アユラは他人ツクールシリーズのヒロインである。
がいよう
シリーズ第33・34回目の無題の作品(通称「アユラ編」)の主人公である女の子。
ちなみにシリーズ初の女性主人公である。
一応本作のストーリーを先に記述しておく。
ストーリー
昔々、欲望に満ちたひとりの魔術師が「魔王」を召喚した。
だが魔王はその魔術師を殺し、世界を征服しようとした。
それを見ていた神は、魔王を倒すために「8人の天使」を地上に落として人間に変えた。
やがて8人の天使はは魔王を倒したが、その影響で8人のうちの2人は性別をなくし、永遠に転生できない身体になってしまった。また、魔法という術(すべ)もこの世から失われてしまう。
残りの天使は転生を繰り返し、皆平和に生きているという。
その戦いからちょうど1000年後、とある町にアユラという少女が一人で暮らしていた。
アユラはいつものように外を散歩していると、突然、彼女の家に「ラナル」と「さふらん」という謎の2人組みがやってくる。実はこの2人こそ、伝説の「性別をなくした2人の天使」であった。
そのとき謎の声が響き渡る。魔王が1000年の眠りから覚めたのだ。
2人は、アユラが天使の生まれ変わりであり、魔王を倒すためには彼女の力が必要であることを告げると、半ば強引に彼女を連れて魔王を倒すための旅に出るのだった。
はたしてアユラたちは残る5人の天使たちを見つけ、魔王を倒すことができるのだろうか。
(なお本作は未完であるため、彼女たちは「みずの城のほこら」にある小部屋に永遠に閉じ込められ、物語は終了する)
ほんさくの『とくちょう』
- 本作は作者名は不明だが、まるで女の子が作ったような印象を受けるRPGであり、独特のネーミングセンスや台詞回しが光る。
- ゲームバランスは比較的良好。だが、序盤に出現する敵「したい」だけは例外的に強い(明らかに配置を間違えている)ため、対策のための足踏みを余儀なくされる。
- 使える呪文の消費MPの割りには全体MPの値が低いので、すぐにMP切れを起こし、さらに宿屋にあたる友達の家では(ミスなのか)MPを回復できないため、戦闘は物理攻撃が主体となる。
アユラ
本作の主人公。「てんしのまち」に住むごく普通の女の子だが、実は天使の生まれ変わりらしい。
「そのしょうこにきみは 魔法がつかえる。」
「つかえないわよ!!」
のやり取りからわかるように、当初は特別な力を一切持っていなかったが、成長とともに魔法を覚えていく。動画内では回復魔法「いやしのいのり」を覚えた。
専用武器は「ほうちょう」。上位互換に「でばぼうちょう」がある。これらは序盤で登場する弱い部類の武器なのだが、女の子が包丁をもって冒険に出る様はかなり印象的だったようで、二次創作においては彼女の象徴的な武器として扱われている。
交友関係は、彼女の家の近所に「ともだちA」、隣町に「ともだちB」がおり、2人ともかなり優しく接してくれるところを見ると、彼女の人柄と品行の良さが伺える。
第1回ヒロイン人気投票では第2位を獲得。僅差でハルに敗れた。
第2回ヒロイン人気投票では第3位を獲得(ちなみに1位はルシフェル、2位はハルであった)。
リメイク
他人の作ったRPGツクールをやってみたのアユラ編を作ってみた
アユラ編の二次創作リメイク作品その1。作者は ちぃ氏。使用ツールはRPGツクール2000。
ファンアートの顔グラフィックを使いつつ、アユラ編が忠実に再現されている。
だが、どちらかといえばネタ重視の内容である。
ボタンひとつで仲間と話せる「話すコマンド」も実装されており、アユラの鋭いツッコミが炸裂する。
あとなぜか世紀末ボイスが入っている。
DLはこちらから
http://www4.atpages.jp/tilitan/
アユラは -8てんしのものがたり-
アユラ編の二次創作リメイク作品その2。こちらはなんと原作者公認である。
作者は こな氏。使用ツールはRPGツクールVX。
本作はアユラ編のその後の物語を補完した正当派リメイク作品であると同時に、他人ツクールシリーズのキャラやネタが多数登場する「他人ツクールオールスターゲー」でもあるため、オリジナルとしても充分楽しめるが、たにツクのネタを知っているとさらに楽しめる仕組みになっている。
DLはこちらから
http://taninkona.web.fc2.com/ayura_is.html
どうが
アイテム
かんれん
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