アドバンス召喚とは、遊戯王シリーズ及び遊戯王OCGの召喚ルール(旧:生け贄召喚)である。
概要
遊戯王OCG「新エキスパートル-ル」で最初に導入された召喚ルール。当初は「生け贄召喚」と呼ばれていた。
しかし、遊戯王5D'sが放送開始された同時期の2008年において、「生け贄召喚」から「アドバンス召喚」とルール用語が変更になった。一方で5D's以前からの旧来の遊戯王ファンの中には新デュエル用語に満足できずに今だに旧デュエル用語を用いる者も存在する。
アドバンス召喚の内容
フィールド上のモンスターをリリースすることで上級モンスターを召喚すること。上級モンスター(レベル5~6)なら1体、最上級モンスター(レベル7以上)なら2体のモンスターをリリースする必要がある。 ちなみに遊戯王DMの三幻神、遊戯王Rの三邪神のリリース素材が3体だった為に勘違いされやすいが、基本レベル10のモンスターも2体リリースでアドバンス召喚する。
但し、 通常召喚は1ターン1度しか行えないため通常はリリース素材が相手ターン終了までに破壊されてしまう恐れがある。その為に如何にしてアドバンス素材を守る(or揃える)かがポイントとなる。
遊戯王シリーズの登場シーン
遊戯王DMにおいてBC(バトルシティ)編で登場した召喚ルール(当時は「生け贄召喚」だった)であり、多くのデュエリストが己の切り札を生け贄召喚をした。特に重要な存在であった「神のカード」こと三幻神を召喚する為に召喚素材を揃える戦術を披露して見せた。
遊戯王GXにおいては主人公遊城十代は融合メインだったもののE・HERO ネオスの登場以後、そのカードをアドバンス召喚することがある。特にクロノス先生による古代の機械巨人の召喚コンボは一見の価値アリ。ちなみに帝(遊戯王)が大活躍?したのもこの頃。
シンクロ召喚が全盛時代だった遊戯王5D'sでは第一話で牛尾さんによるアドバンス召喚を始め、ダークシグナーによる(文字通り)人々の魂で召喚した地縛神や遊星がシンクロ召喚に繋げたる過程でアドバンス召喚(アンチノミー戦)など所々で登場した。
エクシーズ召喚がメインとなる遊戯王ZEXALではエスパーロビンこと風也が九十九遊馬戦にて、アドバンス召喚の大判振る舞い・・・ect上級ランクのエクシーズ素材を揃える手段として使われる(最も大方は上級レベルモンスターは特殊召喚されるが・・・)。
ペンデュラム召喚が登場した遊戯王ARC-Vでは主人公が住まうスタンダード次元が舞台という事もあり序盤はアドバンス召喚が多かった。
一部の作品低迷、放送開始時期変更、リンク召喚導入など、良くも悪くも変動が激しかった遊戯王VRAINSでは、守備力0のモンスターを起用するデッキなどを携えた勢力・ハノイの騎士が、闇属性最上級モンスターやインヴェルズなどをアドバンス召喚した。
そして現在
召喚に手間がかかるアドバンス召喚に頼らない特殊召喚モンスターや召喚サポートする魔法・罠カードが数多く登場し、高速化がすすんだもののある一定の現役の域を保っていた。しかし、2008年3月15日発売した「STARTER DECK(2008)」を皮きりに登場したシンクロ召喚によりデュエルの高速化が顕著となった。それにより1ターン1度しかない通常召喚権を使用しなければできないアドバンス召喚は斜陽の一途をたどった。
それによりリリースしてまで見合う強力なステータス(攻守、モンスター効果)で無い限りは採用され辛い状況にあった。
そんな中2013年に、シンクロ・エクシーズ・アドバンスなどを器用にこなす、征竜の登場によりアドバンス召喚の復権を果たした。あまりに器用すぎたためか、魔導とともに少々大会を混迷させてしまったが・・・。
2013年9月の改訂により征竜が規制されたことにより一旦仕切りなおし。
2014年からは「帝王の烈旋」などの強力なサポートカード、ペンデュラム召喚とアドバンス召喚による黄金パターンで圧倒するカテゴリ-「クリフォート」が登場。再び脚光を浴びることに成功し、その後はエクストラデッキ0枚という特殊な状況で効力を発揮するカードの増加や、リリース確保や通常召喚権消費などの問題を永続魔法などを代用する形で補う「真竜」、通常召喚権を増やしつつ展開していく「ふわんだりぃず」といったテーマの登場で、他の召喚方法とともに発展を続けている。
そして、2020年からはラッシュデュエルが登場。
OCGとは異なるカードプールであるが通常召喚権が存在せず、毎ターン手札が5枚になるようドローするためアドバンス召喚が毎ターン容易に行えるようになった。
関連動画
関連項目
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