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うーん……そう言われても……。
じっとしてるほうが、疲れちゃいませんか？
あたし、昔から何もしないでいるのが
あんまり得意じゃなくって……。
アネット=ファンティーヌ=ドミニクとは、ゲーム『ファイアーエムブレム 風花雪月』に登場するキャラクターである。
個人情報
性別：女
年齢：16歳→22歳
身長：151cm→153cm
趣味：勉強、歌と踊り
好きなもの：掃除、洗濯、朝の散歩、お洒落
嫌いなもの：怠惰、暗所、高い所の埃、テフ
誕生日：5月9日
概要
「青獅子の学級(ルーヴェンクラッセ)」の生徒の一人。
ファーガス王国の貴族ドミニク男爵の姪で、王都の魔道学院を優秀な成績で卒業した秀才。魔道学院で知り合ったメルセデスとは仲良しでお互いに「メーチェ」「アン」と呼び交わす。
性格は明るく努力家だが、何かと頑張りすぎる癖があり、空回りして大失敗することもしばしば。
子供っぽい雰囲気と相まって一見頼りなく見えるが、前述の経歴が示すように才覚は本物である。
士官学校に入学したのは3年前に失踪した父親を探すため。王家に仕える騎士だった父親は敬虔なセイロス教徒でもあったため、きっと大修道院に身を寄せていると考え、士官学校に入学するために魔道学院に入学してなんとか推薦を貰った、という入り組んだ経緯があった。
上記の通り歌が趣味で、支援会話などでたびたび大変独創的な歌詞のオリジナルソングを口ずさんでいる。プレイヤーからの反響は大きく、作中でも聴かされたフェリクスやクロードが関心を示す。
なお、実はゲーム中の特定のBGMのリズムに合わせて歌っている。（下記の関連動画参照）
ユニット性能
個人スキル：頑張り屋（味方に応援コマンドを使用すると力＋4）
紋章：ドミニクの小紋章（フォドラ十傑・ドミニクから伝わる小紋章 確率で攻撃魔法使用回数を節約）
得意技能：斧術、理学、指揮
苦手技能：弓術
才能開花：なし
初期兵種・武器：貴族・斧＋黒魔法
魔力と技の成長率が高めであり、命中率の高い黒魔法を多数習得するため、安定して威力の高い魔法攻撃を当てていけるのが特長。反面守備の成長率は悪く、また速さの成長率も高いとはいえない数値なので、受け役には向いていない。
習得する黒魔法も特殊効果を備えていないものが多く、他の魔道士の習得する魔法群と比較するとどうしても劣ってしまう。
しかし注目すべき彼女の長所は、得意技能の「指揮」レベルを上げることで多数の応援スキルを習得できる点にある。彼女の個人スキル「頑張り屋」は、味方に応援コマンドを使用することで味方の攻撃を4上げられる「力の応援」と同等の効果で、加えて彼女は指揮レベルを上げることで魔防の応援(D)、 速さの応援(C＋)、果てに移動の応援(S)と、優秀な応援スキルを複数習得する。応援効果は全て重複するため、応援コマンド一回で味方の多数のステータスを強化できるのである。
特に最初から力の応援を使用できる点が大きく、高難易度ルナティックでは非常に有用。また、ルナティックでは敵のステータスが高く、高い命中率を維持するのはなかなか難しいものの、前述の通り、アネットは命中率の高い魔法を中心に習得するため、高難易度における優秀なHP削り役として大きく活躍できる。
また、指揮が得意技能であるために、早期から強力な騎士団を配備しやすいのもメリット。計略は高難易度攻略では必須の要素なので、役に立つ局面も多い。
青獅子以外の学級でプレイする場合、アネットは課題協力で応援で味方を強化してもらい(経験値が入らないデメリットを気にせず使える)、支援レベルも上げつつそのままスカウトするのがおすすめ。
クラスは魔法系のものを目指すのが最も手っ取り早い。メイジのマスタースキルである「魔神の一撃」(自分から攻撃した時に攻撃を上げられるスキル)は必ず習得し、理学、指揮と並行して信仰も鍛え、最上級職のグレモリィを目指すのがおすすめ。
アネットは射程3以上の黒魔法を習得しないため、セテス/フレンの外伝で入手できる「カドゥケウスの杖」(魔法射程+1)で補うのも良い。また、理学スキルをSまで上げればスキル「黒魔法射程+1」を習得し、射程距離の底上げが可能。
他に、彼女は斧術も得意なので、ドミニク家に伝わる英雄の遺産「打ち砕くもの」と、錬成で射程が3まで伸びる魔法斧「ボルトアクス」を持たせ、ドラゴンマスターになって地形を無視して動ける魔法攻撃役とするのも面白い(ボルトアクス将軍)。打ち砕くものは魔法武器なのでアネットと相性がよく、ドミニクの小紋章を持つアネットならば、戦技「砕塵」を使用可能。また、斧レベルがEでも使用できる点が嬉しいところ。一方、ボルトアクスを使用するには、斧レベルをBまで上げる必要があるので注意。当然魔法が一切使えなくなるというデメリットもあるが、前述したように彼女は変わった魔法を一切覚えないため他の魔道士系キャラを物理職にする場合と比べれば些細なデメリットともいえる。
アネット学
『ファイアーエムブレム 風花雪月』発売当初、他の魔道士系キャラと比較して成長率、習得魔法共にあまり優秀とはいえないアネットは今作のイラナイツ（FEシリーズにおけるいらない子）筆頭として扱われており、それにかえって惹きつけられたやり込みプレイヤー達により「アネット学」なるものが生み出された。
彼らはアネットの得意技能と高い魔力成長、英雄の遺産「打ち砕くもの」、そしてボルトアクスの性能に目を付け、ドラゴンマスターやフォートレスなど斧職向けの育成方針を取り、休日の出撃や各種ドーピングアイテムを駆使して最強のアネットの育成を目指した。
Ver. 1.0.2で難易度ルナティックが配信されて以降は敵ステータスの増強に伴い彼女の元々の強みである技成長率の高さと習得魔法の命中率の高さ、様々な応援スキルの価値が再評価され、イラナイツと見做されることは少なくなった。
ファイアーエムブレムヒーローズ
リシテア、フェルディナント、ベルナデッタとともに実装。兵種は斧歩兵。
「打ち砕くもの」を持参して登場。「打ち砕くもの」には応援をかけた相手の移動+1(射程2の騎馬除く)効果があり、さらに「攻撃速さの応援+」、自分と応援した相手の十字ライン上の敵の守備・魔防を下げてキャンセルも付与する「守備魔防の大共謀」、ターン開始時、攻撃+守備が最も高い相手の攻撃・守備を上げる「攻撃守備の大開放」によって味方のサポートや応援による敵の妨害を得意としている。
一方で、武器込みの攻撃が58と見た目によらず超がつくほどのパワー型で、同じく専用武器装備時のエーデルガルト(通常)やヒルダ(通常)をわずかに上回る値。加えて「打ち砕くもの」には上記の効果に加えて兵種によらず敵の守備か魔防の低い方でダメージ計算するため、アーダンのような極めて守備が高い相手であろうと問答無用で大ダメージを与えることができるなど、アタッカー性能もかなり高い。
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関連項目
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