- ギリシャ語で「行き詰まり」「困惑」「道が無いこと」の意味を冠する言葉。
哲学の世界では、「解決の糸口が見出せない難問・難題」などといった意味合いでも用いられる。 - アニメ「遊戯王5D's」の登場人物。CVは根本正勝、菅生隆之(老年)。本稿にて説明。
我が名はアポリア・・・ 絶望の番人・・・
アニメ「遊戯王5D's」に登場したキャラクター。主人公達の戦う敵組織「イリアステル」のボスキャラである。
元はアポリアという1人の人間なのであるが、作品中に初めて登場したのはホセ、プラシド、ルチアーノの3人が合体を果たした事で本来の姿であるアポリアへと成った事から。その姿は、ホセの大柄な体格にプラシドやルチアーノの要素が入り混じった威圧的な容姿をしている。チャームポイントは八重歯。
つまりホセ、プラシド、ルチアーノの3人は、それぞれアポリアという同一人物の老年期、青年期、少年期の姿というワケである。ということはこれまでの3人の喧嘩や罵り合いは(ry
遊戯王5D'sの舞台である「ネオ童実野シティ」の時代よりも遥か未来からやって来た人物。
しかし、彼がいた未来世界はモーメントが発端となって崩壊しているらしい。
その生い立ちもまた凄惨たるもので、少年時代に機皇帝の襲撃に遭って家族と死別し、青年時代に機皇帝との戦いの最中恋人を殺され、そして老年時代に世界の破滅を見届け人類最後の生き残りとなる、という耐え難い絶望を3度に渡り経験するという壮絶な人生を送る。
その後、滅んだ世界で同じく生き残っていたゾーン達と出会い未来を救う方法を模索する中、仲間が次々に死んでいってしまいやがてアポリア自身もまた老衰で死を迎える事になるが、今際の際に「自らを『絶望を経験した3つの時代の姿』へと分けて部下として使ってくれ」という遺言を聞き入れたゾーンの手によってアポリアは3体のロボット(ホセ、プラシド、ルチアーノ)として復活、イリアステルの構成員として過去の世界のネオ童実野シティへと赴く事で破滅の根源たるモーメントをシティごと滅ぼし、未来を変革しようと目論む。
WRGP決勝戦で三皇帝の操る機皇帝が全て倒されると、3人は本来の姿であるアポリアへと合体を果たし、遊星達の前に初めてその姿を現した。デュエルにあたり、それぞれが乗っていたD・ホイール(デュエルボード)が合体した巨大なD・ホイール(通称・トリシューラ号)と合体を果たし、遊星達チーム5D'sに決戦を挑んでくる。
デュエルでは3体の機皇帝の力を併せ持つ究極の機皇帝「機皇神マシニクル∞³(インフィニティ・キュービック)」を操る。合体を果たして名前の長さも究極になった。攻撃名は「ザ・キューブ・オブ・ディスペア」。「キューブ(cube)」には『立方体』以外にも『3乗』という用法もあるので、直訳すると「絶望の3乗」と読める。
ちなみにアニメ本編のアポリアの回想シーンにて、劇場版アニメ「超融合!時空を越えた絆」に登場した人物・パラドックスやブルーノちゃんらしき人物の姿も同時に確認できる。
機皇神マシニクルとシンクロモンスターによる決死の攻防の末、最期は遊星達シグナーの操るドラゴン達の総攻撃を受け決戦に敗れる。しかしその後、ゾーンによってアーククレイドルへ身柄を回収され、身体を修復されながらゾーンと会話を交わしているシーンがあるものの、アポリアがゾーンを「永遠の友」と呼んでいたりする事から察するに彼もまた遊星達と同様、仲間のために協力を惜しまない性格を持った人物である事がわかる。
これに限らず、遊星達の敵として立ち塞がったアポリアにも人間らしい部分がある事が会話の随所から解り、アポリアに対するイメージがいくらか変わる事は請け合いであろう。
その後、遊星達チーム5D'sが全ての決着をつけるべくアーククレイドルへ乗り込んで来た事を知ると、「絶望の力ではチーム5D'sに勝てなかった」「私には絶望も希望もいらない・・・ただ機械(マシン)となって君を守る」とゾーンに告げると、肉体も精神も人間のそれを捨て去り純然たる『機械』となって遊星ギアへ赴く。
そしてアーククレイドル内部の遊星ギアの1つにてジャック・龍亞・龍可の3人と対決。
超官やロットンと違い、ハンディキャップが先攻スタートのみという度量の大きさにはただただ頭が下がる。
デュエルではフィールド魔法「機動要塞フォルテシモ」と合体。ホントに合体が好きなのね。機皇兵という機皇帝をモチーフとしたモンスターや、動けば動くほどダメージを与える魔法・罠カードを変幻自在に操り、機皇神マシニクル∞と並ぶ彼の新しい切り札「機皇神龍アステリスク」を召喚するなどして、3対1という状況をものともせずにジャック達を翻弄し追い詰めるのであった。
しかしデュエルの最中、極限まで追い詰められた龍亞が命賭けの戦略を展開した末にシグナーとして覚醒を遂げ、新たな力「ライフ・ストリーム・ドラゴン」を手に入れた事で戦況は一転、龍可やジャック達もそれに呼応するように次々とエースモンスターを召喚、最終的に起動要塞フォルテシモを破壊され、スカーレッド・ノヴァ・ドラゴンに機皇神龍アステリスクを破壊されて敗北。
アポリア「やめろぉ・・・やめてくれ・・・!」 視聴者「その顔芸をやめろww」
奇跡の逆転打に戦況を次々ひっくり返されていく中アポリアは生前の「絶望」の記憶がフラッシュバックし混乱するが、戦況を巻き返したジャックに「解らないのか?絶望の先にも『希望』はあるのだ!」「お前がゾーンに未来を託そうとしているのも、お前が否定する『希望』ではないのか!」と指摘され、自身が絶望の先の希望に目覚め始めている事を悟る。敗北後、希望を理解して満足しきった表情を浮かべながら崩壊するフォルテシモと共にアーククレイドル内の空洞へと落下していった。
そして遊星達が全ての遊星ギアを停止した最終局面にてゾーンと対峙した際に満身創痍ながらも復活を果たし、希望を思い出したアポリアはゾーンにも希望を思い出して欲しいと懇願しながらゾーンにデュエルを挑む。
デュエルではかつて遊星達の前に立ち塞がった強敵・機皇帝を次々に召喚していくがゾーンの圧倒的な力の前に追い詰められていく。しかし希望を思い出したアポリアは心身共にダメージが蓄積しようとも倒れず、全ては希望の象徴たる切り札「アフター・グロー」を引き当てるための戦略であった。これにより一時はゾーン以外の誰もがアポリアの勝利を確信した、ように見えたがアポリアすらも知り得なかったゾーンの更なる力の前に運はアポリアに味方せず、ゾーンに屈し敗れてしまう。
(最終局面でアフター・グローの代わりに引き当てたカードがかつて自らを何度となく絶望へ追いやった「機皇帝グランエル」であったのは、まさに皮肉といえるだろう・・・)
成す術なく力尽きながら遊星達に対し自らの無力を詫びるも、遊星より「俺達はお前に希望を与えられた」という言葉を受けたアポリアは自分がチーム5D'sに希望を繋げられた事を知り満足すると、遊星号(遊星のD・ホイール)に自らの身体の一部(翼?)を持ちうる限りの「希望」と共に託し、強化を施す。
シグナー達に希望を繋いで見せたアポリアはその後、遊星達にその存在を惜しまれながら機能を停止したのだった・・・
余談だが彼が初登場した週の遊戯王GXの再放送はトリプルコンタクト融合の初登場回だった。
バーサーカーソウルの時といいスタッフ自重しろ。
流石は私が見込んだイラストだ・・・!
少年、これが関連動画だ。 ・・・ターンエンド
バカな、こんな事が・・・! 関連コミュニティが進化したというのか!
君は必ず希望を、関連項目を取り戻せ・・・!
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