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アサシンクリードIII(Assassin's Creed III)とは、PC、PS3、Xbox360、そしてWii Uで展開されるアサシンクリードシリーズの5作目である。本作はアルタイル、エツィオと続いて新たに登場するアサシン"コナー"の物語が描かれる。
また、PS3/360/PCと同時発売の『アサシンクリードIII レディ リバティ』もPSVitaで発売。さらに高画質、システム改善、PS3でダウンロード専用になった『アサシンクリードIII レディ リバティHD』も発売された。
概要
今作では、今までのように現代編の主人公はデズモンド・マイルズだが、上述のように本作では新たなアサシン"コナー"が主人公として登場する。
そして、舞台は今までのヨーロッパ大陸から離れて、独立戦争の時代(1753年~1783年)のアメリカ、主にボストンが舞台となる。かの"ボストン茶会事件"にまつわるミッションも登場する。
※本作もストーリーモードのプレイ動画のアップロードが禁止される可能性が非常に高いです。
登場人物
現代編
デズモンド・マイルズ 日本語版CV:東地宏樹
アルタイル、エツィオ、そしてコナーの子孫に当たる"最後のアサシン"。
リベレーションで顔がゴツくなったと思ったら今度はサルみたいな顔になった。
アルタイル、エツィオ、そしてコナーと複数のアサシンとシンクロしたため、アサシンとしての能力は超一流であり、アブスターゴの実働部隊にも易々と勝てる程。今作では現代編でも潜入や戦闘、フリーランがあり、そこではデズモンドを操作して敵と戦うことになる。
ウィリアム・マイルズ 日本語版CV:石塚運昇
デズモンドの父親。デズモンドのことは"デズ"と呼ぶ。
ルーシー、ショーン、レベッカ、デズモンドのチームに指示を出していたのは彼である。
相当に冷徹で、ショーンに「ようやく人間らしい顔を見せた」と言われたり、デズモンドにはデズモンドの身を心配する言葉をかけなかったことで詰められたり、少年時代のデズモンドを訓練漬けにして出奔の原因を作ったりする程である。ただし、「果たすべき使命のために」このような態度を取っていると思われる。
記憶編
コナー/ラドンハゲードン 日本語版CV:浪川大輔
モホーク族の青年。ラドンハゲードンというのはモホーク族の言葉での彼の名前。
父親はイギリス人でテンプル騎士のヘイザム・ケンウェイ、母親はモホーク族のガジージーオ。
幼い頃、テンプル騎士達に暴行を受け、更にモホーク族の村がテンプル騎士団の手により焼き払われる。その際に母親が焼死したことによりテンプル騎士団、特に実行犯のチャールズ・リーを深く恨んでいる。[1]
青年に成長した後、<かつて来たりし者>の啓示を受け、アサシンとなるために旅立つ。そしてアサシン教団の生き残りであるアキレス・ダベンポートに出会い、彼に師事することとなる。コナーの名前は彼から貰ったものである。
非常に正義感が強く、しばしば周囲(主にアキレス)と衝突したり、事態を悪化させる場合がある。
ラドンハゲードンは初期にはラドゥーンハガオドゥーンと訳されていた。
アキレス・ダベンポート
元アサシン教団の指導者。アメリカのアサシン教団はテンプル騎士団の攻撃により彼の代で著しく衰退している。
最初は弟子入りを志願したコナーをにべもなく追い返すが、アキレスの命を狙ったテンプル騎士団の刺客をコナーが倒したことでその正義の心を認め、弟子入りを認める。
ヘイザム・ケンウェイ
アメリカにおけるテンプル騎士団の長。コナーの父親。
元々はアサシンの家系であったが10歳の時に強盗の襲撃を受けて父と妹が死亡。その後はテンプル騎士団に拾われて訓練を受け、その一員となる。
冷徹な性格をしており、必要とあらば味方のテンプル騎士を粛清することを躊躇わない。
チャールズ・リー
テンプル騎士にして大陸軍の司令官。
元イギリス軍の投降者で、事あるごとにワシントンを引きずり降ろして自分が大陸軍の総司令官になろうとする。
コナーにとっては部族の村を焼き払い、母を焼き殺した張本人であり、その命を執拗に狙う事になる。
システム
前作のリベレーションと比較すると、アサシンクリードⅢでは操作やシステムの面で違いがある。
以下にその例を列挙する。なお、操作ボタンはPS3版のものとする。
- フリーランの簡略化
従来はR1でラン、R1+×でダッシュ/フリーランだったが、今作ではR1のみでダッシュ/フリーランとなった。また、人にぶつかりそうになっても自動でかき分けて走るようになっている。ただし人をかき分けると速度は落ちる。 - ロックオンシステムの変更
L1でロックオンマーカーを表示して、視点を動かして画面中央に敵を捉えることでロックオンするシステムとなった。ロックオンマーカーが白いため狙いにくい場面があるのが難。 - 戦闘時の操作・カウンターの種類の変更
ガードがR1から○ボタンに変更された。○ボタンを押し続けることで通常ガード、敵の攻撃の直前に押すことでスローモーションに切り替わり、任意のボタンを入力ことでカウンターに派生する。
また、敵が銃を構えた際には、近くの敵にスティックを倒して×ボタンを入力することでその敵を捕縛し、人間の盾として銃弾を防ぐことが可能となった。
スローモーション中に入力するボタン 効果 □ボタン カウンターキル ○ボタン スティックを倒した方向に敵を投げる。
特定のオブジェクトがあれば大ダメージ。△ボタン 装備している射撃武器でショットキル
射撃武器を装備していないor弾が無いor両手武器装備でカウンターキル×ボタン 武器装備中なら敵の武器を落とさせる
素手状態なら敵の武器を奪う - 敵兵の差別化
今まで以上に敵兵も差別化が図られ、最下級の兵相手ならカウンターキルやコンボキルが簡単に発動するが、ちょっと強くなるとたちまちカウンターキルやキルストリークでは倒せなくなっている。幸い、ショットキルは確実に有効なので弾数に気をつけながら使っていこう。 - 海戦ミッション
帆船アキーラ号の船長となって敵戦と戦うシステムが追加された。船は根拠地で強化可能であり、最大まで強化すると戦列艦とも殴りあえるぐらいになる。逆に強化せずに波や風を上手く利用した立ち回りで敵を倒すという縛りプレイも可能である。 - 資金稼ぎ
前作までの主な資金稼ぎは、根拠地や店に投資して自動的に上がってくる稼ぎを定期的に徴収するというものであったが、今回からは自分で動物を狩って得た毛皮や肉、根拠地で暮らす人々から買った物品(材木、薬草、農作物etc)などを(時には職人に加工してもらって)輸送隊で交易に出すというスタイルになった。が、インターフェースが非常に不親切(輸送隊に運ばせる品物は一つ一つ選ぶ必要があるにも関わらず、カーソル位置記憶機能がない)な点が批判されたりしている。また、職人に加工してもらった品物の方が基本的に売値は高くなるが、高価な品物(大砲など)は大量の材料を元に何度も加工してもらう必要がある上に、高価といっても狩猟で手に入る毛皮とどっこいどっこいのため、手間暇を考えると狩猟で手に入った毛皮を延々交易に出すほうがコスパが良いという結果に・・・・・・そして始まるビーバー大虐殺[2]
関連動画
関連項目
外部リンク
脚注
- *ただし、当時アメリカにおいてテンプル騎士を統率していたヘイザムは村を焼き払う命令を下しておらず、またテンプル騎士団が焼き払ったと断定するには整合性の取れない部分もあるため、本当にテンプル騎士団が犯人かは怪しいところがある。
- *ビーバーの毛皮はクマの毛皮に次ぐ高値で売れる上、非常に狩りやすいためターゲットにされる
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