- プロ野球選手一覧 > アダム・ジョーンズ
アダム・ジョーンズ(Adam Jones、1985年8月1日-)とは、アメリカ合衆国出身の元プロ野球選手(外野手)である。
概要
OB | |
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アダム・ジョーンズ Adam Jones |
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基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | カリフォルニア州 |
生年月日 | 1985年8月1日 |
身長 体重 |
191cm 102kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 外野手 |
プロ入り | 2003年MLBドラフト1巡目追補 |
引退 | 2023年 |
経歴 | |
国際大会 | |
代表チーム | アメリカ合衆国 |
WBC | 2013年、2017年 |
メジャーリーガーテンプレート |
2003年MLBドラフト1巡目指名(全体37位)を受け、シアトル・マリナーズと契約。
マリナーズ時代
マリナーズは投手として期待していたが、ジョーンズは遊撃手でプレーした。
2006年にユニエスキー・ベタンコートがマリナーズに入団し、遊撃手に定着したことから、外野手にコンバートした。7月にはメジャー昇格を果たしたが、32試合で打率.216、1本塁打、8打点と結果を残せなかった。
2007年も前年同様、開幕をマイナーで迎え、8月にメジャー昇格し、41試合に出場した。
オリオールズ時代
2008年2月にトレードでボルチモア・オリオールズに移籍。外野手のレギュラーに定着し、132試合に出場した。
2009年にはオールスター初出場。怪我で1ヶ月離脱した影響で119試合に留まったが、自身初のゴールドグラブ賞を獲得した。
2012年にオリオールズと6年契約を結ぶ。この年は全試合に出場し、自己最高の32本塁打を記録。長打力が開花した。
2013年はWBCアメリカ代表に選出された。33本塁打、108打点の活躍で、シルバースラッガー賞を獲得した。
2014年は、オフに行われる日米野球のアメリカ代表に選出された。オフに3年連続でゴールドグラブ賞を受賞した。
2016年は152試合に出場し、29本塁打、83打点と好成績を残した。5月13日のデトロイト・タイガース戦で通算200本塁打を達成した。
2017年はWBCアメリカ代表に選出され、初優勝に貢献した。シーズンでは通算1500本安打と通算250本塁打を達成した。
2018年は145試合に出場したが、15本塁打、63打点に留まった。オフにFAとなる。
ダイヤモンドバックス時代
2019年3月にアリゾナ・ダイヤモンドバックスと1年契約を結んだ。打率.260、16本塁打、67打点とほぼ前年並みの成績で、オフにFAとなる。
オリックス時代
2019年12月、オリックス・バファローズに2年契約で入団。メジャー通算282本塁打の大物がまだ現役バリバリのうちにNPB入りということで、近年のMLBのFA市場の動向と合わせて話題になった。背番号10。
そして迎えた2020年は開幕から4番・ライトとして大きな期待を寄せられ、本人も「オリックスを低迷から救いたい」と意気込んでいたが、低調な成績が続き、守備もお粗末で1ヶ月も経たずに指名打者かレフトでの起用となる。9月には腰痛で二軍落ち。すぐに復帰したが10月には下半身のコンディション不良で抹消され、そのままシーズンを終えた。結局87試合で打率.258、12本塁打、43打点と期待を大きく裏切る数字に終わった。
2021年、本人が中嶋聡監督に志願し代打起用メインという形でスタート。時折DHスタメンで出ることはあったが、終盤の代打の切り札としてなんと代打打率4割(28-12で.429)超えを記録する代打の神様としてここ一番での一打を放った他、杉本裕太郎が彼の教えを胸に打撃開眼し本塁打王に輝くなど、様々な面で優勝に貢献。
東京ヤクルトスワローズとの日本シリーズでも第1戦では9回裏バットをクラブ代わりにして野球ボールをパットしながら待機し先頭の8番打者・紅林弘太郎がヤクルトの抑え・スコット・マクガフからヒットで出塁すると若月健矢の代打として登場。大振り狙いのスイングで2球で追い込まれるも、そこから粘りを見せて四球を選び、その後の逆転サヨナラ劇に繋げた。第5戦では山田哲人の3ランホームランで追いつかれた直後の9回先頭に代打で登場すると、マクガフの2球目を捉えてレフトポール際へ勝ち越しのホームラン。この2戦がオリックスが日本シリーズで挙げた勝利だが、そのいずれもに代打ジョーンズが関わることとなった。
まさに20年近くに渡った低迷からオリックスを救ったジョーンズ。シーズン後本人は残留を希望、ファンからも残留を求める声が多く上がったが、年俸4億円とコストパフォーマンスが悪すぎるせいか退団となった。
引退後
2023年9月15日にボルチモア・オリオールズと1日契約を結んだうえで、現役を引退した。
成績
通算打撃成績
通算:16年 Total |
試 合 G |
打 席 PA |
打 数 AB |
得 点 R |
安 打 H |
二 塁 打 2B |
三 塁 打 3B |
本 塁 打 HR |
打 点 RBI |
盗 塁 SB |
犠 打 SH |
犠 飛 SF |
四 球 BB |
死 球 HB |
三 振 SO |
併 殺 打 GDP |
打 率 AVG |
出 塁 率 OBP |
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MLB:14年 | 1823 | 7516 | 7009 | 963 | 1939 | 336 | 29 | 282 | 945 | 97 | 8 | 55 | 340 | 103 | 1395 | 190 | .277 | .317 |
NPB:2年 | 159 | 518 | 456 | 39 | 114 | 16 | 0 | 16 | 66 | 1 | 0 | 3 | 54 | 5 | 101 | 16 | .250 | .334 |
通算守備成績
機構 | 守備位置 Pos |
試合 G |
刺殺 PO |
補殺 A |
失策 E |
併殺 DP |
守備率 Fld% |
---|---|---|---|---|---|---|---|
MLB | 中堅手 | 1590 | 3964 | 96 | 56 | 24 | .986 |
左翼手 | 28 | 27 | 2 | 1 | 1 | .967 | |
右翼手 | 169 | 281 | 4 | 7 | 1 | .976 | |
NPB | 外野手 | 31 | 35 | 0 | 1 | 0 | .972 |
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関連項目
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