アスタナ(Астана、Astana)とは、カザフスタン共和国の首都である。
概要
日本の建築家・黒川紀章の手による計画都市であり、地方から多くの人口が集まってくるカザフスタンの首都である。1997年にアルマトイから遷都。
以前からこの周辺は「アクモラ(聖地)」と呼ばれていたが、1824年に都市として「アクモリンスク」という名前になる。鉄道の結節点であったため栄え始める。1961年に未開拓地(処女地)であった周辺のカザフステップを開発するため、名前が「ツェリノグラード(処女地の街)」となる。
1991年にカザフスタンがソ連から独立すると首都名もカザフ語になり、「アクモラ(聖地)」となる。1997年にアルマトイから首都機能が移転し、1998年には「アスタナ(首都)」と改名した。
2019年3月23日、カザフスタン共和国政府は、首都の名称をアスタナからヌルスルタンに変更した。ヌルスルタン・ナザルバエフ初代大統領への敬意を表して命名したという。首都名の変更は過去60年で4度目だが、今回については一部住民や野党幹部らが反発している。[1]
ただし偉大とされた人物が都市名になる例は以前にもあり、例えば「ワシントンD.C.」や「ホーチミン」、「スターリングラード(現:ヴォルゴグラード)」などがある。
…と思っていたら、その3年後の2022年9月に名前がアスタナに戻された。名前の由来のナザルバエフ大統領が支持を失い、政界から完全引退したことが原因である。
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関連項目
脚注
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