アニヲタの集いとは、冥殿氏が管理運営していた携帯電話向けコミュニティサイトである。
概要
1日90,000HITと、おそらく個人運営としては最大級の規模を誇ったコミュニティサイト。
フィーチャーフォン向けだがPC及びスマホからの閲覧も可能(ただし掲示板に書きこむにはメアド登録とログインが必要)。
2002年の開設から実に10年に渡って運営され、幾度かの一時的な閉鎖も行われたが、開設10周年を迎えた2日後の2012年11月22日をもって閉鎖された。
冥殿氏によれば、サイトの巨大化によって、削除依頼・規制依頼・もめごとの仲裁などが膨れ上がり、個人で運営していくのが困難になったという。
冥殿氏は後日、あにをた.netというサイトを再度立ち上げている。
コンテンツ
12種の掲示板と冥殿氏自作の様々なツール、そしてアニヲタwikiという巨大wikiがメインコンテンツ。
掲示板
2ちゃんねる風の板→スレという構造のBBSで、実況板、雑談板など用途に合わせた11種の板と運営板がある。
ツール
携帯向け画像変換、電気使用量予測、トリップ生成機、みさくら語変換器など地味だが実用性の高いものが揃っている。
アニヲタwiki
元々はサブコンテンツの一角だったが、項目の充実に従って、板とタメを張るアクセス数を誇るようになったwiki。消滅するまで28500ほどの項目があった。
現在では言葉を検索したときにはてなキーワードより上に来るなんてことも。
「みんなでたのしくがモットー」という冥殿氏の発言からわかるように、性質としては時には侮辱も混ぜて面白さを追求するアンサイクロペディアよりはニコニコ大百科に近い。
記事作成編集は携帯電話ならば誰でも行うことができ、PCやスマホからでもログインを行えば記事作成編集は可能。
大百科同様各記事にBBSがついているが1000レス目で更新出来ないので多少の雑談は許可されているが基本的には追記・修正の相談として使うものである。本格的な雑談は雑談板やネタ板でするように推奨されている。しかしネットで話題になっているモノやアンチの多い項目だと荒れやすく純粋に追記・修正の相談をしたい人間の頭痛の種となっている(あまりに酷い荒れっぷりならリセットされることもあるが)。例としてはガンダムAGEでまだフリット編なのにで残り200レス等だろうか。
また、各記事に検索用タグを付けることができ、ニコニコ動画よろしく実用性のためのタグから遊び心あふれるタグまで様々なタグが付けられる。
古い漫画やゲームのトラウマシーンなどかなりニッチな記事も多く、それなりに詳しい情報が書いてあるため特定の分野を調べる際は重宝する。
アダルトサイトとして運営しているのでエロゲ及びエロゲ声優の情報がストレートなのもこのサイト独自の点といえる。なかなか堂々と情報が開示されない世界なので、初心者には有用だろう。
また生物学系・社会問題系の記事の詳しさ、面白さ、読みやすさには定評があるので一度見てみて損はないかもしれない。
最近の傾向として、BBSにちょっとでも否定的な意見を書くとすぐに通報されアク禁にされてしまう。しかも絶対に解除してもらえない。
ほんのちょっとした書き込みでも通報しようと自治厨が常に目を光らせているので注意が必要である。気になるのであればBBSに書き込まないほうが賢明である。
冥殿氏が閉鎖するに至ったのも、こうしたトラブルへの対処にほとほと疲れ果てたのが理由と説明されている。
アニヲタwiki(仮)
アニヲタの集い閉鎖が予告なく行われたため、アニヲタwikiの記事散逸が危惧された。
しかし、アットウィキにアニヲタwiki(仮)が別途立ち上げられ、有志による大量サルベージが行われたことで項目の8割以上が復帰し、新記事作成や追記・修正が活発に行われることとなった。サルベージ作業はほぼ終了し、現在は新規項目作成がメインとなっているが、項目数は28000項目にもなり今なお増え続け、旧wikiの項目数を上回るのは時間の問題と見られている。
現在は、アニヲタwiki(仮)から名称変更の投票が準備されている。
(仮)においても運営上のトラブルはあるが、冥殿氏を疲弊させた反省からか旧wikiほど派手な紛争は起こっていない様子であり、アク禁措置も少数にとどまっている。
冥殿氏も2013年9月26日になってあにをた.netに再度「あにぺでぃあ」なるコンテンツを立ち上げたものの、記事数は半年で400にも届かない惨状で、現在は閉鎖されている。
上記旧アニヲタwiki同様BBS住民による過剰な自治が行われて久しい。
それに対する管理者の対応も全く同じであり、同じ轍を踏み始めているとしか言いようが無い。
サイト運営者・冥殿(めいでん)
このサイトはサーバー代その他もろもろ全て冥殿1人で管理しており、過去に惨事ロリ画像がうpされたりと下手をすれば児ポルうpサイトの管理人として検挙されかねない危険な立場にいる。
それを防ぐ為にユーザー同士で冥殿に荒らし、違反行為等を運営者に報告する「運営板」 というものが存在する訳だが、一時期何かあってはすぐに運営板に報告する「自治厨」というユーザーが問題になっていた。
「デジモンアドベンチャー懐かしいなぁ。小2のとき見てたよ」程度のレスで年齢晒しと断定し書き禁されたという声もある。
書き禁はあくまで最終手段なのだが・・・・・・冥殿がちゃんとチェックしていなかった、書き禁されたユーザーが他にも色々やらかしていた、そもそも最終手段を使われるようなヤツの言うことは信じられない等、書き禁されていないユーザーからは憶測の域を出ない。
過去よりは書き禁は少なくなったとは思うが、どうでもいいことですぐスレッド削除、書き禁依頼をするユーザーが湯水のように多くステレオタイプのお客様相談コーナーと化しているのは確かであり、自由にレスが出来ないと言われるのも分からなくはない。
- 過度な馴れ合い
アニヲタでは一定の人数だけで盛り上がり新規の人が入りにくい排他的な状況「過度な馴れ合い」を極度に嫌い、スレッド削除対象の理由として1、2を争う程である。
そんなことはどこでも嫌われる対象の一つではあるがこのサイトでは気軽に運営板に通報することが出来、自分が過度な馴れ合いと思えば簡単に通報が出来ることが問題となっている。曖昧な言葉故に個人の感性のズレが健全なスレを破壊することもあり、喧嘩の元となっている。 - 冥殿とサーバー会社
アニヲタwikiのサーバーはコスプレイヤー以外の三次画像のうpが禁じられている。冥殿はこのことに関してはこだわっておりユーザーにも三次画像がうpしていた場合すぐ削除するようにと散々声をかけていたが、なんと三次ロリの盗撮スク水画像を発覚、何度言っても三次画像を貼りつける住人に冥殿の堪忍袋の緒は切れしばらくの間アニヲタwikiは凍結状態となってしまった。
上からは警察やサーバー会社からのプレッシャー、下からはユーザーの苦情を一身に受け運営のストレスで頭皮が着実に薄くなっている冥殿に対しユーザーは尊敬や同情、哀れみ、終いには唯一神と奉れられたりと愛されキャラとしてサイト内で確立されている。しかし、その信仰が自治厨の正義感に火を付け冥殿にストレスを与えるのは皮肉な話である。
他方で、事前予告なく全消しをした行為については運営への疲労が理解できるためか一定の同情の声はあるものの、大勢は否定的な対応をしている。これについて冥殿氏による謝罪が行われたのが閉鎖の10ヵ月後に類似コンテンツであるあにぺでぃあを別途立ち上げた際であったこと、さらに20000項目以上のサルベージが(仮)で行われた後であったこと、(仮)の運営に際して横槍を挟んだことは更に冥殿氏への失望に拍車をかけており、あにをた.netへのアクセス数もかつての10分の1以下に落ち込んでいる。
関連項目
関連リンク
- http://aniota.info/
(アニヲタの集い(跡地))
- http://aniota.net/
(あにをた.net)
- http://www49.atwiki.jp/aniwotawiki/
(アニヲタwikiの補完所)
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