本記事では1について解説する。
概要
スペインで前菜として提供される小皿料理「タパス」を代表する一皿がアヒージョである。日本ではちょっとおしゃれなレストランや居酒屋などでよく提供されている。
作り方は、カスエラという土鍋にたっぷりのオリーブオイルとニンニク、赤トウガラシ、具材を入れて直火にかけて煮込むだけ。日本ではカスエラがあまり普及していないので、スキレットなどで代用することが多い。具材としては主に、海老やイカ、貝などの海鮮類や、マッシュルーム、鶏肉などが使われる。
アヒージョは本来、具材の旨味が溶け込んだオリーブオイルを楽しむもの、つまり、オリーブオイルが主役の料理である。そのため、まずはオリーブオイルをバゲットにつけて食べ、そのあとで具材を食べるのが正しい食べ方だといわれている。ただしオリーブオイルを食べきるのは大変だし、カロリーも高いので、無理して食べる必要はないだろう。家で作った場合は、残ったオリーブオイルをパスタに使ってもおいしく食べられる。
ちなみに、アヒージョはスペイン語でニンニクを表す「アホ(ajo)」に指小辞「〜イージョ(〜illo)」がついたもので、正式な料理名ではない。「具材の名前+アル・アヒージョ」(「アル(al)」は「a el」がくっついた形で、英語でいう「at the」「to the」に相当)というのが、日本でいうところの「~のアヒージョ」と同じものだと覚えておいてもらいたい。
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