アビスガンダムとは、機動戦士ガンダムSEED DESTINYに登場するモビルスーツである。
形式番号はZGMF-31S。地球軍に奪取されてからはRGX-02に改めた。
開発への経緯
前大戦終盤、地球連合軍はザフトのジブラルタル基地を失陥させるべく、フォビドゥンブルーやディープフォビドゥンといった新型水中用モビルスーツを投入。これに対しザフト軍は防衛部隊としてグーンやゾノ、ボズゴロフ級潜水空母を出撃させ、両軍はカサブランカ沖で激突した(第二次カサブランカ沖海戦)。戦況は地球軍の圧勝であった。地球軍の新型水中用モビルスーツに、グーンやゾノは歯が立たなかったのである。結果、ザフトはジブラルタル基地を放棄せざるを得なくなってしまった。この時にザフト軍が感じた恐怖が、アビスガンダム開発へと繋がった。
概要
地球軍のフォビドゥンブルー、ディープフォビドゥンに対抗するためアビスガンダムは開発された。
そのため、水中戦に特化した性能になっているが宇宙空間での活動も可能。
カオスガンダム、ガイアガンダムと違ってビームライフルを持っておらず、フォビドゥンブルーを模倣してか代わりにビームランスを持っている。亀の甲羅のような丸い装甲を両肩に持ち、内側には3門のビーム砲が備え付けられている。両肩のビーム砲を一度に発射すれば、合計6本のビームが敵を襲うという高い火力を発揮する。胸にはカラミティと同様にカリドゥス複相ビーム砲が装備され、火力の底上げが図られている。
水中ではビームが使用不能になるため、その際はビームランス、魚雷、連装砲が主武装となる。また両肩の装甲で顔から膝まで覆うモビルアーマー形態への変形も可能で、高速潜行をする時に用いられる。
ミネルバに搭載される予定だったため装甲にはヴァリアブルフェイズシフトが使われ、デュートリオンビームによる短時間補給を可能としている。が、連合側にはデュートリオンビームが放てる艦艇が無かったため短時間補給は一度も使われていない。
セカンドシリーズの1機として、アーモリーワンで開発が進められた。機体の方は無事完成し、ミネルバの進水式を待つばかりであったが、その直前で地球軍の特殊部隊ファントムペインによるガンダム強奪に遭遇。内定していた本来のパイロットは殺害され、アウル・ニーダによって強奪される。その後はアウルの搭乗機となる。その後、追撃をしてくるミネルバ隊と幾度と無く交戦。地球に降りてからは十八番の水中戦で性能を遺憾なく発揮。インド洋の戦闘でグーン3機とボズコロフ級潜水空母「ニーラゴンゴ」を血祭りに上げ、水中に下りてきたザク2機をも翻弄した。
ダーダネルス海峡の海戦ではオーブ軍とともにミネルバに迫ったが突然介入してきたフリーダムに両足を射抜かれ戦線離脱している。その後のクレタ島沖の戦闘では、ブラストインパルスと戦闘。相変わらず得意の水中戦でブラストインパルスを翻弄するが種割れしたシンが投擲したビームジャベリンがコクピットに突き刺さりアウルが死亡。アビスガンダムも爆発し海に消えた。強奪されたセカンドシリーズで一番最初に撃破された機体となってしまった。
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関連項目
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