アニメ化(アニメか)とは、漫画作品やゲーム作品、小説作品等をアニメ作品として制作・公開することである。
概要
一般的に「アニメ化」と言えば、テレビアニメやOVA(OAD)、劇場用アニメとして公開されることが多いが、インターネットの発達により、Webアニメとして公開されるケースも見られるようになった(『ペンギン娘はぁと』など)。これらの「アニメ化」は原作の存在が前提となり、原作がないアニメ作品は「オリジナルアニメ」と呼ばれる。
アニメ化のメリット、デメリット
有名な作品になると、ファンからはアニメ化を希望する意見が見られるようになるが、その一方で「アニメ化を希望しない、歓迎しない」意見も多く見られるようになった。今や自分のお気に入りの作品がアニメ化されるとの報を聞いても、手放しで喜ぶファンは少ないだろう。制作会社はどこだ? 脚本家は、監督は? 声優は誰だ? 放映局は?そして、どこまでのエピソードを取り扱って想定した尺内に収めきれるのか?…これらの情報が発表されても、実際に放映されるまで内容はわからない。観察するような目でアニメ化作品を見てしまう視聴者もいるだろう。
こういった現象は、過去のアニメ化作品が辿ってきた結果を鑑みたファンの懸念から発生する。
アニメ化作品が原作を大幅に改変(アニメオリジナルの展開を試みた)、もしくは省略した結果、評判が振るわなかっただけでなく、とばっちりで原作まで低い評価を受けてしまうことがある。それを懸念する原作ファンがアニメ化に難色を示すのだ。特にアニメではクール数や表現の制約がある為、原作のストーリーを忠実に再現するのは難しい。ライトノベルやアダルトゲームの中でもシナリオ、ストーリーが重視される作品がアニメ化された場合、ことさら原作ファンの眼は厳しくなるだろう。
また、全国区で放映されることでファンの人数が増えるのも喜ばしいことばかりとは限らない。性質の悪いファンや人気に反発するアンチなど、招かれざる客の増加を懸念する声もある。アニメ化で強調されたネタ部分ばかりに注目し、原作のキモと呼べる部分を看過してしまいがちな「新入り」と、彼等に手厳しく接する「古参」との諍いを挙げれば枚挙に暇がない。
もちろん、アニメ化ならではの楽しみもある。「明確な映像や音声を得て動くこと」の強みを生かしたアクションシーンの描写や、音楽や声優とのマッチングが成功すれば、原作以上の効果を上げることが出来るのだ。
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