アラブ種とは、馬の種類の1つである。
概要
アラビア半島の遊牧民により改良された品種であり、馬の改良品種としては現存する種の中で最初に確立されたものである。サラブレッドと比較して小型で頑丈な傾向にある。
日本では単にアラブといった場合サラブレッドとの混血であるアングロアラブを指すことが多いため、区別のため純血アラブと呼ばれることもある。競走馬としての生産こそされていないものの、日本でも純血アラブの繋養はされており、繁殖牝馬や種牡馬も登録されている。
海外においては純血アラブの競馬も行われており、国際アラブ競馬連盟が統括している。G1競走としてはドバイミーティングで開催されるメイダン競馬場のドバイカハイラクラシック、凱旋門賞ウィークエンドで開催されるパリロンシャン競馬場のアラビアンワールドカップなどが比較的有名。
血統管理については世界アラブ馬機構が確認しており、日本もジャパン・スタッドブック・インターナショナルが血統書機関として承認されている。
品種改良された地域によりバルブ(北アフリカ・バーバリー地方)やターク(トルコ)などとも呼ばれる。
アラブ種とサラブレッド三大始祖
サラブレッドの三大始祖はいずれもサラブレッドの成立前の馬であり、ダーレーアラビアンはジェネラルスタッドブックにおいて純血アラブとして扱われている。また、ゴドルフィンアラビアン(ゴドルフィンバルブ)とバイアリータークもアラブ種である可能性がある(バルブ種やターク種の可能性あり)。
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関連項目
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