アチハ株式会社とは、重量物の運搬を行う会社である。
概要
創業は1923年。プラントから風力発電まで幅広く運んでくれるが、鉄道趣味の人には各種鉄道車両をそこそこのお値段で確実に運んでくれる事業者として名が売れている。
災害時の運搬で重宝されていることも多く、東日本大震災時に取り残された仙石線の車両や三陸鉄道のトンネル内に残った車両などもここが運んでいる。熊本地震の際にはJR豊肥本線の赤水駅そばで脱線していた車両を小倉駅まで運搬している。
2017年2月からは一か月単位でのSLのリース事業も始めた。
SL機関車リース事業
2016年に交通事故で亡くなった元国鉄機関士で長野工場に勤務していた恒松孝仁氏が確立したディーゼルエンジンを用いた圧縮空気によってSLを動作させる改造技術を使用している。現在保持しているのは以下の車両である。
C12と112は共永興業から買い取ったもの。D51 827は個人が保有して手入れしてきたが年とともに限界を感じ、引き取り先を探していたものである。最大の特徴は圧縮空気で動くように改造してあるため、運転にボイラー免許がいらないこと。補助運転士付きでのレンタルであり安全性の高さから子供にも操作させることができる。
2017年4月18日、和歌山県有田川町の有田川鉄道公園(旧有田鉄道)にD51 827を搬入、夏から公園内の全長約400メートルの線路上を走行させる。合わせて家族向けの運転体験プログラムも実施される見込み。
費用は事業化まで協力してきたいずみ鉄道社長の鳥塚社長曰く運搬・貸出費用込で2500~3000万程度とのこと。
2020年にはD51 827はえちごトキめき鉄道に5年契約でレンタルされ、直江津運転センターに搬入されて各種イベントに使用される予定。
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関連項目
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