曖昧さ回避
アゼルとは、以下のものを指す。
- アゼル(ファイアーエムブレム) - ゲーム『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』に登場するキャラクター。この記事で記述。
- アゼル(パンツァードラグーン) - ゲーム『AZEL -パンツァードラグーン RPG-』に登場するキャラクター。
- アゼル(乙嫁語り) - 漫画『乙嫁語り』に登場するキャラクター。
- アゼル(企業) - かつて存在した不動産・建築会社。
- アゼルバイジャン共和国の略。
アゼル(ファイアーエムブレム)とは、ゲーム『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』に登場する可愛い奴である。
概要
第1部序章から登場するマージ(魔道士)。幼馴染のレックスと共に、不意を衝いて侵略してきたヴェルダン軍に立ち向かうシグルド軍に加勢する。
容姿は赤髪赤眼で、髪は短くして魔道士のマントに身を包み、年相応に若いグラフィックとなっている。
個人スキルは「追撃」。ファラ傍系の血筋を引いており、魔力の成長率がよい。
キャラクターとして
ファイアーエムブレムシリーズ伝統の少年魔道士。顔グラがカッコいいというよりもかわいい系のものになっているため、初見では女の子と間違える人もいるかもしれない。
主人公シグルドの宿敵であるアルヴィスの弟という特殊な立ち位置を持っており、そのためエンディングでは彼の子供には特別なアイテムが渡ることになる。
登場時点ではレックスとアッーな仲、エーディンに憧れており、シグルド軍に合流したのもシグルドのためよりはヴェルダン軍に襲撃されたエーディンを救出するためだとレックスに看破されている。
レックスとは公爵家の次男同士という共通点を持った親友だが、いつもからかわれている。ティルテュも侯爵家の傍系同士という接点があり、幼いころからの付き合いがある。
兄であるアルヴィスからは母親こそ違うもののたった一人の弟として愛情を向けられているが、アゼルは完璧な兄を尊敬しているものの時折見せる恐ろしさも感じている。この辺りの事情はアルヴィスとアゼルの幼少期に複雑な問題があったためであり、これがのちの悲劇につながっていく。
恋愛イベントはエーディンとティルテュに存在している。エーディンはカップル成立後の会話でレスキューの杖がもらえる。
二次創作などでは
レックスの相棒として、ドズルのいい男のネタに引きずられ、カップルとして扱われることがある。たいていの場合、アゼルがレックスに言い寄られることになる。
ただし、『聖戦の系譜』が発売されたのは1996年であり、くそみそテクニックのいい男阿部高和がネット上で有名になるよりも前である。それにもかかわらず当時のアンソロジーコミックなどではアゼルとレックスのカップリングがネタとして取り上げられていた。
これはもちろん二人が幼馴染として同時に登場するなど妄想の素地があったが故なのだが、それ以上に影響があるのが序章で登場した時にレックスとの会話である。以下、該当箇所を引用する。
アゼル「レ、レックス! いい加減にしろよ! ぼくはもう行くぞ」
この会話が見る人によってはまるで恋人会話のように見えてしまったようだ。
ユニットとして
クラスはマージ→マージナイト。使用可能武器はクラスチェンジ前が炎B、風・雷C。クラスチェンジ後は炎A、風・雷B、剣B。
炎の魔法戦士ファラの血を引くため炎の魔法を得意とするが、別系統の風・雷の魔法も使えるため、魔道士相手には三すくみの弱点を突きやすい。
個人スキル「追撃」を持つため、敵に与えるダメージは安定しやすい。特に序盤に登場するのは魔法防御がほとんどない斧歩兵などであるため、魔法による間接攻撃で効率よくダメージを与えられる。反面、アゼル本人の防御力は低いため、直接攻撃を何度も喰らうと危険。安全のためにはFEの基本にのっとって盾となるユニットの後ろなどの安全地帯をキープし続けなくてはならない。
序盤では唯一の魔法攻撃が出来るユニットのため、何かと便利。惜しむらくはマージは歩兵のために移動力が低いこと。前線に到達する前に先行している騎兵により戦闘が始まることもよくある。
クラスチェンジ後は『聖戦の系譜』においてある意味最大の武器である馬=機動力を得られるため『聖戦』特有の広大なマップを駆けまわれるようになる。安全位置の確保も騎馬による再移動が可能になるため容易になる。基本は魔道書だけでよいが、剣も装備出来るようになるためサブウェポンとして魔法剣を持たせても面白い。
父親として
売りとなるのはスキル「追撃」とファラ傍系による魔力の成長補正。
ファラ傍系により炎魔法の武器レベルも1ランク上昇するが、このゲームでの炎魔法は重いため使用を控えられる傾向があり、あまり恩恵は受けられない。
やはり高い魔力成長率が引き継がれるので魔道士系の子供の父親にしたい。
クラスチェンジしていれば剣を継承することも出来るため、子供が剣を使うキャラであればそれもメリットになる。
「追撃」は地味ながら手数を増やすことが出来る重要なスキルなので子供世代であればぜひとも持っておきたいスキル。しかしスキルはこれしか持っていないので、出来れば母親側には追撃以外のスキルを持つキャラクターを当てたい。
エーディンとのカップリングはあまりお勧めできない。娘のラナはプリーストなので魔力が上昇すれば杖の回復量が上がり、クラスチェンジ後にエルファイアーの魔法が使えるようになるが、どうしても欲しいというものではないし、何より息子のレスターが弓騎兵なので武器継承も出来なければ高い魔力も全く活かせないということになってしまう。「追撃」は保障されているものの、やはり非力になってしまうだろう。
細かいことを言えば、アゼルがエーディンに渡したレスキューの杖も武器レベルの関係でラナには引き継げなくなっている。
ティルテュは息子のアーサーも娘のティニーもマージというまさにアゼルの子供にふさわしいクラスで生まれてくる。武器継承も容易なうえ、スキルは「追撃」と「怒り」であり、条件が整えば必殺の一撃が確定で2発飛んでいくという攻撃に特化した兄妹となる。高い魔力成長率も存分に発揮出来るだろう。
他に魔道士系の子供が生まれてくる女性キャラといえばフュリー。息子のセティは魔法職のセイジのためやはり高い魔力成長率が魅力になるし、武器継承も可能。娘のフィーはペガサスナイトだが魔法剣を使う際には魔力が高いのはありがたいし、クラスチェンジ後には杖も使えるようになるのでそちらでもアゼルの血は威力を発揮する。
問題はカップリングの成立が難しいこと。フュリーはそのペガサスナイトというクラスの宿命として単独行動することが多くなり、なかなか隣接の機会が得られないのである。「追撃」スキルが被ってしまうのももったいない。
その他に面白いのはラケシスとのカップリング。ラケシスの子供は剣騎兵のデルムッドと杖騎兵のナンナ。
母親からヘズル傍系の血を引き継いでいるため力の成長率はもともと良く、アゼル父でもそれなりに物理攻撃力が確保される。アゼルがクラスチェンジ後ならばデルムッドに剣継承させることも可能な上に、魔法剣を持たせれば魔力成長率も活かすことができる。普段は伸び悩むナンナの杖の回復量も上昇する。「追撃」スキルも存分に活かせる。など、実はこのカップルの子供たちには隙がなくなるのである(ただし技の成長率が低いのが珠に瑕)。
関連静画
関連項目
- ファイアーエムブレム
- 魔道士(ファイアーエムブレム)
- レックス(聖戦の系譜)
- アルヴィス
- エーディン
- ティルテュ
- ファイアーエムブレム(ファイアーエムブレム)
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- 0pt
- ページ番号: 5441622
- リビジョン番号: 3202264
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