この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます。 悪夢を見ないように気をつけてください。 |
アックームとは、マリオシリーズに登場するキャラクターである。通称かませコウモリ。
概要
「マリオ&ルイージRPG4 ドリームアドベンチャー」で登場したコウモリの魔王。まがまがしい身体つきと濃い紫色をしたボディカラーとマント、悪そうな目つきと牙、そして全身から不気味なオーラを発していて、その外見はまさしく「悪役」というのに相応しい姿をしている。
台詞は全てカタカナで表記され、「ギギギ・・・」という不気味な笑い方をするのが特徴。
また、姿そのものを小さいコウモリのような姿に変化させることが可能で、移動は主にコウモリ状態で行う。
活躍
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その昔、マクラノ王国で栄えていたマクラノ族を滅ぼした存在。
願いを叶える力を持つ2つの魔法の石「ドリームストーン」と「ダークストーン」の内の一つ、ダークストーンを強奪し世界征服を狙うが、ユメップ王子率いるマクラノ族達の活躍により失敗。
その後、夢世界へ封じ込められそうになったが、封印される寸前に最後の悪あがきとして強奪したダークストーンを粉砕し、破壊してしまう。
結果として自身は夢世界に封印されてしまったが、破壊したダークストーンの破片がユメップ王子含むマクラノ族に降り注ぎ石の枕へ変化させ、マクラノ王国を滅亡させたことで相打ちに持ち込むことには成功したのであった。
その後、ゲーム本編の時代へと時は経ち、まさかのマリオの初戦のチュートリアルの敵としていきなり登場する。(しかしこれはルイージの夢の中での出来事であり、これがアックーム本人なのかは不明)
さらにその後、ピーチ姫を夢世界に引きずり込み、マクラノ城の夢世界にて本格的に登場。
そのままマリオと戦闘になるが、ユメマリオなるマリオのコピーを大量に生み出して襲い掛かった。
その場は破れたものの、ピーチ姫と共に夢の底へ逃亡、行方を眩ませてしまう。
夢の底にてマリオと再び対峙することになるのだが、クッパが乱入したこと、そしてクッパの方がピーチ姫よりも悪の心が強大という理由でクッパを利用することを思いつき手を組むようになる。
その直後のクッパ戦では自身のパワーをクッパに与えるということまでしてみせた。
そしてクッパの協力により、ついに夢世界からの脱出に成功し、ダークストーンと対を成すもう一つの願いを叶える石ドリームストーンを使い再び世界征服を企むこととなる。
マドロミ砂漠に安置されていたドリームストーンを手に入れた後は「音楽を聴いた者は眠ってしまう」という魔法の音楽「ネムリズム」を島全体に流し、マクラノ島の住民を全員眠らせて、夢エネルギーを集めさせドリームストーンのパワーを復活させるという暴挙に及んだ。
集めた夢エネルギーでドリームストーンを復活させた後、計画の拠点となる浮遊城「ネオクッパ城(命名・クッパ)」をドリームストーンの力で生み出す。マリオやユメップたちへの威嚇としてネオクッパ城からのラピュタの雷エネルギー砲で、マクラノ島周辺の小島3つを簡単に破壊するという圧倒的パワーを見せびらかした。
結末
物語の終盤、ネオクッパ城のエネルギー源をマリオとルイージの活躍により止められ、追い詰められたアックームだったが、
突然クッパに「利用していたのはワガハイのほうだ!」と言われ、見限られてしまう。
おまけにクッパにドリームストーンを奪われ、現実世界にてユメップ王子と戦う羽目になるが事前にドリームストーンの力で「現実世界と夢世界を自由に行き来できる能力」を手に入れて以前よりパワーアップしており、ユメップ王子を返り討ちにした後、夢世界へ逃亡。夢世界にてマリオとユメルイージとの戦いになる。
バトルでは攻撃時には必ず周囲に配置されたアクムキャンディを食べて自己強化をしてから攻撃を行う。ちなみにアクムキャンディは攻撃前に毎回召喚し直すので事前にアクムキャンディを全滅させてアックームがアクムキャンディを食べるのを阻止することは不可能となっている。
攻撃に被弾したマリオを眠らせて追加攻撃を行う、ユメルイージをマリオから分離させてアクムキャンディに閉じ込める、アクムキャンディに攻撃能力を持たせて自身はバリアを張りアクムキャンディが全滅するまで体力の回復を図るといったバトルを長引かせる要素を多く持っており、攻撃の際は威力の高いミラクルアタックを使用して一気に大ダメージを与えた方がいい。
マリオとユメルイージに敗れた後は現実世界に引き戻されて全ての力を使い果たしそのまま消滅してしまう。
結果、アックームはあっさりと退場してしまい、その後のラスボス戦、そしてエンディングにも一切顔を見せることなく出番が終了してしまう。
発売前からファンたちにより「ラスボス説」や「クッパを裏切る説」など色々なことが議論されていたが、このようなあっさりとしすぎた結末・退場は多くのマリルイファンを驚かせた。
まあ所詮アックームはコウモリの「魔王」にすぎないので、「大魔王」の肩書きを持つクッパと比べれば規模は小さく、世界を征服するような器は持ち合わせていなかったのかもしれない。
因みにエンディングでクッパは自分の部下に対してはよくやったと労っていたが、アックームのことは弱過ぎるヤツと酷くこき下ろしていた。
豆知識だがとあるマクラノ族の話によると、「アックームは元々小さなただのコウモリだったが、悪夢のカケラを誤って食べてしまった結果アックームになった」と言われている。
何はともあれ、アックームは期待されすぎた結果、何ともいえない結末を迎えた残念な悪役だったと言えよう。
しかし、本編で戦ったボスの強化型と戦えるバトルリングに登場するアックームXは体力と攻撃力が大きく向上しており、そのため長期戦は避けられずかなりの苦戦を強いられる強敵となっている。
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