株式会社アニプレックス(Aniplex Inc.)とは、アニメーションなどの映像作品を製作・販売している会社である。
概要
ソニー・ミュージックエンタテインメント傘下である。
アニメーションなどの映像作品の製作・販売、ゲーム音楽などのCD作品の制作・販売を行っている。
業種範囲や親会社の変貌の都度で社名変更を経てアニメーション(Animation)から派生する権利ビジネスの複合体(complex)を意味した造語(Aniplex) [1] を由来とした「アニプレックス」となった。
敢えてソニー色を薄めた社名やブランドで、アルファベットのうちA・N・Xを使用しているネーミングは「AXN」や「アニマックス」と一致している。
2008年頃からはバラエティ番組のDVD販売にも進出し、「きらきらアフロ」や「爆笑レッドカーペット」、さまぁ~ずの冠番組や、コンテンツリーグに参加している芸能事務所のお笑い芸人のライブなどのDVD販売も行なっている。
沿革
1995年9月 | 株式会社SPE・ミュージックパブリッシングを設立 |
1997年1月 | ソニー・ミュージックエンタテインメントとソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの共同出資により、株式会社SPE・ビジュアルワークスを設立 |
2001年1月 | ソニー・ミュージックエンタテインメントの100%子会社になり、株式会社SME・ビジュアルワークスへ商号を変更 |
2003年4月 | 株式会社アニプレックスへ商号を変更 |
2005年5月 | アニメーション制作会社「株式会社A-1 Pictures」を設立 |
2012年4月 | 突如、Amazonを初めとするインターネット販売サイトで一部のアニプレックスの商品が取り扱われなくなる。 アニプレックスは公式サイトで供給自体に問題はないとコメントしている。 |
2012年7月 | 商品取り扱いが再開される。 |
作品リスト
DVD販売
削除状況
※最近は削除率がこの記事が書かれた当時より低下している傾向にあるが資料として残しておく。
Googleでの検索結果より
Googleでの検索結果より(2)
より詳細な削除状況及び大量削除事件などに関しては「アニプレックス作品MAD大量削除事件」を参照。
動画 | 詳細 |
---|---|
空の境界 | |
天元突破グレンラガン | アニメ本編 MAD(人気作) (↑※7月15日削除事件) |
地獄少女シリーズ 空の境界 |
アニメ本編 |
銀魂 NARUTO BLEACH |
ラジオ・音源 |
舞台黒執事 | シーン切り出し |
鋼の錬金術師 戦場のヴァルキュリア グイン・サーガ ミラクル☆トレイン 化物語 DARKER THAN BLACK ソ・ラ・ノ・ヲ・ト WORKING!! おおきく振りかぶって(2期) Angel Beats!(重点削除) みつどもえ 黒執事 セキレイ |
≪全対象≫ アニメ本編 OP・ED映像 シーン切り出し MAD全般 歌ってみた 音源(特典CD) 静止画・一枚絵 |
デュラララ!! | ≪全対象≫ アニメ本編 OP・ED映像 シーン切り出し MAD全般 歌ってみた 静止画(ピッチ変更系) 手描き(EDパロ)※一時期 |
ひだまりスケッチ×☆☆☆ (製作協力) |
OP・ED映像 シーン切り出し |
るろうに剣心 | 映像(手描キワミなども削除していた時期がある) |
削除メッセージ
>この動画は株式会社アニプレックスの申立により、著作権侵害として削除されました。
>この動画は株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントの申立により、著作権侵害として削除されました。
削除のほとんどは「ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)」によるものと判明している、②③の削除基準は基本的に同一である。
① 主に週明け(音源・OP&ED・シーン切り出し)
>対象物: 「作品名」に関わる映像
>対象物: 「作品名」音源
>対象物: 「作品名」
② 主に週半ば、ピンポイント削除(video file削除より無差別的でタチが悪い)
>対象物: 「作品名」に関わる映像
>対象物: 「作品名」に関わる画源 (キャプ画像等の一枚絵削除)
>対象物: 「作品名」video File (以前)
>対象物: 「作品名」関わる映像 (以前)
☆ 「Angel Beats!」動画全般 (5月19日より徹底削除開始)
☆ 用済み削除
各クールの終了~1ヶ月後あたりを目安に、放映中および放映が終了した作品について、
再生数が多い人気作品を中心に大量削除 ('09年10月半ば、'10年1月、3月末、7月中旬~8月)
さらに同一作者の投稿作品が連鎖削除されることがある。
☆ ランキング上位作品(アニプレックス関連)の削除
用済み削除が行われた時期に同時並行されることが多い。
※ ソニーミュージック削除の特徴として、削除した作品および作者をマークして、再うpされた時に速攻で削除する。
③ 主に週末(映像使用・MAD系、悪名高き「video File削除」)
>対象物: 「作品名」video File
④ 音源系削除 (曜日問わず、運営側による削除)
>対象物: 「作品名」 「歌手」 XXテーマ 「曲名」
※ Angel Beats!関連など一部は Short ver.でさえも削除された例がある。
削除基準について
- OP・ED映像及び使用作品、シーン切り出し系は削除率が高い。
- 映像を用いたMADは削除されやすいが、宣伝用PVや有名歌い手作品など一部は対象であろうとスルーされることがある。(ただし、各クール終了後の用済み削除(「関わる映像」削除)では容赦なく消される)
- MADだけを狙い撃ち削除することが多い。(※タイトルに「MAD」がつくものは注意!)
- 歌ってみた系も削除されることがある。歌い手が素人だったり気に入らない歌声だと削除されやすい。
- 静止画、サムネ用一枚絵であっても対象となる。(←「video File」削除・「関わる画源」削除) 他の権利者は厳しいところでも対象外が多いのだが…
- Angel Beats! はkey系である(TBSにおけるCLANNAD等)のが理由かは不明だが、特に削除が念入りに行われている。
- 音源のピッチ変更系(特にフル物)、ソニーミュージック曲をBGMに使用した系(鋼の錬金術師など)は静止画であっても削除されやすい。
- 手描きは基本対象外であったが、鋼の錬金術師のトレス物が消されたり、MikuMikuDanceが削除されたり、一時期報復によりデュラララ!!EDパロが削除対象となったことがある。手描キワミなども削除事例が過去にあったりする。
- 削除された作品を運営に申し入れて復活させても、しばらく経った後に別の案件で削除されやすい。(例:video File削除→復活→音源系(ソニーミュージック所属)削除)
黒執事、セキレイについては2期開始直後の7月5日に過去に存在したMAD等の関連動画を大量抹殺した(video File.削除)。また、みつどもえなど新規放映物についても7月上旬に映像作品の一斉抹殺があったが、その後しばらく中~大規模削除は起こっていない。
アニプレックスの削除方針に対して意見がある方は電話が望ましい。
(※「アニプレックスホームページ-メールフォームでのお問い合わせ」は無視される可能性が高い)
ニコニコ動画との関係
アニプレックスはニコニコ動画発足からしばらくの間は、本編に対しては比較的厳しいがMADに対しては寛容な姿勢を見せていた。また一時期ニコニコにも接近していた(化物語、supercellなど)。しかし、2009年夏辺りから上記に書かれているように順次削除基準が厳しくなり、2010年明けからは映像物は徹底的に消されるなど相当厳しくなった。今では動画制作者の多くは「アニプレックス=削除しまくりな会社」という印象を抱いている。
このままニコニコ動画に対して厳しい態度を取る・・・と思いきや、アニプレックスはニコニコにコミュニティchを開設。まずは秋放映の新作『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』についてエンディング曲の募集を行った。
その後『黒執事』『セキレイ』のチャンネルを開設した。ニコニコを非常に敵視しているソニーミュージック系列においてこの状況は異例である。
その後『みつどもえ』のチャンネルを開設した。総選挙による人気上位エピソードを繋げて放映する方式。当初はPVのみであったが反応がイマイチであったので、1話無料放映を行った。
宣伝担当の「ゆま(高橋祐馬)」や「ツイ」など社員は、結構ニコニコ動画を観ているらしい。例えばこれとか…
http://uad.nicovideo.jp/ads/?vid=sm9975069&watch_ads
商品取り扱いの停止
2012年4月頃に突如、Amazonを初めとするインターネット販売サイトで一部のアニプレックスの製品の取扱いが停止された。Amazonでは一部の商品が「再入荷見込みが立っていないため、現在ご注文を承っておりません」という表示がなされている。
この件に関してアニプレックスは公式サイトで供給自体に問題はないとコメントしている。
この件に関してユーザー等では「アニプレックスの空発注に対してAmazonが怒った」などの予想が飛び交っているが、実際のところは不明である。
同年7月23日に商品取り扱いが再開されている。
関連項目
外部リンク
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