点をすり替えたり、フィクションである旨を説明しつつも「敬意を持った表現で日本を描くことに注力した」「忠実な描写に努めている」と主張したり、過去の間違った歴史を流布した件や差別発言の釈明・撤回もなかったりと、到底ユーザーが納得できる内容ではなかった。
ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/UBISOFT_JAPAN/status/1815674629643719061
主なキャラクター
- 奈緒江
- 史実には存在しないオリジナルキャラクター。アサシンの伝統的なスキルが使える伊賀出身の忍。信長の伊賀攻めにより故郷を失い、同時に何者かによって父、藤林長門守を殺され、亡き父との約束を果たすため旅に出る。短刀や鎖鎌、隠し刃を得物とするスピーディーなアクションが持ち味。
- 弥助
- 信長に仕えたアフリカン。本作では信長を信奉する屈強な侍という設定。主君を死に追いやった組織を追い求め戦場を駆け巡る。巨躯なこともあり、隠密行動よりも日本刀や金砕棒、火縄銃などを駆使したパワフルなアクションが得意。
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