技説明
- ポケットモンスターブラック・ホワイト
- (ひらがな)ちくせき された パワーで あいてを こうげきする。じぶんの のうりょくが あがって いるほど いりょくが あがる。
(漢字)蓄積された パワーで 相手を 攻撃する。自分の 能力が あがっているほど 威力が あがる。
概要
『ポケットモンスターブラック・ホワイト』(第五世代)が初出の、エスパータイプの攻撃技。
基本の威力は20しかないが、上昇した自分の能力ランク1つにつきここに20加算される。
例えば「めいそう」という技は自分の特攻ランクと特防ランクをそれぞれ1段階ずつ上昇させる技だが、めいそうを1回使ったあとのアシストパワーの威力は、20+20×2で60となる。めいそうを2回使えば威力は20+20×4で100となり、この時点で特殊エスパー基本技である「サイコキネシス」の威力を超える。
下降ランクに関しては計算に入らず、例えば攻撃ランクが-2、防御ランクが+2の場合は差し引きプラマイ0ということにはならず、防御ランクの+2分だけ威力が上昇する(威力60)。
またこの状態から攻撃ランクを1上昇させ、ランクを-2から-1に上げてもアシストパワーの威力には加算されない(威力に反映させるには攻撃ランクをプラスにまで上げる必要がある)。
逆に、防御ランクが1減少してランクが+2から+1に下がると、アシストパワーの威力もその分落ちてしまう(この場合威力が60から40に落ちることになる)。
仮に、攻撃・防御・特攻・特防・素早さ・命中率・回避率7種の能力ランクを全て最大(6段階)まで上昇させたとすると、20+20×(6×7)で威力は860となる。この、実質的に上限が存在せず、もはやポケモンとは思えないダメージをたたき出す可能性を秘める技であることこそが、ロマン技と呼ばれる所以である。
コンボ・活用法の一例
アシストパワーの威力を上げるためのコンボ・活用法の一例を以下に挙げる。
じこあんじ
「じこあんじ」は、使用した対象のポケモンの能力ランクをコピーする技。
積み技を積んできた相手に対して使っても良いが、ダブルバトルにおいて、相方の耐久型ポケモンに積めるだけ積ませて、それをコピーする戦法が存在する。この戦法をとるパーティのことを「暗示パ」と呼ぶこともある(アシストパワーを用いるとは限らないが)。
めいそう
「めいそう」は、前述したように特攻と特防を1段階ずつ上昇させる技。一回につきアシストパワーの威力は2段階(+40)上昇する。
1回の使用で能力ランクが合計2段階上昇(アシストパワーの威力が+40)する上に、何より特攻のランクが上がるので効率が良い。
たんじゅん+めいそう(ドわすれ)
「たんじゅん」は、能力ランクの変動が2倍になる特性。「めいそう」1回で特攻と特防がそれぞれ2段階ずつ上昇、合計4段階上昇(アシストパワーの威力が+80)するので、1回積むだけでもうサイコキネシスの威力を超えてしまう。
コスモパワー・バリアー・ドわすれ・ちいさくなる等
「コスモパワー」は防御と特防を1段階ずつ、「バリアー」は防御を2段階、「ドわすれ」は特防を2段階、「ちいさくなる」は回避率を2段階上昇させる技。
一回につきアシストパワーの威力が2段階(+40)上昇する上に同時に自分の耐久力や回避率を大きく上げることができる。単純に寿命が長くなるので更に積む機会を多く作ることができる。
バトンタッチ
「バトンタッチ」は、自分の能力変動などを引き継いだ上で控えのポケモンに交代する技。
積み技を何回か積んだ上で、アシストパワー持ちのポケモンにバトンタッチすれば、1ターン目から高威力のアシストパワーを使うことが出来る。
ムラっけ+バトンタッチ
「ムラっけ」は、毎ターン終了後に自分のいずれかの能力ランクが2段階上がり、代わりにいずれかの能力ランクが1段階下がる特性。どの能力が上がるかはランダムだが、特に何もしなくとも毎ターン能力ランクが上昇する。「からをやぶる」などの上昇率の良い技を使っておけば、更に合計能力ランクが上昇していく。
頃合いを見てアシストパワー持ちにバトンタッチすれば、色んな能力が上がっている状態で高威力のアシストパワーを放つことが出来るようになる。
技「まもる」「キノコのほうし」などを併せて使えばなお効率が良い。
勿論ドーブル自身もアシストパワーを覚えるのでバトンを繋がなくても一応一体でコンボが使える。ドーブル自身の素の火力はお察し。
かそく+バトンタッチ
「かそく」は、毎ターン終了後に素早さが1段階上昇する特性。バトンで繋げば、超スピードで高威力のアシストパワーを放つことが出来るようになる。
主な敵一覧
アシストパワー使いにとっての宿敵を以下に挙げる。
「くろいきり」「クリアスモッグ」を持ったポケモン
「くろいきり」「クリアスモッグ」は、あの凄まじい威力を持つアシストパワーをなんとたったの20にしてしまうという非常に凶悪な技。
「くろいきり」や「クリアスモッグ」が技の威力そのものを下げる対象はアシストパワーのみである。アシストパワー使いとして有名なエーフィは変化技をはね返す特性「マジックミラー」を持つことも強みだが、これらの技は二つともはね返す対象にならない。アシストパワーがいかに対策必須の強力な技であるかがおわかりいただけるだろうか。
能力下降特性・技を持ったポケモン
なんと繰り出しただけでアシストパワーの威力が落ちてしまう可能性がある非常に凶悪な特性「いかく」を持つポケモンやスワップ系の技など、アシストパワーの威力を一気に下げる技を持った非常にいやらしいポケモンもいる。
これらの特性や技が、技の威力そのものを下げる対象は上と同じくやはりアシストパワーのみである。
レッドカードを持ったポケモン
「レッドカード」というアイテムは、持たせたポケモンが攻撃を受けると攻撃してきたポケモンを強制的に交換させる効果を持つ。加えて何よりも、このアイテムにはアシストパワーの威力をたったの20にまで下げるという恐ろしい隠し効果まで存在する。
幸い、相手がこのチート級のアイテムを持っていたとしても一撃で倒してしまえばレッドカードの効果は発動しない。
強制交換技を持ったポケモン
「ふきとばし」「ほえる」「ともえなげ」「ドラゴンテール」を使われると強制的に交換させられてしまう。そして上に同じくアシストパワーの威力を20にまで下げるという隠し効果が設定されている。
あくタイプのポケモン / ヌケニン
ラスボス。ありとあらゆるポケモンを一瞬にして殲滅する破壊力を持つアシストパワーを、あろうことか一切無効化してしまうほどの耐久力を持つ要塞ポケモン。
能力ランク上昇手段(参考)
上昇手段 | 分類 | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 命中 | 回避 | 合計 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
はらだいこ | 積み技 | ▲▲▲ ▲▲▲ ▲▲▲ ▲▲▲ |
▲▲▲ ▲▲▲ |
攻撃MAX(+12) ただし能力ランク上限は+6 |
||||||
いかりのつぼ | 特性 | ▲▲▲ ▲▲▲ ▲▲▲ ▲▲▲ |
▲▲▲ ▲▲▲ |
急所に当てられたとき発動 攻撃MAX(+12) ただし能力ランク上限は+6 |
||||||
からをやぶる | 積み技 | ▲▲ | ▼ | ▲▲ | ▼ | ▲▲ | ▲▲▲ ▲▲▲ |
|||
あやしいかぜ | 追加効果 | ▲ | ▲ | ▲ | ▲ | ▲ | ▲▲▲ ▲▲ |
発動確率10% | ||
ぎんいろのかぜ | ||||||||||
げんしのちから | ||||||||||
せいちょう | 積み技 | ▲▲ | ▲▲ | ▲▲▲ ▲ |
日照り時 | |||||
コットンガード | 積み技 | ▲▲▲ | ▲▲▲ | |||||||
ほたるび | 積み技 | ▲▲▲ | ▲▲▲ | |||||||
ギアチェンジ | 積み技 | ▲ | ▲▲ | ▲▲▲ | ||||||
とぐろをまく | 積み技 | ▲ | ▲ | ▲ | ▲▲▲ | |||||
ちょうのまい | 積み技 | ▲ | ▲ | ▲ | ▲▲▲ | |||||
上昇手段 | 分類 | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 命中 | 回避 | 合計 | 備考 |
つるぎのまい | 積み技 | ▲▲ | ▲▲ | |||||||
いばる | 相手変動 | ▲▲ | ▲▲ | 使った対象のステータスが上昇 | ||||||
てっぺき | 積み技 | ▲▲ | ▲▲ | |||||||
とける | ||||||||||
バリアー | ||||||||||
わるだくみ | 積み技 | ▲▲ | ▲▲ | |||||||
ドわすれ | 積み技 | ▲▲ | ▲▲ | |||||||
こうそくいどう | 積み技 | ▲▲ | ▲▲ | |||||||
ボディパージ | ||||||||||
ロックカット | ||||||||||
ちいさくなる | 積み技 | ▲▲ | ▲▲ | |||||||
ビルドアップ | 積み技 | ▲ | ▲ | ▲▲ | ||||||
ふるいたてる | 積み技 | ▲ | ▲ | ▲▲ | ||||||
せいちょう | 非日照り時 | |||||||||
りゅうのまい | 積み技 | ▲ | ▲ | ▲▲ | ||||||
つめとぎ | 積み技 | ▲ | ▲ | ▲▲ | ||||||
コスモパワー | 積み技 | ▲ | ▲ | ▲▲ | ||||||
ぼうぎょしれい | ||||||||||
たくわえる | 上限3回まで | |||||||||
めいそう | 積み技 | ▲ | ▲ | ▲▲ | ||||||
まけんき | 特性 | ▲▲▼ | ▼ | ▼ | ▼ | ▼ | ▼ | ▼ | ▲▲ | 相手に能力を下げられると発動 |
のろい | 積み技 | ▲ | ▲ | ▼ | ▲▲ | ゴーストタイプ以外の ポケモン使用時 |
||||
つぼをつく | 積み技 | ▲▲ | ▲▲ | ▲▲ | ▲▲ | ▲▲ | ▲▲ | ▲▲ | ▲▲ | ランダムでどれか一つが2上昇 |
ムラっけ | 特性 | ▲▲▼ | ▲▲▼ | ▲▲▼ | ▲▲▼ | ▲▲▼ | ▲▲▼ | ▲▲▼ | ▲▲ | ランダムでどれか一つが2上昇 代わりにどれか一つが1減少 |
スターのみ | 持ち物 | ▲▲ | ▲▲ | ▲▲ | ▲▲ | ▲▲ | ▲▲ | HP1/4で発動 ランダムでどれか一つが2上昇 |
||
上昇手段 | 分類 | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 命中 | 回避 | 合計 | 備考 |
かくばる | 積み技 | ▲ | ▲ | |||||||
とおぼえ | ||||||||||
じしんかじょう | 特性 | ▲ | ▲ | 相手を倒したとき発動 | ||||||
せいぎのこころ | あく技を受けたとき発動 | |||||||||
そうしょく | くさ技を受けたとき発動 | |||||||||
コメットパンチ | 追加効果 | ▲ | ▲ | 発動確率20% | ||||||
メタルクロー | 発動確率10% | |||||||||
チイラのみ | 持ち物 | ▲ | ▲ | HP1/4で発動 | ||||||
じゅうでんち | でんき技を受けたとき発動 | |||||||||
プラスパワー | 道具 | ▲ | ▲ | |||||||
いかり | 状態 | ▲ | ▲ | 攻撃を受ける度に上昇 | ||||||
かたくなる | 積み技 | ▲ | ▲ | |||||||
からにこもる | ||||||||||
まるくなる | ||||||||||
はがねのつばさ | 追加効果 | ▲ | ▲ | 発動確率10% | ||||||
ロケットずつき | 発動確率100%(1ターン目) | |||||||||
リュガのみ | 持ち物 | ▲ | ▲ | HP1/4で発動 | ||||||
ディフェンダー | 道具 | ▲ | ▲ | |||||||
上昇手段 | 分類 | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 命中 | 回避 | 合計 | 備考 |
ひらいしん | 特性 | ▲ | ▲ | でんき技を受けたとき発動 | ||||||
よびみず | みず技を受けたとき発動 | |||||||||
チャージビーム | 追加効果 | ▲ | ▲ | 発動確率70% | ||||||
ほのおのまい | 発動確率50% | |||||||||
ヤタピのみ | 持ち物 | ▲ | ▲ | HP1/4で発動 | ||||||
きゅうこん | みず技を受けたとき発動 | |||||||||
スペシャルアップ | 道具 | ▲ | ▲ | |||||||
おだてる | 相手変動 | ▲ | ▲ | 使った対象のステータスが上昇 | ||||||
じゅうでん | 積み技 | ▲ | ▲ | |||||||
ズアのみ | 持ち物 | ▲ | ▲ | HP1/4で発動 | ||||||
スペシャルガード | 道具 | ▲ | ▲ | |||||||
かそく | 特性 | ▲ | ▲ | 毎ターン終了時発動 | ||||||
でんきエンジン | でんき技を受けたとき発動 | |||||||||
びびり | むし/ゴースト/あく技の いずれかを受けたとき発動 |
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ふくつのこころ | ひるんだとき発動 | |||||||||
ニトロチャージ | 追加効果 | ▲ | ▲ | 発動確率100% | ||||||
カムラのみ | 持ち物 | ▲ | ▲ | HP1/4で発動 | ||||||
スピーダー | 道具 | ▲ | ▲ | |||||||
上昇手段 | 分類 | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 命中 | 回避 | 合計 | 備考 |
ミクルのみ | 持ち物 | ▲ | ▲ | HP1/4で発動 | ||||||
ヨクアタール | 道具 | ▲ | ▲ | |||||||
かげぶんしん | 積み技 | ▲ | ▲ | |||||||
ダウンロード | 特性 | ▲ | ▲ | ▲ | 場に出た時どちらか一つ上昇 (相手のステータスに依存) |
|||||
上昇手段 | 分類 | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 命中 | 回避 | 合計 | 備考 |
ダメージ検証
実際に最大威力のアシストパワーを使用した場合、どれほどのダメージを与えられるのか計算してみる。
検証その1(高火力 vs 高耐久)
検証その1では、Lv50フラット(Lv51以上のポケモンを強制的にLv50に揃えるルール)のシングルバトルを想定する。
用意するポケモン
攻撃側
- エーフィ
アシストパワーをタイプ一致で打てる上に特攻が130もある。
性格「ひかえめ」CV全振りの個体を用意する。C実数値は200。
アシストパワーは遺伝技なので、アシストパワーを覚えた♂のムンナ辺りと交配させる。
更なるロマンを得るためにエスパージュエルも持たせてみる。 - ドーブル
今回のサポート役。色々と面倒くさいので今回特性は「ムラっけ」ではなく通常特性にする。
覚えさせる技は、「ちいさくなる」「ちょうのまい」「とぐろをまく」「バトンタッチ」
受け身側(実験台)
- ラッキー
化け物じみた特殊耐久力を誇る、ご存じポケモン界の「ピンクの悪魔」
もちろん持ち物は「しんかのきせき」にする。
性格「おだやか」HDV全振りの完全特殊受け型にする。実数値はH357、D172(輝石込みでD258) - ドータクン
タイプ相性によりエスパー技を1/4にまで抑える青銅要塞。
上に同じく性格「おだやか」HDV全振りにする。実数値はH174、D184
手順
- ドーブルを先鋒で出す。
- 「ちいさくなる」を3回使い、回避率を6段階上昇させる。
- 「ちょうのまい」を6回使い、特攻、特防、素早さをそれぞれ6段階上昇させる。
- 「とぐろをまく」を6回使い、攻撃、防御、命中率をそれぞれ6段階上昇させる。
- 「バトンタッチ」を使い、エーフィに交代する。
事前に相手に「シンプルビーム」を打ってもらうなどして特性を「たんじゅん」にしておけば短縮できる。
実行
それでは、エーフィによるジュエル補正付きアシストパワーをラッキーとドータクンにそれぞれ打ち込んでみる。
なんとあのラッキーが6~7体分、ドータクンが4~5体分も消し飛んだ。
ラッキーやドータクンの耐久力をご存じない方のために補足すると、
- 通常状態のエーフィのジュエル込みサイコキネシスで、
ラッキー:ダメージ60~72(乱数5発)
ドータクン:ダメージ21~24(乱数8発) - 「めいそう」を6回積んで特攻をMAXにした状態でのジュエルサイコキネシスでやっと、
ラッキー:ダメージ237~279(確定2発 → 急所に入れば1発)
ドータクン:ダメージ82~97(乱数2発 → 急所に入ったとしても1発で持って行けるかどうか)
いかにアシストパワーの威力が恐ろしいか、おわかりいただけただろうか。
検証その2(超高火力 vs 超紙耐久)
ありとあらゆる方法で耐久を下げた超紙耐久のポケモンに対し、ありとあらゆる方法で火力を底上げした超高火力ポケモンがアシストパワーで攻撃したらどうなるか、ダメージ計算してみる。
検証その2では、無制限ルール(Lvは51以上は補正がかからずそのままのレベルで出場可・伝説ポケモン出場可・ポケモンも持ち物も重複可)のトリプルバトルを想定する。
用意するポケモン
準備
今回は検証1で使用したLv50エーフィではなく、更に高火力なLv100の「デオキシスアタックフォルム(以下『AFデオキシス』)」を使う。AFデオキシスの特攻種族値はエーフィを優に上回る180であり、特攻ステータス上昇補正性格・C個体値V・努力値C全振りのAFデオキシスLv100の特攻実数値は504になる(同条件Lv100エーフィの場合は394)。
しかしAFデオキシスは通常アシストパワーを覚えないため、第三世代ROMで教え技の「ものまね」を習得さた個体を持ってくる必要がある。これで戦闘中に他のポケモンが使用したアシストパワーをコピーすれば良い。
検証1と同じようにドーブルの全能力ランクをMAXにしたあと、ドーブルの「バトンタッチ」なりAFデオキシスの「じこあんじ」なりで、ドーブルの能力ランクをAFデオキシスにコピーする。
急所によるダメージ増加を2倍から3倍に上げる「スナイパー」という特性があるため、「スキルスワップ」を使って戦闘中にこの特性を入手する。
同じ技を連続で使用すると攻撃を成功させる度にその技のダメージが上がっていくという効果を持つ「メトロノーム」を事前にAFデオキシスに持たせておく。第五世代での上昇率は1倍→1.2倍→1.4倍→1.6倍→1.8倍→2倍で、6ターン目でMAXのダメージ2倍に達する。
AFデオキシスの両脇には「てだすけ」を覚えたポケモンを2匹添える。「てだすけ」は、そのターン味方の使用する技の威力を1.5倍にする先制技であり、トリプルバトルで両脇のポケモンから同時に「てだすけ」されれば1.5×1.5で2.25倍になる。6回目のアシストパワーのターンでこの「てだすけ」を使用し、更にダメージを底上げする。
これで火力を極限まで底上げしたAFデオキシスの準備が出来た。
実験台として、タマゴから生まれたばかりのLv1グレッグルを用意する。グレッグルはタイプ相性によりエスパー技が4倍弱点なのでアシストパワーがよく通る。HP個体値に関してはなるべく低いものにする(タマゴから生まれたときのHP実数値が11であれば最低)。
Lv1グレッグルに「きんぞくおん」を3回当てるなどして特防ランクを最低にまで下げると、グレッグルの特防が「1」になる。性格補正や個体値によって元の特防実数値に差は出てくるが、「きんぞくおん」3回で結局特防が「1」になることに変わりないので、HP個体値が低めのLv1でさえあればあとはどのような個体でも構わない。
実行
それでは、性格上昇補正CV全振りLv100AFデオキシスによる、威力860・タイプ一致補正1.5倍・特攻ランク補正4倍・メトロノーム補正2倍・てだすけ補正2.25倍・スナイパー急所補正3倍・効果抜群4倍の最大乱数アシストパワーを、特防1のグレッグルに打ち込んだ場合のダメージを計算してみる。
結果、1072万4098匹分のグレッグルが消し飛んだ。本当にご協力ありがとうございました。
関連動画
関連項目
- 4
- 0pt
https://dic.nicovideo.jp/t/a/%E3%82%A2%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%BC