アナホリフクロウとは、フクロウ目フクロウ科アナホリフクロウ属のフクロウの仲間である。
概要
今日の分類ではおよそ20の亜種に分かれているが、その全てがアメリカ大陸に生息しており、ほとんどがアンティル諸島やアンデス地方に生息している。
「アナホリ」と付けられているが、実際には穴を掘ることはなく、プレーリードッグの使い古しの穴や他の動物掘った使い古しの巣穴を自分の巣穴に利用している。体長は19~28cm、体重は140~240gほど。脚が他のフクロウの仲間と比較して長く、フクロウにしては珍しく昼行性。草原や砂漠、開けた農地などに生息する。
バッタなど昆虫やクモ、トカゲやネズミなどの小動物を食べる。また、バイソンなどの糞を巣穴の近くに運び、そこにおびき寄せられてきた昆虫類を食べることもある。それだけでなく、糞が発酵した際に発する熱を暖房にしたり、外敵から身を守るために臭いをまとったりする。獲物を取る方法は、飛べる鳥なのに、走る。地上を走って飛び出してきた獲物を捕らえるのである。また、地上の昆虫を捕獲する際は長距離を走ることもある。さらに、空中のホバリング能力もある。
近年では、割とペットとして飼育することもあるが、動物園でも飼育されている。基本的にフクロウなので、世話は難しく、準備も大変である。
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