アノシラスとは、特撮作品「電光超人グリッドマン」に登場する怪獣である。通称「電子アニマル」
派生作品「SSSS.GRIDMAN」に登場する「怪獣少女アノシラス(2代目)」についても記載する。
概要
身長:68メートル
体重:7万3千トン
(いずれも現実世界に現れた場合の設定)
第6話「恐怖のメロディ」に登場。コンピューターワールドに元から生息する怪獣の一種。楽器店のコンピューターワールドに生息しており、基本的にはかなりおとなしい。音を吸収して浄化したり、グリッドマンと同じく破壊されたコンピューターワールドを修復したりする能力を持つ。同じくコンピューターワールドの住人であるコンポイド・ユニゾンと共に静かに暮らしていた。
藤堂武史がグリッドマンへ復讐するために殺人音楽を街に流そうと裂刀怪獣バキラをコンピューターワールドに送り込んだ際には果敢に応戦しバキラを撃退。戦闘能力があることを見せつけた。
しかしそれに目を付けられたアノシラスは武史によって演奏された殺人音楽を吸収した結果「音波怪獣アノシラス」に変貌。コンピューターワールドを破壊するような凶暴な性格へと変貌した。
駆けつけたグリッドマンも元は温厚な性格であることを知ったためかアノシラスには苦戦を強いられるが、馬場一平が楽器店からドサクサに紛れて持って来たキーボードを使って井上ゆかがジャンクを通じてメロディを演奏、それを聞いたアノシラスは正気に戻った。
ユニゾンとアノシラスは正気に戻してくれたお礼としてか、グリッドマンの持つ武器「バリアーシールド」と「プラズマブレード」を合体して完成する新たな武器「グリッドマンソード」を与えた。
その後第17話「孤独なハッカー」にて、武史がアノシラスのデータを基に独自に制作した怪獣「超音波怪獣 ニセアノシラス」が登場。元々は武史が自分と同類だと見なしていた足の不自由なハッカー「スニーカー」が翔直人ら三人と仲良くしている所を目撃し、彼への嫉妬として怪獣を生み出した。放たれる超音波は人間を洗脳させる能力を持ち、劇中ではパソコン通信を通じてパソコン利用者をハッカーに変えてコンピューターを破壊させようとした。
グリッドマンはすぐさま偽物であると見抜いたが、戦いにはニセアノシラスの超音波によりグリッドマンの電子構造が破壊され両脚を不自由にされてしまう。さらに加勢に来たゴッドゼノンも超音波により破壊されてしまうが、グリッドマンソードの攻撃を食らったニセアノシラスは超音波を出せなくなったことでパソコン利用者の洗脳が解けてしまう。そして戦いの様子を見ていたスニーカーがグリッドマンを援護するために解凍プログラムを送り込んだことで形勢が逆転。最後はグリッドビームを食らいトドメを刺された。
怪獣少女アノシラス(2代目)
#06「接・触」で初登場。汚れたフードを身にまとった少女。自らを「怪獣」と称し響裕太の前に現れる。裕太曰く「臭い」らしい。
彼女の発言により「怪獣を生み出しているのは新条アカネであること」「今のツツジ台はアカネによって作られた世界であること」「この世界で破壊と再生を繰り返しアカネにとって邪魔な人物が排除されてきた事」「そんなアカネの歪んだ心につけこんだ危険な奴が現れたこと」が裕太に明かされる。
彼女自身はアカネによって生み出された怪獣ではないらしく、ツツジ台が生まれるずっと前からいたという。また裕太=グリッドマンにこの世界の真実を話したのも「先代が世話になったから」とのこと。
登場人物としてクレジットされたのは#06が初だが、オープニングでも1カットだけ登場しているほか、#06以前の回でも台詞はないがどこかしらのシーンに登場している。
SSSS.DYNAZENONでの怪獣少女アノシラス(2代目)
後にグリッドマンユニバースの継承作である『SSSS.DYNAZENON』では、アンチくんことナイト様と共に「グリッドナイト同盟」を結成した上で再登場。
同作の彼女は前作から大分年月が経っているらしく背(とお胸)が大きくなっている他、ナイト様同様にキャリバーさんら新世紀中学生の面々を彷彿とさせる様なスーツ姿での登場。今作での彼女は「2代目」と名乗っていて、口調も敬語になっているのだが、前作とは異なり清潔なイメージの女性になっている。
関連動画
関連項目
- 怪獣
- 電光超人グリッドマン
- SSSS.GRIDMAN
- SSSS.DYNAZENON
- 夢のヒーロー(洗脳されたアノシラスを浄化したメロディはこの曲のピアノアレンジバージョン)
- 怪獣娘~ウルトラ怪獣擬人化計画~
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