基礎データ | |
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正式名称 | アゼルバイジャン共和国 Republic of Azerbaijan Azərbaycan Respublikası |
国旗 | |
国歌 | アゼルバイジャン共和国国歌 |
公用語 | アゼルバイジャン語 |
首都 | バクー |
面積 | 86,600 km²(世界第119位) |
人口(’18) | 約990万人(世界第90位) |
通貨 | アゼルバイジャン・マナト (AZM) |
アゼルバイジャン(Azerbaijan)とは、カスピに面した国で、旧ソ連の構成国。コーカサス(カフカス)地域に属し、北はロシア・南はイランに接している。1991年にソ連から独立した。
概要
正式名称はアゼルバイジャン共和国(英語:Republic of Azerbaijan; アゼルバイジャン語:Azərbaycan Respublikası)。名前は「火の国」を意味する。
歴史・詳しい概要などはWikipediaの記事にまかせてここでは近現代の様子について書いておこう。
国民の大半がイスラム教で、北海道と東京を足したような大きさ。首都はバクー。ワインが美味しい。そしてなにより、かつて世界の産油量の50%を占めたバクー油田がある。現在でも有数の油田だが、その採掘や輸出のために大気汚染が酷く、カスピ海を含めた首都圏一帯は世界でもっとも汚染の進んだ地域といわれている。
また、黒海・トルコへと抜ける巨大な石油のパイプラインの元でもあり、現在でも各国の思惑が重なり合う非常に複雑な地域でもある。テロの目標にもなった事があり、一時パイプラインが使用できない状態にあった。カスピ海が海か湖かの論議の原因になったのはこのバクー近郊から沖合いにかけての燃料資源であり、現在でもカスピ海を挟んでお向かいさんのトルクメニスタンと協議中。ちなみに、日本にも石油を輸出している。
油田があるため、富裕層の経済状況は良いのだが、国民全体にその利益が行き渡っていない。2008年時点で20%以上のインフレにあえいでいる。ちなみにインフレ率は世界第15位。2016年のオリンピック開催地に立候補したが、落選している。一時期女子バレーで話題になったが、今は影を潜めている。
軍事
正式名称は「アゼルバイジャン共和国軍」 (Armed Forces of Azerbaijan)。
ソ連崩壊後、国内のアルメニア人勢力アルツァフ共和国との間でナゴルノ・カラバフ紛争が続いていたが2023年にアゼルバイジャン側が勝利。ナゴルノ・カラバフを実効支配していたアルツァフ共和国の解体が2024年1月1日に行われる。
18~35歳の男性に例外なく兵役義務がある(志願制なし)。大学卒業には通常の兵役18ヶ月に加えさらに12ヶ月の兵役が必要であるようだ。アルメニアとの対立のためか軍事費は比較的高く、2018年での対GNP比は5.4%。
トルコ系住民が多いのでトルコとは親しい。有事の際にはトルコからの支持と支援も明言されるほど。NATO(北大西洋条約機構)とも関係があり、NATOと旧ソ連構成国との間に作られた「平和のためのパートナーシップ」(Partnership for Peace、略称PfP)の加盟国。軍隊はトルコ支援のもと西側方式で訓練されている。
コンピューター制御によって目標に突撃する自爆型UAV(ドローン)をイスラエルから購入し、アルメニア側に対して実戦使用していた事が明らかとなっている。なお大量の爆弾を抱えて相手側に突っ込むというその特性から、通称「神風ドローン」(カミカゼ・ドローン) あまりうれしくない。[1]
日本・ニコニコ動画との関係
上にも書いたように、日本に石油を輸出しており、日本企業の資本も多く入っている。カスピ海からジョージア・トルコを全長1768kmに及ぶ世界第2位の規模のパイプラインを通り、地中海へ。そこからさらに海路でエジプトのスエズ運河をぐるっと回って日本まで来ている。大変な長旅だ。
ニコニコ動画ではマイナーどころの騒ぎじゃないほどの関連動画しかない。あえてあげるなら、バクー油田が過去の重要拠点でもあったため、COD4のやHoI2などのゲームプレイ動画等で名前を垣間見れる程度である。
2016年からバクー市街地をコースとしたF1グランプリが開催されているため、それ関連の動画もちらほらと見受けられる。
空耳の「だいぶ溜まってんじゃんアゼルバイジャン」は非常に有名。詳しくは記事参照。アゼルバイジャンの歴史についてこの記事よりもはるかに詳細に書かれている。ホモは博識
関連動画
解説動画
関連項目
脚注
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