アトランティスとは、かつて存在し、今では海の底に沈んだといわれる大陸である。
概要
初出は古代ギリシアの哲学者プラトンの著書『クリティアス』と『ティマイオス』。
プラトンはこの書の中で先祖から語り継がれていた伝説の大陸アトランティスとそこで繁栄した同名の国家のことを記述している。
強大な軍事力を持ち、大いに繁栄した王国は、しかしやがて堕落していき、最後は神の怒りによって一晩の間に海に沈んだといわれている。
近代になってアメリカでこのアトランティス伝説が再生産され、海に沈んだ大陸の伝説は広く世界に知られることになった。その結果、様々な創作の世界においてアトランティスという名前が使われることになる。また、アトランティスという名前が直接でなくとも、そこで利用されていたとされる伝説の金属「オリハルコン」の名前が登場する作品も多く、国民的RPG『ドラゴンクエスト』シリーズもそのひとつである。
曖昧さ回避
- アトランティス(スペースシャトル) - アメリカのスペースシャトルの一隻。現在は退役し、ケネディ宇宙センターに展示されている。
- アトランティス 失われた帝国 - ディズニー制作のアニメ映画。原作はGAINAX制作のアニメ『ふしぎの海のナディア』ジュール・ヴェルヌの小説『海底二万里』
- アトランティス(キン肉マン) - 漫画・アニメ『キン肉マン』の登場キャラクター。半魚人の姿をしており、水中戦を得意とする。
- アトランティス(モンスターストライク) - ゲーム『モンスターストライク』に登場するモンスターの一体
アトランティスの派生
海に沈んだ大陸という物語はアトランティスの他に太平洋のムー大陸、インド洋のレムリア大陸がある。レムリアに関しては太平洋にあったとも言われる。
どちらも古代に繁栄したが海に沈んでしまったという点はアトランティスと共通しているが、これらの出典はここ200年程度のものであり、また、その根拠も現代ではすでに否定されてしまったものであり、いわゆるオカルトの域を出ていない。
アトランティスの登場する作品
- 海底二万里 - ジュール・ヴェルヌの小説。潜水艦ノーチラス号が海の底のアトランティスの遺跡を訪ねるエピソードがある。
- アトランチスの謎 - サン電子によるゲームソフト。大西洋に再浮上したアトランチス大陸を舞台にする。
- ふしぎの海のナディア - GAINAXによるアニメ作品。海底二万里を原案のひとつにするが、アトランティス関連がメインとなっている。
- ドラえもん のび太の海底鬼岩城 - 海底人の国としてムーとアトランティスが登場。アトランティスは古代に滅んでいるが、残された兵器の暴走は続いている。
- 遊戯王ドーマ編 - アトランティス由来のカードやキャラクターが多数登場。
- ゲッターロボG - 漫画版にアトランティス人が登場。現代を上回る科学技術を持っているが、病気に非常に弱くそこをついた百鬼帝国に滅ぼされてしまう。
- 天空のエスカフローネ - 物語の舞台となる世界「ガイア」は、地球の超古代文明アトランティスの力によって創造された異世界である。
- アサシンクリードオデッセイ - DLCにてエリュシオンや冥界を経由して行くことに。
- Fate/Grand Order - 二部5章前半での舞台。
- Age of Mythology - キャンペーンの舞台として登場し、話の主軸にもなる。またプレイアブル勢力。
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
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