アストロガンガーとは、日本テレビ系で放送されたテレビアニメである。
1972年10月4日から1973年3月28日の間、水曜日に放送された。
同作品の異様にヌルヌル動くガンガーをメインに使用したMAD動画及び肩幅のでかい手描き動画については「アストロガンガン」「走るガンガー」などの記事を参照。
概要
ナックと宣弘社制作の作品。
田中英二がキャラクターデザインを手掛けている為、「チャージマン研!」や「星の王子さま プチ☆フランス」といった、同じく田中英二キャラデザでナック制作のアニメと近い雰囲気の絵になっている。
宇宙人の侵略と戦うロボットアニメという一見スタンダードな作品だが、主人公「カンタロー少年」と生きている巨大ロボット「ガンガー」が合体(構成の田村多津夫曰く「人間がロボットに溶けこんで、ロボットのハートになる」)して戦うという、独特な位置付けの作品として語られる事が多い。
マジンガーZよりも2ヶ月放送が早く、初めてカラー放送されたロボットアニメであるため、アニメ史的にもそこそこ重要な作品である。
(1963年に放送された巨大ロボットアニメ第一号『鉄人28号』から数えて二番目に放送されたため。)
日本ではそこまで知名度は高くはなかったが、機動戦艦ナデシコでネタにされるなど多少は知られている作品だった。近年はインターネットを中心により広く知られ初めている。
また、アラビア語圏や韓国など海外でも親しまれていおり、二次創作や楽曲の演奏が行われたりCMソングに採用されたりしている。
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特徴
黎明期の作品と言う事もあり、ガンガーは以後一般的になったスタイルのロボットアニメと比べ異なる点が多いと言われる。
まず、「意思を持った巨大ロボット」「主人公と合体するロボット」という2つの設定を兼ね備えている唯一の作品であるという事で、類似した位置付けの作品が少なくなっている。
この他にも、ガンガー自身が人格と意思を持っており、単なるロボットではなく会話もする生き生きとしたキャラクターとして描かれている事で、巨大ヒーローアニメ的テイストも多いのが特徴。
ちなみにガンガー自体は、正確には「生きている金属」を使ってロボットのような形状に形作られた生きている物であり、ロボットとは言い難い。ただし、正体が把握された後もなんだかんだロボット扱いされたりしている。
また、ガンガーは飛行能力こそあるが、武器の類は一切装備していない。
装備らしい装備はカンタローとお揃いの胸のペンダントくらいで、 これは合体時にカンタローが入る他、いざという時には脱出ポッドになる。
敵と戦う時は基本的に格闘戦であるが、敵は飛び道具も普通に使ってくる。
その為、頭を使って戦う事も必要となり、 時には鮮やかな頭脳戦も展開する。
戦略的に戦うのには合体が欠かせない。というのも、ガンガー単体ではパワーこそあれど、高度な戦闘をこなすのには頭脳が足りずに、単純な体当たり攻撃くらいしか出来ないからである。
カンタローと合体する事でこの弱点は補われ、無敵の強さを発揮する。
なお、後半の回ではカンタロー抜きでも普段と変わらずに戦えており、これは前述の設定と矛盾しているが、詳細は不明。そのような描写は無いが、もしかしたら、生きているロボットであるガンガーが成長した可能性がある。
金属の弱点である酸化攻撃に一度は苦しむも耐性が付くというエピソードがあり、これは作中では「ガンガーは苦しめば苦しむ程強くなるのだ!」というセリフで表現されるが、このような展開はガンガーが生きているという設定ならではのものである。
用語
- ブラスター
- ブラスター星人及びその勢力の通称。
また、ブラスター星人の掛け声にもなっている。 - ブラスターの助っ人も名乗るまで地球側からはブラスター呼ばわりされる。
- カンタロス星
- マヤの生まれ育った星。
高度な文明を築いていたがブラスターにより滅ぼされた。
生きている金属が産出される。 - 国際科学警察
- 通称ISP。ロゴもISP。 航空隊に白バイ隊から核ミサイルまで持っている凄い組織。本部はニューヨークにあるようだ。
退避壕を各地に設置しており、非常事態には市民の救助を行うなど頑張っている。
よく航空機が爆破されたりする。 - 生きている金属
- マヤによりカンタロス星から地球へ持ち込まれた金属。
熱で成長し、これからガンガーが作られた。
主な登場人物
レギュラーキャラクター
- 星カンタロー
- 声 : 東美江
- 本作の主人公。地球人とカンタロス星人のハーフ。
ガンガーと合体してブラスターと戦う。
スクーターを乗り回しているが、免許が必要な物なのかは不明。
基本的な身体能力は地球人と同じであるが、病気が戦っている合間にいつの間にか治っているなど変わったところもある。 - 星博士
- 声 : 吉沢久嘉
- カンタローの父。名前は星久造。
- 色々と研究してブラスターに備えている。
過去の話ではそこまで老けていないが、何故か舞台中では大分老けている。 - マヤ
- 声 : 鈴木弘子
- 滅亡するカンタロス星からの脱出に成功したカンタロス星人の生き残り。
特殊金属工場研究室の技師で、生きている金属を持ち出して地球に辿り着き、若き日の星博士に出会い救われ結婚し、カンタローを産んだ。
カンタローと地球の為にガンガーを造り出すが、脱出時に浴びたブラスターX光線の後遺症に体を蝕まれており、カンタローとガンガーに地球とカンタロス星の未来を託し死亡した。 - ガンガー
- 声 : 飯塚昭三
- 生きている金属で対ブラスターとして造り出されたロボット。
カンタローと合体して真の実力を発揮する。
ロボット扱いされているが、内部には機関室も操縦室も存在せず、ブラスター星人によるとロボットとは違う存在であり生きているらしい。
詳細は「ガンガー(アストロガンガー)」の記事を参照。 - 早川リエ
- 声 : 小沢かおる
- 本作のヒロイン。カンタローの友達で、時折姿を消すカンタローを気にしている。
人間らしい優しさを持っており、それをブラスターに利用される事もあった。 - 早川次長
- 声 : 大宮悌二
- リエの父。名前は早川健次。
国際科学警察第四支部で捜査次長を務めている。
星博士を尊敬していて、国際科学警察の中では早期からブラスターの仕業だと見抜いたり、星博士と作戦を相談することもある。
物語中で特別宇宙戦闘隊の隊長に任命される。 - 早川春子
- リエの母。名前の表記は台本より。
危険な事に巻き込まれるリエを心配している他、母親の居ないカンタローを支える一面もある。 - 部長
- 声 : 緑川稔
- 国際科学警察の部長。
最初はブラスター説を否定していたが受け入れるようになる。
攻撃を鹿島工業地帯にあるという原子炉を爆破させて撃退しようとし、更に住民の避難を完全には待たずにそれを遂行しようとするなど、大胆な作戦を展開する。
国際科学警察は中々強大な権限を持っているようである。
車を溶かす威力の光線を浴びても普通に生きていた。 - 先生
- カンタローとリエが通っている学校の先生。
ゲストキャラクター
- 島の少年
- 声 : 菅谷政子
- 海を漂っているところを保護された少年。
住んでいる島がブラスターに狙われた。 - ノボル
- 鍾乳洞の見学中にブラスターの怪物を目撃した少年。
しかし誰にも信じてもらえず、意気地なし扱いされふて腐れるが、カンタローとリエに励まされる。 - マー坊
- リエの従兄弟で名前はまさる。ガンガーの大ファン。
ブラスターに誘拐され、偽のガンガーをガンガーだと偽られたが見事見抜いた。 - ユリ
- 声 : 松尾佳子
- 祖父と山小屋で二人暮らしをしている少女。
カンタローと早川父子を家で雨宿りさせてくれた。
前から祖父の様子がおかしいと思っていたが、 眼を緑色に光らせながら猛スピードでダッシュする有様を見て本物の祖父では無いと確信した。 - オオクマ
- カンタローの学校の先輩。仲間とグラウンドを下級生から巻き上げるというなんとも大人気ないことをしていたが、カンタローとの勝負で根負けし改心し、後にカンタローに協力した。
- 大山次郎
- 声 : 野島昭生
- 国際科学警察第四支部の付属研究所員。
カンタローや早川家と親交があり、カンタローの兄貴分だった。
しかしブラスターに誘拐・洗脳されてしまい、ブラスターのスパイにされてしまう。
そして、頭の中にコントロール装置を仕掛けられてしまった。
改造によって人間の愛の心を失ってしまい、収縮自在で姿を消せるロボット「モンスター」(声 : 増岡弘)を駆使し国際科学警察を襲う。
早川次長を誘拐してガンガーの情報を得ようとするが失敗し、葛藤するカンタローとガンガーに円盤ごとロボットに投げつけられて死亡した。 - アキオ
- 声 : 坂井寿美江
- 灯台長の家の息子。家で朝御飯を食べている所をブラスターに襲撃される。
- ISP長官
- 声 : 岡部政明
- 国際科学警察の長官。対ブラスター戦闘機「スペースホーク号」の試航式で登場。
ブラスター星人
本作における悪役。緑と酸素を大量に消費する為、ブラスターに狙われた星は5年程で滅ぼされてしまい、星を滅ぼしては宇宙を放浪している。
高度な科学力を保持しており、宇宙から強力な新兵器を送り込む。
ブラスター星人に攻撃され枯れ果てた地域は緑が一切再生しないと言われている。
そのような地域では酸素マスク無しでは生存できなくなるなど、どこかの回りくどい宇宙人と違い深刻なダメージを与えてくる。
ナンバリングされており、どうやら数字が小さいほど偉いようである。
数字が近い者同士のペアで行動する事が多い。
たまにどう見ても別のブラスター星人なのに同じ番号で登場する事があるが詳細は不明。
人間に変装して活動する事もある他、怪獣やロボットに変身して戦う。
怪獣やロボットがやられると元の姿で死亡するブラスター星人の影が見える。
侵略後に緑を奪うという目的の為に、地球の環境を考慮して大規模な攻撃は避けていたが、ガンガーの出現で計画が遅れてくると大規模な攻撃も厭わなくなってゆく。
容姿
紫色のタイツを着たような人型の姿をしている。
男性のような姿と声をしているが女性のようなタイプも存在する。
全員がほぼ同じ姿をしているが頭と胸に数字が書かれている。
何故アラビア数字なのかは不明。
目は黄色いまん丸で、鼻は細長く平らである。
口には八重歯がある。
背中に緑の線が入っていると言うが、本編中で見る事は出来ない。
キャラクター
幹部(レギュラー)
- ブラスター1 (-ワン)
- 声 : 寺島幹夫
- チーフとも呼ばれる。ブラスター星人のボス。
ブラスター2と行動する事が多い。
地球を美しいと評価しているが、途中で北半球の環境を放棄し宣戦布告する事を決定した。 - ブラスター2 (-ツー)
- 声 : 鈴木泰明
- 作戦を考えたり命令したりする。
いつもブラスター1や仲間をなだめたりとブラスターのまとめ役をしている。
作戦で仲間の命を考慮したりすぐに制裁を加えずチャンスを与えるなど結構優しい。
しかし、カンタロス星の最期の映像を見てニヤニヤするといった、ブラスター星人らしい冷血さはしっかりと持ち合わせている。 - ブラスター3 (-スリー)
- 声 : 清川元夢
- ブラスターの幹部。命令を出したり命令されたりしている。
ブラスター99に直接文句を言いに行ったりする積極的なタイプ。 - ブラスター4 (-フォー)
- ブラスターの幹部。命令を出したり命令されたりしている。
部下(ゲスト)
- ブラスター5
- 1話の敵の中のブラスターの一人で、ガンガーに貫かれた際に単独撃破された。
- ブラスター8 (-ナイン)
- 円盤隊の指揮などに就く。
- ブラスター9 (-ナイン)
- 声 : 桑原たけし
- ブラスターのならず者。彼の円盤のみ塗り替えられており、同胞の円盤だと認識されるのに少し時間がかかった。マントを背負って専用武器の「サンダーボルト」を持っている。
勝手に任務を抜けて銀河系の外を見に行っていた。 - 喧嘩っ早い性格で一匹狼であり、ブラスター2には「役に立たなくて元々」とまで言われていたが、アドバイスをしたり応援に駆け付けるブラスター星人も居るので、人望があるようである。
ブラスター1を揺さぶりガンガーを脅迫するなど、見た目が変わらないブラスター星人の中でも印象深いキャラクターとなっている。 - ブラスター10
- 宇宙ステーションでスペース・パンサーの餌食となる。
- ブラスター12
- 出演 : 第9話 / 声 : 京田尚子
- 老婆に化けて同情を誘い早川家に潜入する。
変装しているのに「ブラスター!」と叫び正体をバラしながら飛翔し、星研究所に2階から侵入しネズミに驚いたりしながらコメディチックに探索するが星博士とカンタローに発見され逃亡、ロボット「ヘッドエレッカー」(声 : 池田勝)に変身して戦う。 - ブラスター12
- 出演 : 第26話
宇宙ステーションでスペース・パンサーの餌食となる。 - ブラスター13 (-ワンスリー)
- 声 : 村瀬正彦
- スペース・パンサーとガンガーを宇宙の果てに捨てようとしていたが脱走され、通信を切った挙句どこかへ行ってしまった。
- ブラスター16
- 突如現れたガンガーの正体を確かめる為に派遣された。
ブラスターマシンで人間の姿に化け「東明新聞社 西城明」と名乗り早川次長に接触。
催眠術を使ったがガンガーの正体を確かめられなかった為帰ろうとした所でカンタローに正体を見破られる。 怪ロボットに化けてガンガーと戦った。 - ブラスター20 (-ツーゼロ)
- ブラスター1の指示でカンタロス星で生きている金属を採掘し、その分子構造を明らかにする。
更に研究を重ね生きている金属を分解する「ソニック分解銃」を開発。 - ブラスター23
- 宇宙ステーションでスペース・パンサーの餌食となる。
- ブラスター25
- 出演 : 第21話 / 声 : 島田彰
- ブラスター26と共に行動。巨大ロボット(名称不明)を2人で操縦する。
ピエロに化けてロボットショーで子供を誘い、人質に取った。
ロボットショーは許可願いを出して実際に行い、宣伝用のおもちゃも完成度が高いなど本格的な作戦である。 - ブラスター25
- 出演 : 第26話
宇宙ステーションでスペース・パンサーの餌食となる。 - ブラスター26
- 声 : 依田英助
ブラスター25と共に行動。 - ブラスターを地球人よりも優れていると発言しており、民族意識が強いと思われる。
- ブラスター33 (-ダブルスリー)
- ブラスター34とチェイン・メイル作戦を実行する。
お揃いのかっこいい装備をしている。
宇宙戦ならではの強力な兵器でガンガーを追い詰めるが、調子に乗って自滅した。 - ブラスター34 (-スリーフォー)
- 声 : 緑川稔
- ブラスター33と共に行動。
- ブラスター42
- 宇宙ステーションでスペース・パンサーの餌食となる。
- ブラスター53 (-ファイブスリー)
- ブラスター54と共に行動。
マー坊を拉致し、ピエロの格好をして遊んでやり警戒心を解いて偽ガンガーに乗せようとするが、偽者だとバレてしまう。催眠術をかけて乗せるもそれが原因で作戦は失敗した。
その後、ロボット「ワイルドボア」( 声 : 大山豊)に変身して戦う。 - ブラスター54 (-ファイブフォー)
- ブラスター53と共に行動。
- ブラスター60
- 宇宙ステーションでスペース・パンサーの餌食となる。
- ブラスター80
- 声 : 杉田俊也
- 山小屋で孫のユリと二人暮らしをする老人に成り代わり、地上で瞬間転送装置の設置と管理に務めていた。カンタローらに瞬間転送装置を発見されると緑色に光る目からビームを発射して落石を引き起こし洞窟に閉じ込める。しかし抜けだされてしまい、ロボット「アイアンコメッツ」を使役し戦いを挑む。
- ブラスター88
- ブラスター89と共に行動。
レンズマーによって閉じ込められた子供の整理をしていた。 - ブラスター89
- ブラスター88と共に行動。
- ブラスター99 (-ダブルナイン)
- 声 : 野島昭生
- ブラスタークロレラの培養実験をしていたが、国際科学警察のヘリコプターを爆破したことが原因で発見されてしまい、ブラスター3にその責任を取るように迫られる。
ロボット「アスファルター」 に変身して戦う。 - ブラスター104 (-ワンゼロフォー)
- 声 : 鈴木弘子
- 女性型のデザインとなっており、マヤの姿に化けてマヤの姉を名乗りカンタローに接触した。
- ブラスター105
- 宇宙ステーションでスペース・パンサーの餌食となる。
その他
侵略開始当初は地球に深刻なダメージを与えないよう助っ人を呼ぶのは避けていたが、途中からその方針も撤回し、助っ人としてブラスター以外の者も呼んで使うようになる。
- バッドスノー
- 声 : 渡部猛
- 正体は詳しく語られないが、ブラスター星人以外の宇宙人らしい。
既にいくつもの星を破壊してきた強者。
雪によく似ていながら実は太陽系には存在しない物質を降らせ、地球人に雪だるまを作らせてそれを動かし攻撃した。
国際科学警察が止めを刺した初めてのブラスター勢力。 - ブラックフェアリー
- 声 : 京田尚子
- ブラスターに呼ばれ太陽の黒点から来た宇宙人。
オーロラでカンタローとガンガーを惑わした。
生首で飛びながら火を噴くなど中々のホラーっぷりである。 - コルヒドラ
- 声 : 加藤精三
- アルタード星からブラスターの呼んだ強力な助っ人。
α光線やβ光線といった3つの光線で攻撃するが、その跡は放射能で汚染されると言う。
一見ロボットのようだがエネルギーを使い果たすと鎧を脱ぎ本来の宇宙生物の姿を表す。鎧を脱いでも無力化はせず戦闘可能で、トゲを発射して攻撃を続けた。 - レンズマー
- 声 : 丸山詠二
- 人気雑誌「週刊ブック」に連載中の漫画の「ロボッ子」の中に潜み、子供達を攫って人質に取った。人質に取られた子供は写真のように見える空間に閉じ込められるが、酸素は外の物が通じているようである。
国際科学警察の銃は大抵通じないが、レンズマーの胸への集中攻撃は効果があった。 - ブラスターデビル
- 声 : 小林清志
- ブラスターと名の付くが正体は不明。
人間を意のままに操ることが出来き、国際科学警察の職員を操って混乱を与えた。
2つの剣で戦う。
詳細は単語記事「ブラスターデビル」を参照。
使用する装置・兵器・生物など
- 宇宙ステーション
- ブラスター星人の本部。地球の近くに滞在している。
巨大ロボットやガンガーも中で自由に動き回れる巨大さを持つ。
緑色をしており内部にはブラスターマシーンも設置されている。
他にも防御バリアを張れたり機能がいっぱい。 - 円盤
- ブラスター星人の移動手段としてよく使われている乗り物。
ブラスター9の物を除き緑色にカラーリングされていて、1人乗り。
下に光を発射しそこから乗り降りできるようだ。
洗脳されている次郎も操縦しており、人間にも操縦可能のようである。 - ブラスターX光線
- ブラスター星人の使用する光線。
危険性が高いらしく光線を浴びたロボットは爆発した他、 高出力で使用すると放射したブラスター星人も命を失うと言う。 - ブラスターマシーン
- ブラスター星人の基地にあるマシーン。
ブラスター星人を変身させるのに使用される他、生物を増やしたり生きている金属に形を与える事も出来る万能マシーン。
地球上にも設置しようとしたが失敗した。 - OXガスター
- 声 : 今西正男
- どんな金属でも1分以内に酸化させてしまう「OX酸化ガス」を噴射しガンガーを苦しめた。
ピンク色の海底生物のような姿とロボット型の姿を持つ。
鍾乳洞を隠れ家とし地下水を移動していた。 - マグネッダー
- 円盤のような乗り物らしき物。パラソルに触覚が付いたような形をしている。
磁力を操る能力を持ち、地球の生活を混乱させた他、ミサイル攻撃を跳ね返した。 - ハウンド
- 宇宙の猟犬と呼ばる金属を食べるピンク色のもふもふした球体。
本能で動く生物だがブラスター11の訓練により兵器として実用的になり、ブラスターマシーンで数を増やして地球に送り込まれた。
国際科学警察の銃でも倒せるようだが、金属で出来た銃にも噛み付いてくるため戦うのは難しい。
嗅覚を乱される事に弱く、共食いをしてしまう。 - ファイヤーストーンロボット
- 声 : 渡部猛
- 「化石の星」で化石になっているものをブラスターマシーンで復活させられた。
化石になっていたがロボットなのでマグマにも耐えられる。
牛のような姿で角からビームを発射し、自滅すると化石に戻ってしまった。 - 偽ガンガー
- ブラスター星人がカンタロス星で集めた生きている金属から、ガンガーの情報を元にブラスターマシーンにかけて作ったガンガーの偽物。
顔がどう見ても違うが、ブラスター2によると誰が見ても分かるまいとの事。 しかしガンガーのファンであるマー坊には普通に一発でバレた。
地球人(マー坊)を中に入れて、その脳を電波で刺激し操り思い通りに戦わせる作戦だったが、搭乗を拒むマー坊を催眠状態にして乗せてしまった為にまともなコントロールが出来ずに、あっさりと倒されてしまった。 - ブラスタークロレラ
- 特殊なクロレラでブラスターによって滅んだ場所でも生息できる。
星を滅ぼしながら渡り歩くのはあまりに効率が悪いので、滅亡した土地でも緑と酸素が得られるように開発された。 - テレキネス
- 心を読み取る事が出来る装置。映像を通している相手とも会話の様なやり取りが出来るなど万能そうに見えるが、何故か普段の調査時等には使っていない模様。
- カモメロボット
- カモメに化けた監視用の思考能力の無いロボット。
ジェット噴射しているが何故かバレない。 - チェイン・メイル
- ブラスター33とブラスター34が装備していた戦闘服。
鎧と槍のような物からなり、 プラスとマイナスの対で挟んで渦を起こして攻撃する。
プラスの者とマイナスの者は一定の距離を保たねばならず、接近しすぎると自滅してしまう。 - ブラックワルダー
- 声 : 今西正男
- 「スペクトルリング」というリング状の光線を出して攻撃する。
- ソニックブラスター
- 声 : 岡部政明
- 特殊合金のボディに対生きている金属兵器「ソニック分解銃」、宇宙空間を自由に飛行できる「重力ベルト」を搭載したブラスターの持てる技術力を全て尽くしたロボット。
今まで目に見えるダメージを与えられなかったガンガーにヒビを入れるという快挙を成す。 - スペース・パンサー
- 生き物の生命エネルギーを吸い取り強くなる豹のような宇宙の怪物。
近付かれるだけで死ぬ。その爪はガンガーにさえ傷をつける。
南の島の人々と動物を全滅させ、ガンガーと中のカンタローにもダメージを与える程の強さを誇るが、満腹時は攻撃しないというワガママっぷり。
ブラスター13の操る拘束バリアで制御されていたがブラスター13がどこかへ行ってしまった為好き勝手動けるようになり、ガンガーの誘導で宇宙ステーションのブラスター星人を全滅させた挙句ガンガーと共に宇宙ステーションの爆発に巻き込まれた。
各話リスト
話数 | タイトル | 放送日 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 行くぞガンガー | 1972年 10月4日 |
|
2 | 生きているロボット | 10月11日 | ガンガー誕生秘話 |
3 | 燃える島の陰謀 | 10月18日 | |
4 | 恐怖の虹 | 10月25日 | 部長初登場 |
5 | ガンガーのひみつを探れ | 1972年 11月1日 |
偽マヤ姉登場 |
6 | 錆ついたガンガー | 11月8日 | |
7 | 宇宙爆撃隊 | 11月15日 | |
8 | 宇宙の猟犬-ハウンド- | 11月22日 | |
9 | 怪しいおばあちゃん | 11月29日 | 「本部!(PON☆)」の回 |
10 | 強いぞ!ガンガー | 12月6日 | 偽ガンガー登場 |
11 | 地球はぼくらのものだ! | 12月13日 | |
12 | 流れ星の降る谷 | 12月20日 | 走るブラスター80の回 |
13 | 白い昿野の決闘!! | 12月27日 | ブラスター9登場 |
14 | 白夜の対決 | 1973年 1月3日 |
バッドスノー登場 国際科学警察活躍回 |
15 | オーロラの秘密 | 1月10日 | ブラックフェアリー登場 「ほーらほらほら(オラオラオラ)」の回 |
16 | ブラスター宣戦布告 | 1月17日 | コルヒドラ登場 |
17 | 戦慄のスパイモンスター | 1月24日 | 大山次郎登場 「は、恥ずかしくないのか!」の回 ボルガ回のあるべき姿とも |
18 | チェイン・メイルの渦 | 1月31日 | |
19 | 時限爆弾ロボット・デスター | 2月7日 | |
20 | レンズマー分身作戦 | 2月14日 | |
21 | ロボット部隊がやって来た! | 2月21日 | 背景に「COFFEE ナック」登場 |
22 | 宇宙の幽霊船 | 2月28日 | |
23 | カンタロスの決斗 | 3月7日 | 実写シーン有り 特別宇宙戦闘隊が編成され、早川次長が隊長に任命される |
24 | あの胸のペンダントを狙え! | 3月14日 | |
25 | ブラスター・デビル-悪魔の眼- | 3月21日 | ブラスターデビル登場 走るガンガーの回 正体バレ回 |
26 | スペース・パンサー | 3月28日 |
商品展開
当時に弁当箱や人形などが商品化されたらしい。
また、 デビルマンと一緒に17cmレコードでシングルが出された。
ラインコミュニケーションズが画質も音質に難があるがDVDを出していたので、近年もそれを購入すれば比較的容易に視聴出来る作品であった。
一部の回はニューシネマジャパンのアニメの王国にも収録されているが、画質等はとても悪いのでこちらをわざわざ買い求める意味は薄い。
2020年12月23日には、昭和の名作のデジタルリマスター版をリリースしているベストフィールドの「想い出のアニメライブラリー」よりブルーレイディスクで発売予定。
空前の高画質で全話が収録されているのに加え、パイロット版である「アストロマン」が初収録されたファン必見の商品となっている。
キッズステーションのレアアニメ全話配信企画で視聴可能が第1位になった為、2015年4月9日、YouTubeのキッズステーションチャンネルにて全話無料配信された
。
第1話、最新話、先週配信話の3話分が視聴可能で、毎週金曜日に更新された。
過去にはGyaO!のICHIチャンネルで配信を行っていて
、第1話は無料で視聴する事が出来た
が、現在はGyaO!のICHIチャンネル自体が廃止されてしまった。
2018年5月18日より、dアニメストアにて全話配信開始。それに伴い、遂にニコニコ支店
でも本作が公式にコメント付きで視聴可能となったが、現在は配信終了している。
2021年7月9日からは、YouTubeのICHI公式チャンネルにて毎週金曜日21時にプレミア配信が実施され、動画やネタでしか本作を知らなかった層からも視聴されるきっかけとなった。
更に、2022年2月28日からはリマスター版の全話の無料配信が開始された。
2016年には合金製トイ「CARBOTIX アストロガンガー」の発売が決定。可動可能で各種パーツによって様々な姿を再現出来る完成度の高いフィギュアとなっている。2017年発売予定。
放映当時連載されていた複数の漫画版が存在する。単行本化もされていなく、非常に閲覧が難しい状態ではあるが、2003年頃より復刊ドットコムにて復刊リクエストページが存在する。
ほぼ同じ状況下にあった『チャージマン研!』の漫画版が熱いリクエストにより復刊した過去もあるため(リンク先)、多くの投票が必要になるが興味を持っていただければ復刊の実現に大きく近づくであろう。
ニコニコ動画では
ナックが良くも悪くも一定の知名度があるのでその筋で知った人間も多い。
近頃はチャー研MADやアストロガンガン等の動画を通じて知名度が上がりつつあり、再評価される事も増えている。
また、本格的なガンガーのフィギュアが発売されるなど静かな注目作になりつつある。
2017年末には、「止まらないオルガBB」といった「走るガンガー」派生動画などに大きく注目が集まり、共に本作品の知名度もより大きく向上した。
前述の通りdアニメストアニコニコ支店で公式配信中していたが、現在は配信終了済み。
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